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【東京国立近代美術館70周年記念展】史上初、展示作品の全てが重要文化財

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 東京国立近代美術館の開館70周年を記念する展示「重要文化財の秘密」が開催される。明治以降の絵画・彫刻・工芸のうち重要文化財指定作品のみで構成される史上初の展覧会となる。

高橋由一《鮭》 重要文化財 1877(明治10)年頃 東京藝術大学蔵 通期展示

 重要文化財とは、文化財保護法(1950年公布)に基づき、「日本に所在する建造物、美術工芸品、考古資料などの有形文化財のうち、製作優秀で我が国の文化史上貴重なもの等」について文部科学大臣が定めたもの。

初代宮川香山《褐釉蟹貼付台付鉢》 重要文化財 1881(明治14)年 東京国立博物館蔵 通期展示 Image:TNM Image Archives

 今でこそ「傑作」の呼び声高い作品も、発表された当初は、それまでにない新しい表現を打ち立てた「問題作」でもあった。そうした作品が、どのような評価の変遷を経て、重要文化財に指定されるに至ったのかという美術史の秘密に迫る。

黒田清輝《湖畔》 重要文化財 1897(明治30)年 東京国立博物館蔵 4/11~5/14展示

東京国立近代美術館70周年記念展
重要文化財の秘密 〜5/14
東京都千代田区
東京国立近代美術館 1階企画展ギャラリー 
*会期中展示替えあり 
月曜(3/27、5/1・8は開館)
☎050-5541-8600(ハローダイヤル)
https://jubun2023.jp/

出典:ひととき2023年4月号
※この記事の内容は雑誌発売時のもので、現在とは異なる場合があります。詳細はお出かけの際、現地にお確かめください。

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