【十二人の怒れる男(1954)】9点 数々のオマージュを生み出した何度見ても面白い一作。評議のみという小説で言えば風景描写の一切ないモノローグだけで構成される作品だが脚本も役者も素晴らしく、数字呼びでもキャラクターが有り有りと浮かび上がる。70年前の作品なのに古さを全く感じない。
若者は「批判が嫌い」なのではなく、「理不尽な罵詈雑言や恫喝で頭ごなしに意見を否定し、封殺や萎縮を謀る昭和の老害」を唾棄しているだけだ。恐怖や暴力は彼らから創造性を奪い、未来の可能性を閉ざす。 https://note.com/terrakei07/n/nc6d632881bbd