毎日飲んでいるくせに一向中身が減る様子がない。訊いてみると、こういう返事であった。 「飲んだあとに安ウイスキーを足しているんだ。ウイスキーって奴は、いいほうの香が移るものだからな。もう何回割ったか覚えてないが、この中には、少なくとも、まだ本物が十滴くらいはまじってる筈だよ」
北杜夫の『見知らぬ国へ』を検索していたら同じタイトルで長谷部湘雨という人が出てきた。しかしAmazonでは高価だし、どんな人物かもわからない。明治大正時代の人? ご存知の方、いらっしゃるでしょうか?
ロゴセラピー 医師と純文学とユーモアエッセイを操る躁鬱病の大家、北杜夫の芥川賞受賞作『夜と霧の隅で』の元作ヴィクトール•フランクルの『夜と霧』(それでも人生には意味がある)NHKこころの時代6回の①「意味への意思」生きる意味、精神的次元の問いかけ、呼びかけを受け止める意味を聴く。
『楡家の人びと』 芥川賞受賞『夜と霧の隅で』と同時刊行の『どくとるマンボウ』シリーズは学生時代貪るように読破。今作は医師と純文学とユーモアエッセイを操る躁鬱病の大家のルーツ本。裏表紙の推薦文が三島由紀夫氏による初版本を古書店で発見。文庫本の2冊仕様でなく1冊で読めるの嬉しい。