男のエッセイ、女のそれ
林真理子さんの連載エッセイ。
週刊文春での掲載モノが、この度、ギネスに認定された。
わたしも昔、2、3回、拝読。けど、直ぐに止めてしまった。
流しはするけど、読む気になれない。当時のわたしにとって、左程、魅力的ではなかったのだ。
同じ頃だったと思うが、「女の愚痴って感じ」
あっさり言った、友人がいた。わたしより少し年上だ。
成程ねぇ、今にして思う。
全てでは勿論ないけど、大方、女の文章。
特にコラムやエッセイといった短文分野は、愚痴。生活のあらゆる面における愚痴が多い。言葉を変えれば「共感」。だからであろうか?
その分野を得意とする書き手は、男性より女性。異性より同性。
同じ「目線」だの「立場」を売りに(出版社も、やたら推す)する。
けど、男性のそれに愚痴はない。
遠藤周作にも、北杜夫にも、殆どあるまい。だから男性にも女性にも受け入れられるのではあるまいか?
「人間である前に、国民であれ」
戦中のスローガンだが、今や「人間である前に、ジェンダーであれ(?)」「男とか女とか言うより、個人」「性=固定観念」。
やたら言われているけども、傾向としてあるわいな。
(書いているのは、男性?それとも女性か?)
新聞や雑誌を読みながら、思うのも悪くはない。
<了>
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