仏師

Merci beaucoup!

[小説]ながれながれて(後編)

ほりごこち
仏像が日本にやってきてから1500年の間、御像の数だけあったであろう幾多のエピソード。仏像を造ったり修復したりする造佛所で、語り継がれなかった無数の話。こぼれ落ちたそんな物語恋しい造佛所の女将がつづる、香りを軸にした現代造佛所私記。

前回の記事:ながれながれて(前編)

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香りに誘われて

 すっかり寝る支度を整え、少女は再び机の中央に文箱をすえた。

 さきほどとは違

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ありがとうございます!
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[小説]ながれながれて(前編)

ほりごこち
仏像が日本にやってきてから1500年の間、御像の数だけあったであろう幾多のエピソード。仏像を造ったり修復したりする造佛所で、語り継がれなかった無数の話。こぼれ落ちたそんな物語恋しい造佛所の女将がつづる、香りを軸にした現代造佛所私記。

前回の記事:木の香り、木の声、仏のうた (前編)

「ねぇ、この蔵がなくなったあとは何ができるの?」
飴色の土壁に揺れる影をぼんやりと眺めながら、少女は

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良いことがありますように♡
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第159回MMS(2018/01/14対談)「3D技術を駆使するメタル仏師が生み出した新感覚仏像『Polygonアシュラ』」(株)アイサク 今井 祐二さん

●ご挨拶と出演者紹介

 三木:皆さんこんにちは。本日は株式会社アイサクの業務運営室長の今井さんにご登場いただきまして、メタル仏師ということでこちらの阿修羅像を、2016年12月に受講したzenschool豊田市で企画構想されて、それから約1年かけて作られたということで、そのお話を伺っていきたいと思います。

よろしくお願いします。

今井:お願いします。

●株式会社アイサクの紹介

三木:それ

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感謝します 感謝します!
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木の香り、木の声、仏のうた (後編)

ほりごこち
仏像が日本にやってきてから1500年の間、御像の数だけあったであろう幾多のエピソード。仏像を造ったり修復したりする造佛所で、語り継がれなかった無数の話。こぼれ落ちたそんな物語恋しい造佛所の女将がつづる、香りを軸にした現代造佛所私記。

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第2章 華麗なる転生

彫刻作業は、叩き鑿(のみ)から彫刻刀へと進んでいく。

クスノキの香りは、仏師の工程に合わせるように柔らかくなっ

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とっても嬉しいです!
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木の香り、木の声、仏のうた (前編)

ほりごこち
仏像が日本にやってきてから1500年の間、御像の数だけあったであろう幾多のエピソード。仏像を造ったり修復したりする造佛所で、語り継がれなかった無数の話。こぼれ落ちたそんな物語恋しい造佛所の女将がつづる、香りを軸にした現代造佛所私記。

第1章 木が泣いている

「木が泣きゆう」
願主の男性がポツリと言った。

ジリジリと照りつける高知の太陽の下、輪切りにされた木の断面から堰を切ったよう

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感謝ですm(_ _)m
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タイムカプセル

建築家、デザイナーの友人が仕事場に訪ねて来てくれました。

近い未来、AIが世界を席巻し、人間に取って代わること。
宗教の世界分布が数年後にはガラリと変わること。
宗教離れ、”無宗教”と自己申告する人たち。その未来。
祖先崇拝という”概念”が世界を救うかもしれない。。という夢。

今や、3Dプリンターで建築も出来てしまう時代。
彫刻や偶像も。

素材や技術は多岐にわたり、選択肢が増える中、
私は千

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振り返るには。。。

釈迦如来坐像の仮組み。

振り返るにはまだ早いですが、、
多くの人にご協力頂きながらやっとここまで辿り着きました。
携わって下さっている皆さん、応援して下さっている皆さんに感謝申し上げます。

これからさらに微調整して、台座、光背、截金を施し、
2020年3月11日に岩手県大槌町にお届けに参ります。

思えば。。。
東日本大震災が起き、「被災地に祈りと鎮魂の仏像を届けたい」とツイッターで呼びかけ、

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