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  • Suzukitのよれう日記

    2001年宇宙の旅のHALはIBMの一文字前だと聞いたことがありますが、「よれう」とは「ゆるい」の一文字後、広島という地方都市、とっくに還暦も過ぎたジサマのゆるゆる、だらだらの日々と思いをつづります

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共生の基盤

カルロ・ロヴェッリの新著は、文系の私には難しいところも多くあるがうなづけるところも多い。 この項もそうです。一部抜き書きします。 共生の基盤は法律である 「エルネスト・ガリ・デッラ・ロッジアは『コリエーレ・デッラ・セーラ』紙で、難民や移民の社会への統合に関するいくつかの考えを表明した。 彼がそのコラムで挙げた論点のなかに、次のようなものがある。 第一に、わたしたちの社会は、社会的に許容される振る舞いによって定まる価値および規則の体系によって主導されるべきで、外から来た人

    • ほんとうに聞こえないのか きみには あの声が

      土曜日に女房と見に行きました。 何年か前にこの実話を動画で見て、本当に驚いたので、その映画化となると感涙必至ですが、勇気を振り絞り行ったのです。 ただしジジイが一人泣くというのは恥ずかしいので女房に同伴いただきました。 案の定、映画はこの実際のBBCの番組そっくりに再現されて、主人公がスタジオに座るところから涙が止まらず、嗚咽を我慢するのに大変でした。 実際の番組でもニコラス氏はそれほど感涙にむせぶというのではないのですが、映画のニコラス役のアンソニー・ホプキンス氏も割

      • すもももももももものうち

        先日女房とスーパーに行ったら果物の所に「すもも」がありました。まあ色からしてとてもおいしそうだったので、つい籠に入れてしまいました。 その日は初物なので仏壇にあげましたが、あまり置いておくと悪くなるので2日ほどしてから冷蔵庫に移動。 晩飯の後に頂きました。 「うまい!」 「すもももももももものうち」といいますが、私は桃が少し苦手。 最近の桃は甘すぎて、ねっとりしているのが苦手になっています。つまり冷蔵庫で冷やさないと食べにくい果物になったように思うのです。まあスーパーで買う

        • ハロルド、5つの後悔、花遍路の三題噺

          この映画が面白そうだと思うのは、私も歩くことに興味があるからでしょうか。またハロルドが65歳で定年退職して半年という設定なので、私と年が近いこともあるでしょう。是非見たい映画だと思いました。 ですが広島の上映はまだ先のようなので、原作本を図書館で借りて読んでみました。ビックリするような展開は歩き出しの所くらいで、後はそういう感じだろうな~というお約束的なものではあるのですが、それでも感動します。 歩く所についてこんな箇所が 「この道はクウィーニーを乗せて何度となく走った

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        記事

          受け取った恩は一生忘れない

          サンフレッチェの地元での試合は年パスもあるので毎回行っているのですが(ルヴァンは別)、確かに新しいスタジアムということもありますが、毎試合ファン・サポーターが多く来場するのには感慨ひとしおです。 地元紙にもこんな記事がありました。 これ見るとわかりますが、新型コロナで一番大変だったのは2020年でした。ビッグアーチで当初は無観客、その後入場者制限や、私みたいな年パスの指定も1席間を開けて座るような形になり、勿論声出し不可という試合が続きました。 それでも見に行けるようになり

          受け取った恩は一生忘れない

          出前機

          このコラムを読んで思い出したことがあります。 私の息子のお嫁さんの親族にお蕎麦屋さんがおられます。そのお蕎麦屋さんは、洒落た蕎麦屋ではなく、昔からの商店街の中にある普通のお蕎麦屋さん、丼ものなんかも美味しい奴です。 過日息子ら夫婦などと行きましたが、昔ながらの蕎麦屋さんで昭和のジジイにはとても落ち着く店でした。 行ったのが土曜の昼時という忙しい時間帯でしたが、お客さんはひっきりなし。それも近所で仕事の合間に昼めし食いに来たという人がほとんどでした。 店は大将と奥さんの二人

          晩餐会とサッシュ

          天皇皇后両陛下が訪英中ですが、晩餐会のことを大々的に取り上げているメディアも。セレブ好きのワイドショーはがっつりやるんでしょう。 で、いつも見ているガーディアン紙(電子版)を見ると どこにもない。確かにトップは英国の総選挙で関係者が賭けをしていた大スキャンダル。つづいてジュリアン・アサンジの裁判の件がライブで、さらにサッカーのユーロ2024ですわ。 まあ第一面あたりで日本に関係することと言えばイギリスの郵便局の大問題 「Ex-Fujitsu engineer admits

          晩餐会とサッシュ

          100年前のピーター・パン、3年前の五輪

          毎年広島市映像文化ライブラリーである「活弁」に行くのが楽しみです。今年は「ピーター・パン」。昨日から申し込み開始でしたので、早速に連絡し、参加葉書を送っていただくことに。 この映画は1924年の作品だそうなのでちょうど100年前のものです。 ディズニーのアニメのピーター・パンは1953年の作品なので、この作品の30年後になるのですが、どうもディズニーの商売っ気に影響されて、「ピーター・パンといえば」あのイメージが色濃く頭に染みついています。 私はディズニーは大したものだ

          100年前のピーター・パン、3年前の五輪

          Jumpin' Keith Flash

          新聞の広告欄にあったこのフォーラムの案内が目につきました。早速申し込もうと思ったのは、先日知り合った方の持病が「てんかん」と伺い、どう接しようかということが全く分からなかったのです。知識がなかったことに気が付き、自分自身にガッカリしたからです。 その方は中年になって、バスに乗っている時に突然気を失い、幸い他の乗客もいたので、床で頭とかを打たず、バスの運転手さんにもきちんと対応してもらって、気が付いたら病院だったそうです。 もちろんその間の救急車とかの記憶は一切なく、調べても

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          恐怖のヘイト工場

          またまた「カルロ・ロヴェッリ」氏の著作からです。今回はイタリアの新聞社がヒトラーの「わが闘争」を出版することに対してで、丁度我が国でもミセスなるバンドの騒動があるので、そのことも含めて考えることができる。 まずはカルロ氏の著作から。 マイン・カンフ、わが闘争 「『イル・ジョルナーレ』紙は、売店でヒトラーの『わが闘争』の新版を提供することにした。この決定に腹を立てたり愛想を尽かすのは、じつにもっともだ。それでもわたしは、この論争の種となった行為を編集長がいささか不器用に弁

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          村の鍛冶屋、町の看板屋

          この記事を読んで 島根の益田の県立石見美術館の入り口にあった道具を思い出しました。墨壺がずらっと並んでいて、使い方によって違うのだろうなと思いました。 こういう道具の展示で一番感心したのは、新神戸駅の近くにある竹中工務店の美術館「竹中大工道具館」でした。 ここが凄かったのは「鋸」がズラーっと並び圧倒されました。大工さんが使うものもあれば、山で大木を切る、製材する時に切る鋸が用途に応じて物凄く種類があったのです。大木を切るような鋸は当然ながら鋸自体も巨大で、どうやって使っ

          村の鍛冶屋、町の看板屋

          沈黙は金、言わぬが花

          先日車で三原に行くことがあり、道中女房が最近ハマっているシンガーソングライターの曲をずーっッとかけていました。 「いいでしょ、すごいでしょ」というのですが、私にはちょっとピンと来なくて、いつもなら「変えてくれ」という所なのですが、これも良い機会、どうピンとこないのかを考えてみようと運転しながらききました。 普段はあまり好みでない、あるいは嫌いな音楽だと、少し聞いただけで切り替えてしまいます。先日もアップしましたがラジオ番組でも同じミュージシャンの曲を1時間(昔で言えばLPの

          沈黙は金、言わぬが花

          やるまいぞ、やるまいぞ

          先日高校の同窓会があったのですが、今回の同窓会で幹事役や司会をしたりしたので、知己に親しく話をする機会が取れず、まことに無念でしたが、まあ仕方ない。みんなが楽しい時間を過ごしてくれたことの満足です。 そんな同級生は卒業後半世紀経つと色々ですが、浴衣姿で酒を飲めば肩書なんかどこにもありませんから、懐かしい友人同士の時間でした。 散々飲み散らかした後の翌朝。朝風呂に入ってベランダでまったりしていたら、同級生が一人起きてきてダラダラと近況について話をしました。 彼は、高校卒業後

          やるまいぞ、やるまいぞ

          この世ならざる存在

          何とか行きたいなと思っていたのですが、果たせなかったのが、みんぱく創設50周年記念特別展「日本の仮面――芸能と祭りの世界」でした。 私は仮面が好きなんですが、仮面ライダーあたりの影響かもしれませんね。ただ、能面のような非常にリアルで美しいものより、「なんじゃこれ!」というようなある意味土俗的で、奇怪な仮面が無性に好きなんです。 だから何度もアップしていますが国東半島の「ケベス様」が私にとっては最高の仮面なんです。 展示会に行けなかったのでせめて図録だけでもと購入しました。

          この世ならざる存在

          朴葵姫@ポポロ

          土曜日に朴葵姫さんのコンサートに行ってきました。彼女のコンサートは過去広島で2回、東広島で1回見ており、今回で4回目になりますが、とても良いコンサートでした。 翌日地元紙にも紹介されていました。 今回の演奏は 1 スカルラッティ ソナタ 2 バッハ 無伴奏バイオリン・ソナタ第三番(1005) 3 バッハ 前奏曲、フーガとアレグロ(998) 4 バリオス 最後のトレモロ 5 バリオス 大聖堂 6 バッハ シャコンヌ(1004) アンコール タレガ アルハンブラの思い出 でし

          朴葵姫@ポポロ

          ある日 町の中 熊さんが

          口先三寸と言えば政治家というのがすぐに思い浮かびますが、 少子化対策なんていうのも総花的に並べるだけ「骨太の方針」も同様。なぜならその前提になる反省がどこにもないからです。 政府だけでなく自治体も同じ 先日もこの近くを車で走りましたが、二号線のバイパス沿いには大きな黒い土嚢袋が山積みでした。あれはバイパスに土砂が流出しないように置いているのか、というのはこの記事を見て初めてわかりました。 先日の市内にツキノワグマが出現した事件も結局はこの界隈を崩したから、クマが今まで散歩

          ある日 町の中 熊さんが