丸山真男

国際法の在り方

法治国家に生まれ育った私にとって、法とは絶対的信頼の置けるものであり、一つの価値判断の手段、人格形成の一要素にもなりうるものとなっている。

しかし、法の在り方というのは実は非常に曖昧で、解釈の域なのだと拍子抜けすることが度々ある。

日本経済新聞に「国際法・ルールと日本」という特集が組まれており、考えさせられた。

それを参照して感じたことを高校生や大学生でもわかりやすいように書き留めておきたい

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Sexy thank you!!
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反動期の高校演劇 4

反動期の高校演劇〜「らしさ」をつくるために〜

⒋「らしく」の道徳と「会議の精神」

    政治学者の丸山真男は、「らしさ」を重視するのは近代以前の社会、民主主義や討議の精神、科学研究や人権観念等の未発達な社会の特徴だとしている(『日本の思想』)

    こういう社会(徳川時代のような社会)では、権力関係にもモラルにも、一般的なものの考え方のうえでも、何をするかということよりも、何であるかとい

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vol.49「〈必読書〉のなくなった世界」(『日本の思想』丸山真男/岩波新書/1961年刊)

vol.49「〈必読書〉のなくなった世界」

みなさんこんにちは。

ひさしぶりに岩波の本ですが、
やはり読みにくいです。

文字小さい、
紙質悪い、
製本あまい。

つまりはコスパ重視。

なりふり構わぬ学びを推奨してるところが、
ジリ貧学生の味方って感じでロックです。

丸山真男、『日本の思想』。

では、どうぞ…。

ひとむかし前は、〈学生の必読書〉として知られていた本です。

戦前戦後期に

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楽しんでいただけたら幸いです!
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丸山真男[忠誠と反逆]

武士道とは一体なんだったのだろうか?明治維新と前後して、何が起き、日本人は何を失い、何を得たのか。封建体制から立憲君主制に変化する中で、歴史の主要人物の記録を掘り起こし、緻密に分析された論文である。その根拠には西洋哲学が辿った思想史の知識と深い洞察がある。

 本物の忠誠とは、主の言うがままにすることではなく、諫争する事だという。諫争とは、目上の人と争ってでも諌めることである。武士はそもそも命を掛

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異邦人的に、渡り鳥のように

コミュニティについて考えてみたい。
 
 コミュニティをつくることばかりに目が向けられるなかで、コミュニティをつなげていく作業は忘れがちである。僕はコミュニティをつくることよりも、つなげていくことの方が10倍も大事だと思っている。

 コミュニティは意識的にも、そして自然発生的にもつくられうるものである。僕らの周りのコミュニティを見渡してみると、同質の人々があつまり、内輪化しやすい「タコツボ」であ

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想いが共有できたのなら嬉しいです
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丸山真男[日本の思想]

https://www.amazon.co.jp/日本の思想-岩波新書-丸山-真男/dp/400412039X

内容(「BOOK」データベースより)
現代日本の思想が当面する問題は何か。その日本的特質はどこにあり、何に由来するものなのか。日本人の内面生活における思想の入りこみかた、それらの相互関係を構造的な視角から追究していくことによって、新しい時代の思想を創造するために、いかなる方法意識が必要

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