小池陽慈☆『マンガ森の彷徨いかた』

執筆業、予備校講師。修士(学術)。著作は、『14歳からの文章術』『"深読み"の技法』(笠間書院)、『評論文読書案内』(晶文社)、『ぼっち現代文』(河出書房新社)、『現代評論キーワード講義』(三省堂)、編著『つながる読書』(筑摩書房)、他。現在、放送大学大学院博士後期課程。

小池陽慈☆『マンガ森の彷徨いかた』

執筆業、予備校講師。修士(学術)。著作は、『14歳からの文章術』『"深読み"の技法』(笠間書院)、『評論文読書案内』(晶文社)、『ぼっち現代文』(河出書房新社)、『現代評論キーワード講義』(三省堂)、編著『つながる読書』(筑摩書房)、他。現在、放送大学大学院博士後期課程。

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著作の紹介(刊行順)

神保町の書店「PASSAGE SOLIDA」【小池陽慈の本棚】 *オンラインでの購入も可能です!【共著】紅野謙介編『どうする? どうなる?これからの「国語」教育』(幻戯書房)【単著】『無敵の現代文 記述攻略メソッド』(かんき出版)【単著】『大学入学共通テスト 国語[現代文]予想問題集』(KADOKAWA)*2021年度用【改訂版】がありますので、お買い求めの際には、そちらをお願いいたします。 【単著】『一生ものの「発信力」をつける 14歳からの文章術』(笠間書院)【寄稿】「

    • 先日、とある学会より、投稿していた論文の査読結果を頂戴しました。採用とのことです。嬉しい。本当に嬉しいです。歓喜に浸っております。ちょっと本気で泣いてしまいそうです。……が、博士論文の作成に向け、ここはまだまだ第一歩。気を引き締め直し、"次"の一本を書き上げようと思います。

      • 大丈夫。僕たちには、まだ言葉がある

        拙編著『つながる読書 ──10代に推したいこの一冊』(ちくまプリマー新書)に寄稿していただいた、詩人・草野理恵子さんのエッセイをわけあって読み返す。 「どこにでも落ちているいいものはなーんだ?」 ぽろぽろ落涙する。 草野さんの綴る言葉は、詩でもエッセイでも、言葉というものへの信頼を、きっと回復させてくれる。「大丈夫。僕たちには、まだ言葉がある」と思わせてくれる。 『つながる読書』、本当に良い本に仕上がったと、あらためて思う。 全国の中学生高校生に読んでほしい。小学生

        • 小論文指導にまつわるキャリアについて

          先日、Gakkenより拙著『小池のたった7時間で小論文』が刊行されましたが、一点、皆さまにお詫びしなければならないことがあります。それは、いま表に出している私の予備校講師としての肩書きが「現代文講師」であるため、「小論文の指導など可能なのか?」と不安に思われた方がいらしたかもしれないということです。 私としましては、小論文が「国語科教育」のカリキュラムに含まれるものである以上、現在の肩書きのみを載せても問題はないと思った次第です。しかし、確かに受験産業においては現代文と小論

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          マジで機械音痴なアラフィフおっさんが動画の編集に挑戦してみたので、見て! お願い、見て! 頑張ったノダ!

          ちゃんねるヨージに、「読書トーク 〜詩や文学をいかに楽しむか〜」をアップしました! 私にとって"バイブル"とも言える、以下の本を紹介しています。皆、素晴らしい一冊なのですが、すべて品切れ……復刊、激しく希望ですッ!! □森山卓郎『表現を味わうための日本語文法』岩波書店 □川本茂雄『ことばとイメージ』岩波新書 □M・リファテール『詩の記号論』斎藤兆史訳、勁草書房 生まれて初めて、動画を編集し、字幕を入れたりあれこれチャレンジしてます。とて〜も頑張ったので、ぜひぜひご視聴く

          マジで機械音痴なアラフィフおっさんが動画の編集に挑戦してみたので、見て! お願い、見て! 頑張ったノダ!

          これからはブルースカイでの投稿を増やしていこうと思っています。ぜひ、覗いてみてください。 https://bsky.app/profile/koikeyoji.bsky.social

          これからはブルースカイでの投稿を増やしていこうと思っています。ぜひ、覗いてみてください。 https://bsky.app/profile/koikeyoji.bsky.social

          三十数年前、高校生だった僕は太宰治と出会った……くっそ不純な動機で

          YouTube[ちゃんねるヨージ]に、[読書トーク 〜太宰治との出会い〜]をアップしました。 自分の本やあちらこちらでも話していることなので、もしかしたら、すでにお読みに、あるいはお聞きになった方もいらっしゃるかもしれません。 でも、何度でも何度でも、求められなくたって、ぼくは話します。 なぜって、ぼくにとって、けっこう、いや、本当に、大切な思い出だったりするんです。 とはいえ、こちらも肩の力を抜いておしゃべりしておりますので、どうぞお気軽にご視聴くださいませ。 願

          三十数年前、高校生だった僕は太宰治と出会った……くっそ不純な動機で

          スワの言葉〜太宰治「魚服記」より〜

          YouTube[ちゃんねるヨージ]に、新しく動画をアップしました。今回は、 こんな言葉、あんな言葉【010】〜太宰治「魚服記」より〜 です。 紡がれる言葉の具体性、あるいは生々しさ。それこそ、文学というもの、あるいは文学の言葉の凄さだと思います。そして今回取り上げた、「おめえ、なにしに生きでるば」は……まさに、そうした言葉そのもの。 陰惨な、劣悪な、語ることすら憚られるような題材を描いた小説ではありますが、同時に、文学の言葉の持つ、恐ろしいまでの力をひしひしと感じさせ

          スワの言葉〜太宰治「魚服記」より〜

          『小山さんノート』という、奇跡

          YouTube[ちゃんねるヨージ]に、ショート動画[本の紹介]をアップしました。今回は、 小山さんノートワークショップ編『小山さんノート』(エトセトラブックス) を紹介しています。 書くとは、生きるとは、そして存在するとは、いったいどういうことなのか。本書を読み進めながら、私は、それを理屈ではなく具体相のままに感じることができたと思います。 そして何より、圧倒的な、あまりに圧倒的な、言葉の質感と存在感。 この感想を読み、「何を言ってるの…?」と思われた方も、本書を数

          『小山さんノート』という、奇跡

          抗い

          「読んだけどわからなかったこと」は、「読んでわかったこと」などよりも、その先、きっと、はるかに大きな意味を持つ。わたしが、あなたが、生きていくうえで。

          三浦哲郎『ユタと不思議な仲間たち』、好きなんですよね…

          YouTube[ちゃんねるヨージ]に、ショート動画[本の紹介]をアップしました。今回紹介するのは、 三浦哲郎『ユタと不思議な仲間たち』(新潮文庫) です。都会から来た少年が、自然豊かな風土の地で座敷わらしたちと触れ合い、たくましく成長する物語。 三浦の他の作品を少しでも読んだことのある人なら、「え、あの三浦哲郎が、こんな物語を…?」と驚くかもしれません。 児童文学ということにはなるのでしょうが、私は、50歳を迎えようとしている今でも、この物語が大好きです。 そして、

          三浦哲郎『ユタと不思議な仲間たち』、好きなんですよね…

          小熊秀雄の詩「ねんねの唄」を解釈してみたよ!

          ちゃんねるヨージに新しく動画をアップしました。小熊秀雄という詩人がいるのですが、その「ねんねの唄」という詩に出合い、思わず息を飲んでしまう迫力に、解釈せずにはいられませんでした。 皆さんなら、この詩にどのようなことを感じ、どう読まれるでしょうか。ご視聴いただければ幸いです。 ちゃんねるヨージでは、これからも、気軽に見て楽しむことができ、かつ、ちょっとした学びにもなる、本や読書や「国語」や現代文などについての動画をたくさんアップしていく予定です。チャンネル登録、ぜひよろしく

          小熊秀雄の詩「ねんねの唄」を解釈してみたよ!

          教学社の運営する「赤本チャンネル」に、ショート動画でデビューしました。ご覧くださいませm(_ _)m https://youtube.com/shorts/Nh1AJMPAIYY?si=8KezXjWXX3nds4Q6

          教学社の運営する「赤本チャンネル」に、ショート動画でデビューしました。ご覧くださいませm(_ _)m https://youtube.com/shorts/Nh1AJMPAIYY?si=8KezXjWXX3nds4Q6

          ショート動画[本の紹介]をアップしました!(2024 11/8)

          ちゃんねるヨージに新しくショート動画[本の紹介]をアップしました。今回紹介するのは、 芥川龍之介「河童」 です。数多くの傑作を残した芥川ですが、「一つを選べ」と言われれば……私は、「河童」かな……もしくは「歯車」。 〜宣伝〜 小池陽慈『ぼっち現代文 わかり合えない私たちのための〈読解力〉入門』(河出書房新社) 小説、物語、詩、童話、エッセイ、評論……いろいろな文章を読みながら、いわゆる「国語」的な読解力のみならず、解釈し、人生や人間について深く考える読み方を紹介してい

          ショート動画[本の紹介]をアップしました!(2024 11/8)

          新しくショート動画をアップしました! (2024 11/7)

          [ちゃんねるヨージ]に新しくショート動画をあげました。今回は、 [本の紹介]梶井基次郎「Kの昇天」 です。 私、梶井の小説ではこれがいちばん好きかもしれません。遠い昔、学部生の頃にゼミでこの作品の解釈を発表して先生に褒めてもらったことを思い出しながら、今でもやはり嬉しくて、ついついニンマリしてしまいます。 ちゃんねるヨージ 〜宣伝〜 小池陽慈『スマホ片手に文学入門』(笠間書院) 超短編をじっくり精読しながら、解釈の具体的な実践例を紹介する一冊です。楽しいですよ!

          新しくショート動画をアップしました! (2024 11/7)

          書くことの、楽しみを。

          書くことは、そりゃ、しんどいです。でも、とてもとても、楽しくもあるんです。「文章なんて書けないよぉ!」と苦しむ子たちと、その楽しさを分かち合うための一冊です。高校生・受験生はもちろん、先生方にも、ぜひ読んでいただきたいです。小池陽慈『小池のたった7時間で小論文』(Gakken)。よろしくお願いいたします。