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読書や国語、教育について考えたこと

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記事一覧

2023年に出版した自著

2023年に出版した自著は、以下の3冊になります。 『現代評論キーワード講義』(三省堂) 受験…

小池陽慈
3か月前
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さ…る…と…か…に…

初めて一人で読めるようになった絵本は、『さるとかに』だった。もちろん音読だったが、よほど…

小池陽慈
3か月前
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「あはれ」について

中学生のとき、抜き打ちの「古文単語テスト」が実施されたことを覚えている。 無論、まったく…

小池陽慈
3か月前
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『いたずら きかんしゃ ちゅう ちゅう』の思い出

本にまつわる、原体験とも言える思い出は多々ある(原体験なのに"多々"というのはおかしいかも…

小池陽慈
4か月前
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菅野真文「「困難」なのは誰なのか」を読んで

 思うところあり、菅野真文の論考「「困難」なのは誰なのか」『教育』12月号No.935(旬報社、2…

小池陽慈
4か月前
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SNSでの本の紹介4

小池陽慈
8か月前
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創元社「あいだで考える」シリーズがキテる!

 超一流の書き手たちが、中高生にも読めるようなわかりやすい文章で、哲学や思想などを語る。しかも、大人が読んでも非常におもしろい──そんな夢のようなシリーズの刊行が始まった。  創元社の新たなレーベル、「あいだで考える」だ。  私は既刊のもの(2023 7/6現在)を今のところ2冊読んだが、2冊とも、まさに、看板に偽り無し。「10代以上すべての人のための人文書のシリーズ」と言えるだろう。  まず、頭木弘樹『自分疲れ』。  心と体のままならないありようを直視しながら、そん

中央公論.jpの「私の好きな中公文庫」に、拙稿を掲載していただきました!

 このたび、中央公論.jpの「私の好きな中公文庫」に、拙稿「あゝ耳面刀自」を掲載していただ…

小池陽慈
10か月前
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私、この企画展には必ず行きます。皆さんも、ぜひ。

 東京は東村山市の国立ハンセン病資料館で、「ハンセン病文学の新生面 『いのちの芽』の詩人…

小池陽慈
1年前
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mastodonでの本の紹介1

mastodonでも[本の紹介]をしています! ↓私のアカウントです↓ 〜以下、これまでに投稿し…

小池陽慈
1年前
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SNSでの本の紹介3

小池陽慈
1年前
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俺流!超☆英語勉強法(非推奨)

マジかよ、were かよ高校のとき、授業に出た記憶がほとんどない。別に私だけがというわけでは…

小池陽慈
1年前
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備忘録【2022 11/6(日)】妄想読書

本を紐解き、活字を追いかけ、ふむふむ…などと読み進めていくうち、不意に出会った一文や表現…

小池陽慈
1年前
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ミツイパブリッシングという出版社が好きだ! 〜新刊『デンマーク式 生涯学習社会の仕組み』の紹介〜

遊びは悟りの境地でもうだいぶ昔の話になるが、幼稚園のいわゆる体験入園に、子どもと一緒に参加したことがある。体験入園とはいってもほとんどが自由時間で園庭や教室を好きに使わせてもらえたので、砂場遊びが大好きだった我が子は、お山を盛ったり型抜きでカニさんやイカさんを作ったりに没頭していた。パパもやれと言うので、僕もそこらへんに転がっていたコップに砂を詰め、「ほい!」とひっくり返して砂の塔?などを建ててみる。すると我が子はニヤリと悪く笑い、塔を壊す。もちろん、私はまた「ほい!」と建て