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『英語化は愚民化』(施光恒、2015)で明治・大正期の先人の翻訳努力・造語努力にインスパイアされ、2024年春、再読。施さんが危機感をもつようになったきっかけは水村美苗さんの『日本語が亡びるとき』(2008)だったとのことで未読だった本を拝読。水村さんが本で紹介されていた丸山真男さんと加藤周一さんの対話集『翻訳と日本の近代』(1998)へとやってきました。

以下、『翻訳と日本の近代』(岩波新書、1998)袖の部分にある紹介文より。
日本の近代化にあたって、社会と文化に大きな影響を与えた〈翻訳〉。何を、どのように訳したのか。また、それを可能とした条件は何であり、その功罪とは何か。加藤周一氏の問いに答えて、丸山真男氏が存分に語る。日本近代思想体系『翻訳の思想』(1991年刊)編集過程でなされた貴重な問答の記録。自由闊達なやりとりはまことに興味深い。



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