「肉体の悪魔」レーモン・ラディゲ 20歳にして夭折した小説家、詩人が1923年に発表した処女作にして傑作。 ジャン・コクトーが見出し、三島由紀夫が嫉妬したその才能は、不貞をどこか客観的で透明で明晰な描写を駆使して芸術へと昇華させる。