4TEEN(海埜ゆうこ)
石田衣良の同名小説を、海埜ゆうこが漫画化。仲良しのブロガーさんに教えてもらって、早速、買ってみた。
拒食と過食を繰り返す中学生・ルミナが、なかなか魅力的に描かれてる。
たとえば「月の草」という章。彼女が自分(正確には、自分を含めた子供たち)を(大人という)太陽なしでは輝けない「月」にたとえる場面があり、このくだりは、すごくいいと思う。
痩せ姫の魅力って、月の光に似てるから。あくまで受け身の輝きなのだけど、太陽みたいな押しつけがましさがなく、神秘的で、変幻自在で、心に沁みてくる