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「自殺ブンガク選 名文で死を学ぶ」

6月に上梓した本。クルーズ版では、購読者限定で紹介したけど、こっちでは、初めてちゃんと触れるかもしれない。芥川や太宰といった作家の、自殺を扱った文学作品を集め、僕が案内的なエッセイを数本、添えてます。(比率的には、僕の文章は全体の9分の1くらいです)
そんなに多く刷ってるわけじゃないので、クルーズ版に書いた情報から探して買ってくださった、何人かのブロガーさん、改めてありがとうございます。あと、まったく知らない方が、ブログで感想を書いてくださってる記事も、二つほど見つけて、嬉しかったです。
クルーズやアメブロ、そしてgooの小説も含めて、ここ数年、僕がやりたいことは、こういうことなんだということがわかってきた。これからも、死と生、美などについて、いろいろ考えていきます。

(初出「痩せ姫の光と影」2010年9月)


gooの小説というのは「何処やせ」のことなので、あれともずいぶん長くつきあってるんだな、と。そして「自殺ブンガク選」の前に同じ趣向で作った「泣ける太宰笑える太宰」も、痩せ姫本にはけっこう活かされた気がする。「ローマは一日にして成らず」だが「すべての道はローマに通ず」でもあるわけだ。

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