ツチヤタカユキ自費出版作品感想/言葉の誕生日

前置き  数日前の3月20日がツチヤタカユキ氏の誕生日なので、彼が自費出版で出した作品全ての感想を述べる。  またInstagramに載せた私の感想を最初に置いておく。尚、今回は趣向を変えてネタバレ要素は控えめにする。それは、いつもの場合だと自意識過剰な部分が目に見えているから自分なりの新参…

2021 03 13

LINE『深夜のアジール』 ツチヤタカユキ×立川吉笑 捨てられない『モノ』 創らずにはいられない『イマ』 切なくて、美しい『ヨル』 2021 3.27(土) 24時 次なる夜が始まる。 月が姿を隠す刻 訪れるのは 暗闇ではなく 月明かりに 隠れていた 小さな小さな光達 この現代で ボクの道標 儚く生き急ぐ…

深夜ラジオは人生賛歌だ

深夜ラジオが好きだ。 芸人たちの掛け合いに涙が出るほど笑ってしまう。 特にオードリーのオールナイトニッポンは、もうここ数年はほぼ毎週、聞いている。 あとは、テレビ東京の佐久間宣行さんのオールナイトニッポン0、ハライチのターン、宮下草薙の15分、空気階段の踊り場を毎週聞いている。リアタイ…

神の子の受難、迫害『笑いのカイブツ』❷

『笑いのカイブツ』はお笑いに狂いに狂ったツチヤタカユキの私小説だ。話の展開やツチヤの経歴については省くとして、笑いという非日常の世界を生きるツチヤは身の回りの人や、自分の好きなお笑いの現場でも、その無垢な感性のあまり傷つけられ、純粋にお笑いを愛することだけで足りないと、日常生活を…

神の子の受難、迫害 『笑いのカイブツ』❶

遡ること数ヶ月前、私が芸人になることを決め会社を辞める前のこと、芸人になりたいと思っていると会社の先輩に告げると、友達にハガキ職人上がりの構成作家がいることを教えてくれた。 その名前は自分がよく聴いていたアルピーANNでも聞いたことがあり、有象無象のコーナーメールの中で燦然と名を轟…

「オカンといっしょ」感想/”普通”と家族

○前置き    始めに、今回も以前私のインスタに載せた感想から始まる。こちらもポエミーな感想だったので改めて書き表す事にした。尚、今回もネタバレ該当章には●をつけている。     この本は、ツチヤタカユキ氏(以下、ツチヤ氏)が元々文春オンラインなるサイトで連載された同作(残念ながら元サ…

「コンテニュー」感想/新しい旅が始まる

○前書き  今回感想を述べるのはこちらのライブのアーカイブ。 以前、上記の記事後書きで述べたライブのアーカイブである。遠方や用事、何よりこのご時世でどうしても行けなかった方々の為にありがたい仕様であった、無論その中に私も含まれている。勿論、私は嬉しかった。  今回もネタバレ込で書き…

コンティニューが起こした静電気が開くドアノブと手のひらの間に生じた火花に感電したと…

落語が化石から蘇り恐竜として食らいつく。 よみがえらせた科学者の名前は笑いのカイブツ、伝説のはがき職人、作家、ツチヤタカユキ ツチヤタカユキと、出会い笑いの恐竜として鋭い牙を見せつけたのは、立川吉笑 会の題名はコンティニュー。 これだけ再起しにくい世の中で見せつけたのは起死回生の一…

ツチヤタカユキ×立川吉笑「コンテニュー」(20年11月6日)

■演目 01、ふっかつの呪文(吉笑) 02、蔵番頭(吉笑) 03、無限大喜利 04、歩馬灯(吉笑) 05、ケチャップ・ロンリープラネット 06、粉状少女と、逃げる自販機 07、前前前世(吉笑) 08、ソー シャ ル ディ ス タン ス 09、親子酒(吉笑) 10、コンテニュー 11、乙の中の甲(吉笑) 12、続・ふ…

読書日記117 【笑いのカイブツ】

 ツチヤタカユキさんの私小説といっていいんだろうけど、「笑い」というものに取りつかれた著者の壮絶な生きざまが書かれている。「ケータイ大喜利」という番組の投稿に命をかけるという、冗談みたいな思春期を真剣をおくる。「大喜利」を書きまくるという文章が最初に続き、その量は最終的には日に2…