勤務社労士の人事部応援NOTE

社会保険労務士法人日本中央社会保険労務士事務所に勤務する菅一弘です。明治大学文学部卒業…

勤務社労士の人事部応援NOTE

社会保険労務士法人日本中央社会保険労務士事務所に勤務する菅一弘です。明治大学文学部卒業、明治大学大学院修了。自動車販売会社、通信教育会社、資格取得予備校などの業種を経験した後、現在、社会保険労務士事務所で勤務中。勤務先のHPはこちらから→https://sr-jca.com/

記事一覧

2024年1月が終わる・・・

昨年から始めたNOTEが年末年始の忙しさで、まったくUPできない状態になっています。 新しい年が始まり、人事労務系のネタを研究し提供する気持ちだけが先行する毎日ですが…

2023年12月日本の在宅ワークの現状はどうなってるのでしょうか?

令和5年5月コロナ感染症が5類となって以来、コロナ禍以前の勤務スタイルに戻っていると言われています。では、コロナ禍で採用され始めた在宅ワークは、現在どのようになっ…

令和5年度特定社労士試験を受験しました!

令和5年11月25日(土)に令和5年度特定社労士試験を受験してきました。 特定社労士試験受験生の皆様お疲れさまでした。 特定社労士試験は、社会保険労務士として社会保険労…

採用現場で注目のトレンドキーワード「EVP」が3分でわかる!

ビジネスカタカナ用語から始まるのは気がひけるのですが、 EVP(Employee Value Proposition:エンプロイー・バリュー・プロポジション)という用語を聞いたことがあります…

マネージャー必読!『心理的安全性 最強の教科書』を3分で学ぶ!!

以前からNOTEに心理的安全性の記事を書いていますが、一度しっかり心理的安全性の本を読んでみようと思い、選んだのがこちらです。 筆者は、ピョートル・フェリクス・グジ…

希望の仕事をしていますか?~キャリア形成と人員配置について~

今回は、キャリア形成と人員配置について考えていきます。 そもそもキャリアとは何でしょうか? 特定非営利活動法人 日本キャリア開発協会のホームページでキャリアの意…

自分にあった仕事をどうみつけるか?~令和の企業選びの基準とは?~

新卒採用に向けた就職活動に臨む学生は、どのような基準で応募する企業を選んでいるのでしょうか? 以下、企業選択の基準をまとめてみました。 もちろん上記理由以外にも…

従業員のエンゲージメントが会社を救う!?

みなさんは「エンゲージメント」という用語を聞いたことがありますか?一見聞きなれないこの言葉。一体どういう意味なのでしょうか。 エンゲージメントの定義は、リクルー…

ONE TEAMと心理的安全性~チームづくりに必要なものは何でしょうか?~

2023年9月29日は、ラグビーワールドカップ日本代表にとって運命の「日本VSサモア」戦が始まります。 9月27日現在、チリ戦、イングランド戦を終え、1勝1敗勝ち点…

「ペット飼育休暇・ペット忌引休暇・猫手当の支給」?!御社の福利厚生は充実してますか?

『社労士TOKYO』という東京都社会保険労務士会の会報誌に3回に渡り「転換期を迎える福利厚生施策と戦略的福利厚生」という記事が掲載されており、「福利厚生が企業の採用…

「心理的安全性」をチームに取り入れるとどうなるでしょうか?

前回から心理的安全性をテーマにしています。 職場に心理的安全性を感じると「働きやすそう」「ストレスがなく働けそう」など仕事のパフォーマンスが高まりそうなイメージ…

職場で心理的安全性を感じて働いていますか?

『週刊東洋経済 2023年9/2号』は、「心理的安全性」の特集でした。 過去にもGoogle社で行われたプロジェクトで注目された「心理的安全性」。もともと「心理的安全性」とは…

外国人を雇用するときのチェックポイントは何でしょうか?

最近よくクライアント様から、「外国人を雇用する予定だけど、何か注意点はあるの?」という質問を受けるようになりました。 外国人を雇用しようとする場合、日本人を雇用…

退職願と退職届の違いはなんでしょう?

どちらも労働者が退職の意思表示を会社に伝えるものですが、何か違いはあるのでしょうか。 実務的な違いは、労働者からの退職の撤回で差が生じます。 退職願を出した場合…

労働保険年度更新・算定基礎届の業務に追われる6月

こんにちは。 今月は、社会保険労務士事務所的には繁忙期となります。 通常の業務に加えて、クライアント様よりご依頼された「労働保険年度更新」及び「算定基礎届」の手続…

在宅ワークは幸福度をあげる働き方だった?! ~後編~

前編では、主に「過労死等防止」という観点による厚生労働省調査から「週2~3日の在宅ワークが幸福度を上げる」という見解をご紹介しました。 「在宅ワークを週2~3日…

2024年1月が終わる・・・

2024年1月が終わる・・・

昨年から始めたNOTEが年末年始の忙しさで、まったくUPできない状態になっています。
新しい年が始まり、人事労務系のネタを研究し提供する気持ちだけが先行する毎日ですが、もう1月30日。で、久しぶりにNOTE書いてみました。
2月からはまた毎週投稿できるように仕組みを作ります。

というわけで、本格的な復活はもうしばらくかかるかも・・・
#人事の仕事

2023年12月日本の在宅ワークの現状はどうなってるのでしょうか?

2023年12月日本の在宅ワークの現状はどうなってるのでしょうか?

令和5年5月コロナ感染症が5類となって以来、コロナ禍以前の勤務スタイルに戻っていると言われています。では、コロナ禍で採用され始めた在宅ワークは、現在どのようになっているのでしょうか。

今回は株式会社MS-Japanが発表した「在宅勤務の実態調査2023」を資料として分析していきます。
「現在あなたが「オフィスへ出社している日数」は?」という質問への回答は以下のとおりです。

1位が在宅ワークなし

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令和5年度特定社労士試験を受験しました!

令和5年度特定社労士試験を受験しました!

令和5年11月25日(土)に令和5年度特定社労士試験を受験してきました。
特定社労士試験受験生の皆様お疲れさまでした。
特定社労士試験は、社会保険労務士として社会保険労務士連合会へ登録していることが前提の試験となります。

試験までのスケジュールは以下の流れでした。
・9月29日までに中央講義(E-ラーニングで受講)を全て受講すること
・10月にグループ研修(集合して課題をグループで解く)に参加し

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採用現場で注目のトレンドキーワード「EVP」が3分でわかる!

採用現場で注目のトレンドキーワード「EVP」が3分でわかる!

ビジネスカタカナ用語から始まるのは気がひけるのですが、
EVP(Employee Value Proposition:エンプロイー・バリュー・プロポジション)という用語を聞いたことがありますか?
ざっくりイメージでいえば、EVPは会社から従業員へのベクトルの話です。
以前NOTEに書いたエンゲージメントは従業員から会社へのベクトルの話でした。

カオナビ人事用語集によると、EVPとは次のような概念

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マネージャー必読!『心理的安全性 最強の教科書』を3分で学ぶ!!

マネージャー必読!『心理的安全性 最強の教科書』を3分で学ぶ!!

以前からNOTEに心理的安全性の記事を書いていますが、一度しっかり心理的安全性の本を読んでみようと思い、選んだのがこちらです。

筆者は、ピョートル・フェリクス・グジバチさん。著者紹介によれば、Googleで人材開発・組織開発に従事した後、プロノイア・グループ代表取締役となる。もっと知りたい方はこちらを参照してください。

本書の対象は、主にマネージャーとなっています。
マネージャーがチームの心理

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希望の仕事をしていますか?~キャリア形成と人員配置について~

希望の仕事をしていますか?~キャリア形成と人員配置について~

今回は、キャリア形成と人員配置について考えていきます。

そもそもキャリアとは何でしょうか?
特定非営利活動法人 日本キャリア開発協会のホームページでキャリアの意味が解説されていました。

キャリアとは仕事中心の概念と思っていましたが、「人生の役割」まで含めるとなかなか奥深いものです。
では、キャリアを積み上げる「キャリア形成」とは何でしょうか。
また、「人生の役割」まで視野にいれればライフプラン

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自分にあった仕事をどうみつけるか?~令和の企業選びの基準とは?~

自分にあった仕事をどうみつけるか?~令和の企業選びの基準とは?~

新卒採用に向けた就職活動に臨む学生は、どのような基準で応募する企業を選んでいるのでしょうか?

以下、企業選択の基準をまとめてみました。

もちろん上記理由以外にもあると思いますが、大きく分けるとこんな感じになるのでしょう。

以前から記事にしている「心理的安全性」「福利厚生」の話と関わるのは、⑥になります。
面接で「御社は働きやすいですか?」と直接質問しても、あまり意味がないかもしれません。「働

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従業員のエンゲージメントが会社を救う!?

従業員のエンゲージメントが会社を救う!?

みなさんは「エンゲージメント」という用語を聞いたことがありますか?一見聞きなれないこの言葉。一体どういう意味なのでしょうか。

エンゲージメントの定義は、リクルートマネジメントソリューションズ「人材育成・研修 お役立ち情報・用語集」で確認しましょう。

エンゲージメントについて調査した「日本の人事部の調査レポート」でも定義が紹介されていました。

この調査では、「従業員エンゲージメント」を対象に行

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ONE TEAMと心理的安全性~チームづくりに必要なものは何でしょうか?~

ONE TEAMと心理的安全性~チームづくりに必要なものは何でしょうか?~

2023年9月29日は、ラグビーワールドカップ日本代表にとって運命の「日本VSサモア」戦が始まります。
9月27日現在、チリ戦、イングランド戦を終え、1勝1敗勝ち点5となっております。果たしてサモア戦に勝利して、決勝トーナメントに進出できるか、今からものすごく楽しみにしています。
サモアVSアルゼンチン戦をTV観戦したけれど、両チームともフィジカルが強く、ゴール前の攻防は思わず手に汗にぎる展開で興

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「ペット飼育休暇・ペット忌引休暇・猫手当の支給」?!御社の福利厚生は充実してますか?

「ペット飼育休暇・ペット忌引休暇・猫手当の支給」?!御社の福利厚生は充実してますか?

『社労士TOKYO』という東京都社会保険労務士会の会報誌に3回に渡り「転換期を迎える福利厚生施策と戦略的福利厚生」という記事が掲載されており、「福利厚生が企業の採用力を高める」という内容でした。

記事中、福利厚生が採用力を高める背景として挙げているのが下記です。

記事を書いた山梨大学西久保教授は、福利厚生は「その制度・施策も各社、労使の創意次第で自由に開発、導入できる。この自由度がさらなる多様

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「心理的安全性」をチームに取り入れるとどうなるでしょうか?

「心理的安全性」をチームに取り入れるとどうなるでしょうか?

前回から心理的安全性をテーマにしています。
職場に心理的安全性を感じると「働きやすそう」「ストレスがなく働けそう」など仕事のパフォーマンスが高まりそうなイメージがあります。

確かに心理的安全性を高めることは、チームは学習レベルを高め、パフォーマンスの向上につながると言われています。

しかし「マイナビキャリアリサーチLAB」に気になるコラムが掲載されていました。タイトルは、「心理的安全性の再考~

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職場で心理的安全性を感じて働いていますか?

職場で心理的安全性を感じて働いていますか?

『週刊東洋経済 2023年9/2号』は、「心理的安全性」の特集でした。
過去にもGoogle社で行われたプロジェクトで注目された「心理的安全性」。もともと「心理的安全性」とは、組織行動学の心理学研究者エドモンドソンが、1999年に提唱した心理学用語で、組織行動研究から出発した概念となります。

ところどころ変な日本語なのはChatGPTで生成したためです。
心理的安全性が高い職場は、「ぬるい職場」

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外国人を雇用するときのチェックポイントは何でしょうか?

外国人を雇用するときのチェックポイントは何でしょうか?

最近よくクライアント様から、「外国人を雇用する予定だけど、何か注意点はあるの?」という質問を受けるようになりました。
外国人を雇用しようとする場合、日本人を雇用するときよりも、確認事項が多くなります。

外国人を雇う場合、大きく分けて2つのパターンがあります。
パターン1:外国に居住している方を来日させて雇用する
パターン2:日本に居住している方を雇用する
パターン1は、入国手続きが絡むもので、主

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退職願と退職届の違いはなんでしょう?

退職願と退職届の違いはなんでしょう?

どちらも労働者が退職の意思表示を会社に伝えるものですが、何か違いはあるのでしょうか。

実務的な違いは、労働者からの退職の撤回で差が生じます。
退職願を出した場合・・・会社が承諾した時点で撤回できません。
退職届を出した場合・・・従業員が会社に提出した時点で撤回できません。
もっとも、退職願を提出しても、会社が承諾した以後は、撤回できないので、撤回のタイミングが違うということです。

勢いで退職願

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労働保険年度更新・算定基礎届の業務に追われる6月

労働保険年度更新・算定基礎届の業務に追われる6月

こんにちは。
今月は、社会保険労務士事務所的には繁忙期となります。
通常の業務に加えて、クライアント様よりご依頼された「労働保険年度更新」及び「算定基礎届」の手続業務を行う月だからです。
毎年、この時期はハードだけど、やりがいも感じてます。

ということで、今回は癒され記事にしました。
家によく遊びにくるハチワレちゃんをご紹介します。

人事部、総部部などで「労働保険年度更新」「算定基礎届」のお仕

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在宅ワークは幸福度をあげる働き方だった?! ~後編~

在宅ワークは幸福度をあげる働き方だった?! ~後編~

前編では、主に「過労死等防止」という観点による厚生労働省調査から「週2~3日の在宅ワークが幸福度を上げる」という見解をご紹介しました。

「在宅ワークを週2~3日に行うことで、幸福度が上がる」と仮定した場合、従業員にとっても、企業にとっても、在宅ワークは継続した方がよいという結論になるかと思います。
それでは、在宅ワークを定着させるにはどうすればいいのでしょうか。

令和3年『労働経済白書』に在宅

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