自分にあった仕事をどうみつけるか？～令和の企業選びの基準とは？～
新卒採用に向けた就職活動に臨む学生は、どのような基準で応募する企業を選んでいるのでしょうか？
以下、企業選択の基準をまとめてみました。
①自社の価値観との合致：
企業の方向性や価値観が自身の価値観と合致しているかを確認することが重要です。自社の価値観と合わない場合、長期的な働き続けが難しくなる可能性があります。
②意欲を持って長く働けるか：
企業選びの軸について聞かれる意図は、入社後も長く働けるかを確かめることも含まれます。入社後の活躍がイメージでき、どの業務にどのくらい頑張れるのか知りたいのです。
③自身のやりたいことや貢献できること：
企業選びの軸について答える際には、自分がやりたいことやどのような貢献ができるかも伝えると良いでしょう。これにより、自分の成長や企業への貢献度を示すことができます。
④社会貢献：
企業の社会貢献度も重要な要素です。自分が関心を持つ社会課題に取り組んでいる企業や、自身の能力を活かして社会に貢献できると感じる企業を選ぶことができます。
⑤成長機会：
自分の成長に繋がる機会や環境が整っているかも重要な要素です。企業の教育制度やキャリアパスなどを確認し、自分の成長に適した企業を選ぶことができます。
⑥働きやすさ：
労働環境や福利厚生など、働きやすさも重要な要素です。長期的に働き続けるためには、働きやすい環境であることが求められます。
⑦影響力の大きさ：
企業の影響力や地位も重要な要素です。自身が関心を持つ分野で影響力の大きい企業を選ぶことで、自身の活躍の幅を広げることができます。
⑧グローバル性：
グローバルな視野を持つ企業も魅力的な選択肢です。国内だけでなく、海外展開や異文化環境での経験を積むことで、自身の成長に繋がるでしょう。
⑨ものづくりへの関心：
自身がものづくりに関心を持つ場合、製造業や技術開発に力を入れている企業を選ぶことができます。
⑩雇用条件：
雇用条件も重要な要素ですが、企業選びの軸としてはあくまで補完的なものと考えるべきです。自身の成長や企業への貢献度を重視し、雇用条件はその後に考慮するのが良いでしょう。
もちろん上記理由以外にもあると思いますが、大きく分けるとこんな感じになるのでしょう。
以前から記事にしている「心理的安全性」「福利厚生」の話と関わるのは、⑥になります。
面接で「御社は働きやすいですか？」と直接質問しても、あまり意味がないかもしれません。「働きやすさ」とは肌感覚だからです。
そうであれば、「アイデアがあるとき、意見を言いたいときに上司に言える雰囲気がありますか」という質問も考えられますが、言いやすい上司、言いにくい上司は個人差や部署ごとに差がでてくるでしょう。
そうだとすれば、面接での質問は「アイデアがあるとき、意見を言いたいときに上司に言える雰囲気づくりをどの程度会社や上司層は意識していますか？」と聞いてみるのはどうでしょうか。
既に多くの企業で実施されているインターンシップ制度は、会社と学生のマッチング効果を高めようとするものです。
このインターンシップについて、産学協議会が基準をパンフレットにまとめています。
いろいろ就活サイトを見ていくと、「就活の軸」というキーワードがあることを知りました。内容は、「譲れないこだわりの部分」です。
ビジネス経験の少ない学生にとって、「自分にはどんな仕事が向いているのか」はつかみづらいものかもしれませんが、今までの興味や経験から未来を創造するしかないでしょう。
だからこそ、就職活動の時期に「自分に合った仕事」を考えることが必要になってきます。
自分に合った仕事って何でしょうか？
①自分が好きな仕事：
自分が興味を持ち、やりがいを感じる仕事を選ぶことが重要です。
②得意が活かせる仕事：
自分が得意とするスキルや能力を活かせる仕事を選ぶことが重要です。
③人に誇れる仕事：
自分が誇りを持てる仕事を選ぶことが重要です。
④社会に貢献できる仕事：
自分が社会に貢献できると感じる仕事を選ぶことが重要です。
⑤長く続けられる仕事：
自分が長期的に働き続けられると感じる仕事を選ぶことが重要です。
⑥安定した仕事：
自分が安定した職場環境で働きたいと感じる仕事を選ぶことが重要です。
⑦夢が実現できる仕事：
自分が夢や目標を実現できると感じる仕事を選ぶことが重要です。
「自分にあった仕事」を分類すると３つに分けられます。
１）「好きなこと」「得意なこと」「人に誇れる」「長く続けられる」
→自分軸グループ。
２）「社会に貢献できる」「安定」→会社軸グループ。
３）「夢を実現」→自分軸と会社軸の交差している仕事
自分軸を知るためには、過去の自分を分析しなければなりません。
会社軸を知るためには、企業の業務内容だけでなく社風、企業文化の分析をしなければなりません。
だからこそ、入社を希望する学生と会社のマッチング方法は「面談」になります。実際に会わないと、会社・学生それぞれの「雰囲気」「空気」を感じないからです。
就職活動は、いろんな思いが錯綜して混じり合う場。
自分に合う仕事に出会えることを応援しています。
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