今回は、キャリア形成と人員配置について考えていきます。
そもそもキャリアとは何でしょうか?
特定非営利活動法人 日本キャリア開発協会のホームページでキャリアの意味が解説されていました。
キャリアとは仕事中心の概念と思っていましたが、「人生の役割」まで含めるとなかなか奥深いものです。
では、キャリアを積み上げる「キャリア形成」とは何でしょうか。
また、「人生の役割」まで視野にいれればライフプランも考えることになるのでしょう。
将来のキャリアをどのように積み上げるかを考えることを「キャリアプランニング」と言います。
つまり、キャリアプランニングに必要なことは、
①自己分析、②長期的なキャリア目標の設定、③スキルアップ計画、④目標達成のためのアクションプランの作成です。
就職活動、転職活動をしておらず、日々の業務に追われている人にとっては、自己分析をする時間はないのではないでしょうか。
しかし、将来進みたい道を見つけるには、どんなに忙しくても、一旦立ち止まって自分を見つめなおす時間を持てということです。
キャリアプランニングが、従業員側からのキャリア形成だとすれば、
会社側から行うキャリア形成は「人員配置」となります。
人員配置は、人事部の主要な業務ですが、perplexityに「人事の仕事の1つである人員配置の難しいところは?」という質問をしたところ、回答は以下の通りでした。
もう一つperplexityに「人員配置に関して、どのような課題がありますか?」と質問したところ、課題として提示してきたのが以下の4つです。
人材活用に定評のあるリクルートエージェントは、サイト内で「適切な人員配置を行うポイント」を3つ挙げています。
人員配置で難しいのは、会社の理想の配置と現状の配置にギャップがある場合です。会社の理想に現状が追いついていない場合には、ギャップを埋めるための方法としては、下記二択となります。
①自社の従業員を育成する または ②他社から人材を募集する
つまり、人員配置業務とは、大まかに次のような流れになります。
①どの部署にどのような人材が必要なのか?
②自社従業員でマッチする人材がいるか?
③いないのであれば、どのように補充するか?
この場合に、育成か中途採用かの選択となる。
④配置した後、適切なパフォーマンスを上げているか。
上げていなければ、交代も視野にいれて、②に戻るという循環構造です。
しかし、どんなに用意周到に人員配置をしたとしても、結果としてうまくいけば適切な配置、うまくいかなければ不適切な配置という評価になってしまうのが人員配置の悩みではないでしょうか。
人材配置とキャリア形成の関係性から考えると、希望の仕事をするというのは確率的に低いのかなぁと思います。
でも、希望の仕事をしている人は数多くいるはずです。
自分の理想のキャリアの叶え方はあるのか?
次のテーマとして考えたいと思います。
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