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自分ドキュメンタリー

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日々、自分を使った実験をしては、気づきなどをこつこつ記録しています。
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2019年5月の記事一覧

夜はおいらの時間だぜ

夜はおいらの時間だぜ

 とばかりに、この時間に、(薬か効くまでのあいだに)書くのがすっかり日課になっている。

 先日行ったnote勉強会の質疑応答によると、noteでは、ということではないけれど一般に投稿によいとされる時間はいくつかあって、朝(通勤、ビジネス系)、昼(昼休み、軽く読めるもの)夕(帰り道)、そして深夜(22時から24時とか)。その深夜帯で、わりと長めのものをゆっくり読んで貰える傾向があるのだとか。

 

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ことばを大切にしたいし、ことばを信用してる

ことばを大切にしたいし、ことばを信用してる

 noterさん(という呼称にも慣れてきた)とのつながりや会話がすこしずつ増えてきている気がして、嬉しく思っている。

 最初は遠くから見ているだけ、ときどきスキを送り合うだけだった相手と、なにかのきっかけでコメントを交わしたり。
 はじめたころは「タイムラインに流れる作品(を書いている人)」だったのが、だんだん人として認識できてきて、キャラクターがわかってきて。

 noteでつながっている人は

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アウトプットにはふたつある

アウトプットにはふたつある

 タイトルの通り、アウトプットは自分にとって二種類あると思っている。

 ひとつめは「伝えるためのもの」。
 本来的にはこの意味に集約されるのだとは思うけれど、とくに、

・情報
・考え、スタンス
・読み物、娯楽

 などを読み手に届けるために推敲し、整えられたもの。

 対して、ふたつめは「吐き出し」のアウトプット。

 Twitterなどは元々、こちらを想定した設計になっているように思う。

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今日の弱音とやるせなさと

今日の弱音とやるせなさと

 書き始めたが、とてもじゃないが今日の精神状態であの事件に触れるのは危険だと判断したため中断。
 冷静に、配慮をもって書ける気がしなかった。

 ただただ、悲しい事件も事故もおきてほしくない。ほんとうに。
 心とからだがずっと、ぎしぎしと音を立てているような、そんな一日だった。

 秋葉原から、池田小から、サリン事件から、私たちは何も学ばずにきたわけではない(サリン事件は宗教が絡むが、本質的には同

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異物感

異物感

 ルポというかただのレポだけど、一日がかりで前後編を書いた。一日かかったのは、この形式に慣れないせいで、そして実在する人の台詞を取り込むことにとても神経を使うからだ。

 そして、書き終えて、書き終えたことによって、その日一日の印象、書き終えた瞬間の私、が、よそもの、よその人、よその時代のよその世界のものになったような激しい違和感を残していることに気がついた。
 これは、違う。いつもの「note」

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東十条の鳥籠(後編)

東十条の鳥籠(後編)

「……ホンマに?」

 Kさんが亡くなった。
 アフロ君があまりににこやかに、さらっと言うものだから、思わず聞き返してしまった。いつもの冗談かと思ったわけではない。そういう冗談を言わないことは、よく知っている。

「ホンマよ」
「いつ?」
「去年の暮れやったかな。そう12月の、29日。その日の昼間にもKさんと普通に電話してて、その時は普通に、元気そうやってんけど」
 窓のすぐ外を、この界隈の住人だ

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東十条の鳥籠(前編)

東十条の鳥籠(前編)

「ただいま、王子〜東十条間の踏切で非常停止ボタンが押されたため、安全確認を行っており……」
 都内を北へとすすむその電車に乗っていた私は、目的地の手前、まさにその王子駅で足止めをくってしまった。

 今日は、とある楽器製作兼修理のエキスパートである友人のところに、うちのバンマスが楽器を預けに行くというので、それについていくことになっていた。
 13:00待ち合わせ。オンタイムに着く予定だった電車は

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その手から、きみ自身をはなすな。社会人1年目の私へ

その手から、きみ自身をはなすな。社会人1年目の私へ

 さて、何から話そうか。

 社会人一年目。それがいくつの時を指すのか未だに迷ってしまう。
 きみは就活もしていないし、それどころか大学も卒業することなく、卒業アルバムも友達も成人式もぜんぶ捨てて、身一つで『外』の世界へ飛び出したのだったね。

 それを「社会人一年目」と言うのかわからないけれど。
 実際は、とんでもなく未熟で、無謀で、そのわりに希望に燃えていたわけでもなかった。

 きみの社会人

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noteは「エスプリ」をつなぐ場所 〜note勉強会

noteは「エスプリ」をつなぐ場所 〜note勉強会

 noteは、アカウントを取っただけで開店休業状態。
 ……そんなだった先月、私の友達が「note勉強会」に行ってきた、とツイートしているのを見かけた。

 勉強会??

 ふんわりと目にやさしいUIと裏腹な響きのするその言葉を聞いて、興味を持たなかったかというと嘘になる。
 そうはいっても、ここはかなりビジネスライクにもプライベートにも、なんでも間口広く使われるプラットフォームであるという印象は

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半失業することになった話。

半失業することになった話。

 下書きをためておけない(それでも30くらいは、書きかけがあるが)。
 書き上がったものはもう、すぐに出してしまわないと、一瞬後にまた事件がおきてそれどころじゃなくなることがあるのだ。それも、けっこう頻繁に。
 さながら、コナン君が翌週には次の殺人に巻き込まれるみたいに、翌日には状況がガラッと変わっている。

 考えようによっては逆なのかもしれない。これは、書いているからこそ変化に気づくことができ

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強くいきよう、末永くお元気で。

強くいきよう、末永くお元気で。

 「太く短く生きられればいいや」なんて言ってのけることができるのは本当に若いうちだけなんだと思う。
 自分も女子高生くらいのときは言っていたし、18になった時には「もう人生終わりに等しいやん」としか思わなかったし、20の時は「長く生きすぎた」とさえ思った。

 もちろん、全員が変わるわけじゃないしなんだかこんなことを言うのは説教臭くていやだ。
 でも本当にリアルに、肌で「自分が長く生きるかもしれな

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ポートフォリオ(お仕事依頼について)

ポートフォリオ(お仕事依頼について)

 初めましての方、初めまして。
 いつもありがとうございますの方、いつもありがとうございます。
 作詞家・ライターのhaLunaです。

 そういえばきちんと自己紹介をしていなかったなと思い、少し経歴を書いてみることにしました。

あらためて、これまでのお仕事 haLunaといいます。

 これまでのお仕事としては、作詞家としてメジャーで出させていただいたものがいくつかあります。

 現在は、作詞

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わかれは一人で佇つ覚悟をくれる

わかれは一人で佇つ覚悟をくれる

 心を分け合った相手なら、できるだけその心をひとつにしたまま、気持ちは受け入れ合いながら、変化を共有しながら、できるだけ長く一緒にいたいと思う。

 それが叶わないこともある。
 どんなにドラマティックなはじまりでも、どんなに強く誓い合った絆でも、時間とともにほどけて、しぜんと道を分かつこともある。

 いつのまにかすれ違っていることも、それに気づかずにいることも……みたいな、安いJ-POPのよう

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青天の霹靂

青天の霹靂

 ちょっと、受け止められない報せを受けて頭がぐしゃぐしゃになっている。

 言語化できないことほど苦しいことはない。怒っているのか、悲しいのか、やるせないのか虚しいのか、あるいはその全部なのか、回り続ける万華鏡のようにどこに向かうでもなく形を変えていく。
 過ごした時間と、持ち寄った思い、のしかかる現実と出口のない旅。まことしやかに意味を持って見えてもなんの実体もない。そこにあったのは、それを信じ

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