noteは「エスプリ」をつなぐ場所 〜note勉強会
noteは、アカウントを取っただけで開店休業状態。
……そんなだった先月、私の友達が「note勉強会」に行ってきた、とツイートしているのを見かけた。
勉強会??
ふんわりと目にやさしいUIと裏腹な響きのするその言葉を聞いて、興味を持たなかったかというと嘘になる。
そうはいっても、ここはかなりビジネスライクにもプライベートにも、なんでも間口広く使われるプラットフォームであるという印象はあった中、一体どんなことを「勉強」するのだろう? ということが純粋に知りたかった。
そんなわけだったので、今月の公式からの案内がTwitterに流れた時、私は一も二もなくとびついたのだった。
無料であることにまずおどろいた。
そこにお金をとらない、ということも、noteというものの考えるミッションやスタンスにきっちりつながっているのだということは、話を聞いていくうちに自然と理解することになるわけだけど。
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ビルの場所にほんの少し迷いながら入口を見つけ、2分ほど遅れて会場に入ると、もう勉強会は始まっていた。
筆記具を忘れたことに気づき焦るが、タブレットがあるのを思い出し、アウトラインプロセッサでメモをとることにした。(これは余談なのでここで深くは触れないが、アウトラインプロセッサで議事録取るの、かなりいい感じだ)
その時点では既に、私は基礎的なことや操作的なことはひととおり試したり調べたりして大体把握していたので、やはりその先の「それをどう使うか」という部分がとても勉強になった。
というわけで、今回の勉強会のなかから、とくに印象的だった部分をいくつかピックアップしてみようと思う。
いい記事、読まれる記事とは
全体的に大事だなと感じたのはやはり「ツカミはおっけー!」にしておくこと。
アイキャッチ(見出し)、タイトル、書き出し、すべてツカミ。
ツカミはおっけー、イコール「短くてわかりやすい」かというとそうでもない。
わかりやすいことはひとつの武器だけど、ときには、冒頭か長くなってでも熱量を伝え、その人の人となりを見せ、ここで何をしたいのかが明確に掲げられていることが人の心を「ツカム」のかな、と感じた。
もちろん、そのパターンだけでもないだろう。そう、noteはどこまでも自由で、どんな可能性にも開かれたプラットフォームなのだ。
信頼というインセンティブ
その上で、煽らない、誇張しない。とにかくクリックさせてPV数をかせぐ、というところにnoteは重きをおいていない。
それよりも、そのひとの言葉や発信するコンテンツが良質であること。それによって、信頼というインセンティブにつながるような場所。そういうものを目指しているということがよく伝わってきた。
煽り文のような「気になる心理」をむやみに多用してただクリックを稼いで終わり、ではなく、中身や答えがわかっていてもなお読みたいと思えるようなコンテンツと、応援する読み手との、風通しのいい価値の交換。
この感じが、noteのまさに好きなところなのだ。
noteが、広告もランキングも置かない理由はそこにあるそうだ。
読み手に読み進めてもらいやすいルールみたいなものがある程度あって、テクニックも適宜採用しつつ、その中で、自分の熱量を出していくこと、その人のキャラクター、横顔、みたいなものが見えること。
そのあたりが個性になり、強みになっていくという気がした。
ひとまずは、「編集部のおすすめ」に選ばれることを狙って書くとか、そういうことは脇に置いておいた方がいいような気がする。
そういうものは、自分の本当に描写したいものの印象や、自分というキャラクターをブレさせてしまう。
読みやすい、入りやすい「カタチ」をととのえつつ、コンテンツの個性を殺さずに出していければいいのかなと思う。
所信表明を書く
もうひとつ、個別にいろいろ質問させていただいた中で「所信表明」を書いてみるといいのではないか、というお話をしていただいた。
所信表明とはつまり、このnoteという場所をどのような場にしていきたいかという意思表明のことだ。
それによって、私がなにを発信したいのか、誰に届いて欲しくてどんなサポートがあればありがたいのか、が伝わりやすくなると。
これはおいおいやってみようと思う。ちょっと練る必要がありそうだ。
私はここで何を表現したいんだっけ? という話だ。
ひとまず、お仕事依頼ページだけは作ることが出来た。
noteと「仕事」
たとえばnoteを仕事に繋げたいと考えている人同士、そんなに考えていることは変わらなくて、
要は、私のできることとあなたの苦手なこと、あなたの得意と私の苦手分野を上手に埋めあったり、得意×得意で相乗効果を作れるようなきっかけがほしい。
そのためには、ただただ仕事ください、ではなく、できることとできないことと、やりたいことが明確に示されている必要があって、
逆にそれが示されていればいくらでもwin-winな関係性を見つけることができる、これが「動線のいい」プラットフォームの強みなのだと思う。
noteさんのこのあたりの試みには「個人対個人」のものもあれば、各種コンテストなど「個人対企業」のものもあるが、基本精神は同じなのだと思える。
素のままの興味・関心でつながって、そこに補えるものと補ってもらえるものの関係がみつかったり、おもしろい掛け合わせができるんじゃないかって思えれば、その心地よい関係性がなめらかにビジネスへとつながってゆく。
ああ本当、風通しがよくて好き。
noteがつなぐ「エスプリ」
とりわけ強く感じたのは、noteというのはひととひとのエスプリをつなぐ場所なのだな、ということだった。
「エスプリ」とは、精神、機知、という意味を持つ言葉で、私はここに、情熱も含むと勝手に思っている。
英語の「spirit」からもわかるように、とても本質的で、熱く澄んだ印象を持つ言葉だ。
この揺るぎないスタンスに惚れます。そして、安心してあそべる。
noteさん、ありがとう。
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