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「最弱のビジネスパーソン」が考える、弱みを強みに変える方法

「最弱のビジネスパーソン」が考える、弱みを強みに変える方法

僕の本業は、おもちゃ・ゲーム・アイデア商品を作ることですが、よく人から「本業の話よりも、晋平くんがそんな弱々しいのに起業してたくましく世を渡り歩いていることに興味がある」と言われることがあります。どのくらい弱々しいかを文章で伝えるのが難しいですが、友達全員が弱々しいと言うくらい弱々しいです。

2014年に体力の限界という理由で大企業を退職し、恩師の半ば強引な後押しにより会社を登記して頑張っていた

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「好きなこと」だけして生きていく

「好きなこと」だけして生きていく

"「好きなこと」だけして生きる" って、なんて難しいんだろう。

最後まで練習が好きじゃなかったラクロス部に高校3年間所属して、
私の「将来なりたくない仕事」の一つである「先生」という仕事が、「楽しくて仕方ない」と言う教授に出会い、
75を過ぎても楽しそうに働く祖父の背中をみて育った私は、
ずっと、好きなことを仕事にしたいと思っていた。

だけど、"頑張る"ことや"我慢する"ことは、
"好きなこと

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Stayhomeは、料理との関係をどのように変えたのか?

Stayhomeは、料理との関係をどのように変えたのか?

三大欲求のひとつである食。欲求の中でもアレンジできる変数が多いことから個々人の環境や心理が映し出され、その傾向が集団として見えると「今の社会」が映し出されます。

『食の歴史 人類はこれまで何を食べてきたのか(プレジデント社)』を執筆したジャック・アタリ氏は大統領顧問や欧州復興開発銀行の初代総裁などフランスで要職を歴任し“欧州最高峰の知性”とも呼ばれている重要人物ですが、本書の中で

食は歴史の中

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今月読んだ本一覧(2020.7)

今月読んだ本一覧(2020.7)

今月読んだ本の覚え書き。なぜか国内外の文化理解に時間を割いた月間でした。あとライトめなエッセイもいくつか読んだので、軽いものも読みたいぞ〜という方はぜひ。

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消費し消費される経済から、豊かさを稼ぎ出す経済へ

消費し消費される経済から、豊かさを稼ぎ出す経済へ

この連載は、「ポスト資本主義の住まいをつくる」と題し、BIOTOPE佐宗邦威とVUILD秋吉浩気がオブニバス連載の形で全6回で綴り、問いかけていくものです。

各回の内容は、以下の通りです。

第1回:内省編(佐宗)、第2回:経済編(佐宗)、第3回:運動編(秋吉)、第4回:実践編(秋吉)、第5回:教育編(佐宗)、第6回:提案編(秋吉)

今回はその2回目「経済編」。BIOTOPE佐宗が新常態の経済

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21世紀生まれの写真家 葵 ポートフォリオ

21世紀生まれの写真家 葵 ポートフォリオ



時の流れは思ったよりもずっとはやく、制服と共に女子高生写真家という肩書きを脱いで一ヶ月。さらにはフィルムカメラに出会って二年が経とうとしている。青くて眩いプールの写真。もう戻れない高校生活の写真。友人を始めとする女性の人物写真。とにかくたくさんの瞬間や人を写真という形で残し、表現してきた。試行錯誤を重ねながら、自分と深く向き合いながら、カメラを通して得るあのワクワク感や人との繋がりが楽しくて

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テクノロジーが強調される世界で思考停止しないために考えていること

テクノロジーが強調される世界で思考停止しないために考えていること

私はTwitterで質問箱を受け付けていますが、こんな質問が入ってきました。

なぜ人は思考停止するのか?以前書いた記事で、同じ時間を過ごす中でも「命を失うこと」と「命を燃やすこと」の違いは思考にあると、その重要性について書きました。

一方で、思考停止に陥ることはよく見かけることです。例えば自分のキャリアの歩み方について自分で考えなかったが故に転職を希望したときに何も身についていなかったり、ニュ

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幸せな国デンマーク 遊んで学ぶ料理の力

幸せな国デンマーク 遊んで学ぶ料理の力

おうち時間が長くなり、料理する人が増えてきました。

前記事 ヒュッゲを作る料理時間、でもご紹介したように、幸せな生活を自分で作る力として、料理を楽しむのがデンマーク流。

今回は、そんな幸せに生きるための料理の力を、デンマークの若者がどうやって学んでいるか、ご紹介したいと思います。

料理を面白がってみようデンマークで出会った、面白い取り組みがあります。
フードメーカー(Food Maker)(

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仕事のことばかり考えていたら、感性の根っこが腐った

仕事のことばかり考えていたら、感性の根っこが腐った

生活のすべてを無印良品に委ねた無印良品ばかりを買うようになったのは社会人になった頃だったろうか。

無印良品は、暮らす上で必要な日用品が揃っている。無印良品を選んでおけば間違いないから、必然的に身の周りのものが無印良品だらけになった。

無印良品の良いところは、これを買う理由がきちんと説明できるところだ。生活になじむ、値段が高すぎない(= 質に見合っている)、そこそこおしゃれ。つまり、東京で一人暮

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自分のビジョン・ミッション・バリューを言語化してみよう

自分のビジョン・ミッション・バリューを言語化してみよう

みなさん、おはようございます!いよいよ今日から令和元年のスタートですね。

令和元年!残り6連休!ということで、残り6日の連休を、レジャーにあてたり、読書にあてたり、みなさんそれぞれいろんな過ごし方をされることと思いますが、そこで一つご提案を。

自分版のビジョン・ミッション・バリューを設定してみませんか?令和は「個の時代」「個性の時代」になると言われていますが、そんな時代だからこそ、一人ひとりが

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自炊を始めてよかったこと

自炊を始めてよかったこと

おとといのnoteに引き続き、自炊の話をば。

『週3レシピ』を見ながら自炊を始めてからというもの、気づいたことや変化がいくつかある。

当たり前に自炊をしてる人からしたら至極当然のことばかりかもしれないけど、私にとっては初めてのことなのでどうか多めに見てもらえると嬉しいです。

その1 調味料が減った料理に目覚めると調味料は増えるものだと思ってた。現に、学生時代の私は手当たり次第におしゃれっぽい

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買い物できなくなったら物欲が復活した

買い物できなくなったら物欲が復活した

一時期、欲しいものがわからなくてちょっと悩んでいた。流行りのコスメも、服も、アクセサリーも、なんとなく「買っといたほうがいいから」「年齢相応にちゃんとしなきゃいけないから」という理由で買っていた。

そのころは、買い物がぜんぜん楽しくなかった。デパコスのカウンターに怯えてる自分を恥ずかしく思っていたし、服を買いにいくたび、店員さんに品定めされているようで気後れしていた。

東京にいるといつも、お金

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公私の境が、溶けるとき

公私の境が、溶けるとき

外出規制、在宅勤務、ソーシャル・ディスタンスなど、私たちがいま極端な形で経験している新しい生活様式は、新型コロナウイルスの感染が収まった後も、深い爪痕を残すだろう。

特に、これまで当然に捉えられ、注意を払わなかったハレとケ、公と私、リアルとデジタルの「境界」が非常にあいまいになることそのものが、これからの世界を定義づけると考える。

境界の蒸発は、短期的な「在宅ウェブ会議の疲れ」を超えて、私たち

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”創造的休暇”にするための、習慣の再構築

”創造的休暇”にするための、習慣の再構築

どこかのタイムラインで流れてきたアイザック・ニュートンのエピソードが私の脳内を巡っていて離れない。
彼は疫病ペストで18ヶ月もの休学期間中に「万有引力の法則」を発見し、この休学期間を「創造的休暇」と名付けていたという。

アイザック・ニュートンは万有引力の法則だけでなく微分積分学や光学の研究などでも優れた研究成果をあげました。
1643年に英国で生まれて1661年にケンブリッジ大学に入りました。そ

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