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Sports2.0:アスリート×ビジネスが社会を変える

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スポーツ(sport)の語源は「持ち去る」「働かない」を指すラテン語“deportare”が変化した、「気晴らし」を表す古仏語“desporter”にあるという。技能を競う身体活…
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記事一覧

選手目線で体験する国立競技場『国立競技場ツアー』

選手目線で体験する国立競技場『国立競技場ツアー』

国立競技場では、イベント日以外は一般開放され、見学できるツアーがあるのはご存じですか。

実サッカー・ラグビー選手が使う更衣室(ロッカールーム)からフィールドに向かう緊張感を味わったり、陸上選手と同じトラックを走る体験は感動の連続でした。

行き方、予約の仕方空きがあれば、国立競技場直接行って入場することも可能ですが、できればインターネットで予約をしていくことをお勧めします。

予約サイトから予約

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ランニングがサイエンスを「活用してこなかった」理由を考える

ランニングがサイエンスを「活用してこなかった」理由を考える

先日、SAJ2021のセッションを観させて頂いた。テーマは「スポーツサイエンスと人間回帰」。

トレバー・バウアー投手はテクノロジーを活用し、課題を可視化しながら戦略的にトレーニングを行う。例えばハイスピードカメラを使って投球術を磨き、数名のコーチ(バイオメカニクス、パフォーマンス、ストレングスなど)と連携を取り、トレーニングプランを決める。それに加えてアナリスト(分析家)や医師ともコミュニケーシ

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テクノロジーを活用して高速で機能アップデートし続けるニュータイプのアスリート

テクノロジーを活用して高速で機能アップデートし続けるニュータイプのアスリート

僕が実行委員としてサポートしている「SAJ2021(スポーツアナリティクスジャパン)」のキーノートセッションとして、2020年のMLBサイ・ヤング賞を受賞したトレバー・バウアーの登壇が決まりました。

トレバー・バウアーの登壇を発表したとき、MLBのサイ・ヤング賞投手の登壇にも関わらず、SNS上のリアクションは決して大きいとは言い難いものでしたし、今回のSAJを配信する会社の社内で基調講演を共有し

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アスリートこそ、自分の強みを知れ

アスリートこそ、自分の強みを知れ

さて皆さま、ストレングス・ファインダーをご存知でしょうか。日本語に直訳すると、Strength(強みを) Finder(見つけるもの)。

ストレングス・ファインダーは、“自分の「強み」を理解して活かすこと”を目的として作られた、ビジネス界では有名な自己分析ツールです。現在、なんと世界で2400万人以上がストレングス・ファインダーのテストを受けられているそうです。

僕は、アスリートこそ、このスト

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解禁20年 ライフセーバー・飯沼誠司が語るAED利用率低迷の打開策

解禁20年 ライフセーバー・飯沼誠司が語るAED利用率低迷の打開策

※これは、Yahoo!ニュースエキスパートで掲載された記事を転載したものです。

 世界有数のAED普及率を誇るとされる日本。一人当たりのAED保有率は世界一で、AED設置台数は67万6000台にのぼる(2022年時点)と言われている。
 日本でAEDが普及するきっかけとなったのは、ちょうど20年前のことだ。当時は救急救命士など一部の利用に限られていたが、救命率の向上を図ることを目的として、200

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『なぜ超一流アスリートはジョーダンの真似をしないのか?』大谷翔平とマイケル・ジョーダンとタイガー・ウッズ

『なぜ超一流アスリートはジョーダンの真似をしないのか?』大谷翔平とマイケル・ジョーダンとタイガー・ウッズ

俺らの大谷翔平と、スポーツブランドのNew Balanceが発表したパーソナルロゴ(大谷翔平シグネチャーロゴ)について、どうなんだ?と考察欲が止まらないので吐き出してみたいと思います。

前提の整理まず大前提として「大谷翔平だから何したって(どんなロゴ作ったって)どっちにしろ大谷翔平」という意味不明なことを言いたいと思いますが、つまり何したって注目は集められると思うので、「(純粋に)ブランディング

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スポーツも学ぶことも、楽しめばよい

アメフトの監督が、選手に命じて相手チームの選手を意図的にケガさせるような行為を働いた事件があった。その直後、命じられた選手は慟哭してる様子が映されていた。本来、楽しいから始めたはずのスポーツなのに、勝つためなら望まぬことにも手を染める、倒錯した世界に。実におかしな話。

それが勝負の世界だ、とされてきた。勝つためなら汚い手段でもとらねばならない、とまでいう人も。でも、そんなスポーツ界に衝撃を与える

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「スポーツ」観戦してたらアスリートキャリア支援に思考が跳んだという週末の話【キャリコンサロン編集部】

「スポーツ」観戦してたらアスリートキャリア支援に思考が跳んだという週末の話【キャリコンサロン編集部】

皆さん、こんにちは。
じゅんじ@50歳からのキャリアコンサルタント です。

キャリアコンサルタントの世界をnoteで明るく楽しく共有させていただいてます。

キャリアコンサルタントのコミュニティ「キャリコンサロン」のnoteマガジンに参加しております。

今回のお題は・・・
あれ?

「スポーツ」!

完全に勘違いしてました・・・
ネタの仕込みをしてたのは来週のテーマでした。

という訳で、今週

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室伏広治氏インタビュー抄録

「スポーツ庁の室伏広治長官 (47)は、こんな疑問を投げかける。
「小学生から全国大会をやる必要があるのか」
「真の全国での1番は、高校生や大人になってからではないと選ぶことはできないんじゃないか」
スポーツ行政のトップの言葉は重い。」
220626朝日

「個々に適切なタイミングのトレーニングがある。大人の成功体験小学生に当てはめるのはありえない。体の大きさも違うし、精神もできあがっていない。

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ラグビー選手の安全に貢献するホークアイ

ラグビー選手の安全に貢献するホークアイ

ソニー広報部のRNです。

日本で開催され、日本代表の初めての決勝トーナメント進出もあり、非常に盛り上がった前回のラグビーワールドカップから早4年。今年9月にフランスで開催されるワールドカップも、日本代表の躍進が期待されるところ!……ですが、今回はそんなラグビーで、ソニーのグループ会社Hawk-Eye Innovations(ホークアイ)が提供している、選手の安全に貢献するサービスをご紹介します。

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「育成」は環境や方法も大切だけど、人と人が関わるからこそ中心に来るのはコミュニケーションだと思います。どれだけ良質かで相当な違いが出てくる。そのレベルを上げる要素も多くある。

1つ1つを大切に取り組み、力を付けていく。育成する力を高める。

働く女性もアスリートも、課題は同じ。潮田玲子×辻愛沙子が見出す、ジェンダー問題の解決策

働く女性もアスリートも、課題は同じ。潮田玲子×辻愛沙子が見出す、ジェンダー問題の解決策

この二人の出会いが、スポーツ界と一般社会をより近づけ、それぞれが持つ課題を解消する一歩となるかもしれません。
そう感じさせるのは、元バドミントン日本代表 潮田玲子さんと、“社会派”クリエイティブディレクター 辻愛沙子さん。それぞれ『Woman's ways』と『Ladyknows』というプロジェクトの発起人として、女性が受け入れざるを得なかった「生きづらさ」の解決に取り組んでいます。

「選手と

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32歳で引退したプロ野球選手が一から就職活動した話

32歳で引退したプロ野球選手が一から就職活動した話

はじめに

私はアスリートの引退後のキャリアを充実させることは、スポーツそのものの価値を高めることや、競技人口減少の問題解決に繋がると考えている。なぜなら、スポーツを通じて得た経験や学びをいかし、競技引退後の人生を豊かにすることで、これから、スポーツを始めようとする子供たちや、その親世代の不安を取り除くことができると考えているからだ。
親世代からするとスポーツをやってもその先に何が残るのか。まして

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太田雄貴氏に学ぶ男子新体操普及の道筋

太田雄貴氏に学ぶ男子新体操普及の道筋

先日、スポーツ超会議というコミュニティが主催するセミナーで元フェンシング銀メダリスト・太田雄貴さんのお話を聞きました。

ほとんどの方がお名前をご存知だと思いますが、選手引退後のご活躍をご存知の方はそこまで多くないと思うので、是非こちらからご確認ください↓

フェンシング界に改革をもたらしただけでなく、現在世界のトップでスポーツを引っ張っている太田さんのお話から学んだことを男子新体操に置き換えて考

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