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スタグフレーションが始まった - 自分を守るために

スタグフレーションが始まった - 自分を守るために

こんにちは。僕は仕事でテクノロジー分野の会社経営と投資をしています。いつも世の中の動きを調べて、「世の中がこう変わっていくだろう」と考えながら仕事をしています。最近、日本を含む世界全体で「スタグフレーション」という大きな世の中の流れが始まりました。

スタグフレーションは、社会全体がじりじりと貧しくなる現象です。いま生きている多くの人は、いまの暮らしが当たり前で、これからもずっと変わらないだろうと

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医師が商店街の空き店舗に小さな図書館を作った理由。ケアをまわすエコシステム「だいかい文庫」とはなにか。

医師が商店街の空き店舗に小さな図書館を作った理由。ケアをまわすエコシステム「だいかい文庫」とはなにか。

2020年12月、家庭医療専攻医である僕は、豊岡市の空き店舗に小さな図書館を作った。だいかい文庫と名付けた図書館は、おかげさまでオープン4ヶ月で400冊程度借りられている賑わう図書館となっている。

この図書館は、「シェア型図書館」である。市立や大学の図書館のような公立ではなく、民間のシェア型図書館だ。まちに暮らす人たちが一口2400円/月から共同出資し、一箱本棚オーナーとなり、自分のおすすめする

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番頭兼イラストレーターから、絵描きへ

番頭兼イラストレーターから、絵描きへ

 こんにちは、塩谷歩波です。
5月25日付で4年間勤めていた株式会社小杉湯を退職しました。「番頭兼イラストレーター」という肩書きを卒業し、今後は「絵描き」として歩んでいきたいと思っています。

 小杉湯と出会ったのは2016年末。前職の設計事務所を体調不良で休職したときに銭湯巡りに夢中になり、その魅力をイラストで表現した「銭湯図解」が話題になって小杉湯三代目の平松さんからパンフレットの制作依頼をい

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小笠原諸島 11泊12日 絶景ワーケーション

小笠原諸島 11泊12日 絶景ワーケーション

久々のnote更新です。今回小笠原諸島の滞在型観光促進事業の一環で11泊12日の長期滞在ワーケーションを体験してきて動画を制作しましたので、小笠原を紹介しつつ動画にコメントしてみようと思います。

今回の旅は眼を見張る絶景と島の人々との出会い、最近色々な状況で狭くなっていた視野をも広げてくれた小笠原への旅だったので「Wide eyed world」とサブタイトル付けてみました。船旅を中心に12日間

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「正しさのない世界」を生きる覚悟

「正しさのない世界」を生きる覚悟

1.正しさとは2020年の秋、18歳の高校生の女の子が、ある曲をこんな風に切り出し、日本の音楽シーンに鮮烈な閃光を放ちました。

「正しさとは、愚かさとは、それが何か見せつけてやる」

もちろん皆さん、もうご存知ですね。Adoさん(@ado1024imokenp)の「うっせぇわ」の出だしです。

それから3ヶ月後、2021年が明けてすぐ、あるクリエイターが「正しい顔」をテーマにした漫画をTwitt

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#対峙力 を読んだら、役割を果たし、苦手を避け、強みを活かし、コトに向かっている人の話だった

#対峙力 を読んだら、役割を果たし、苦手を避け、強みを活かし、コトに向かっている人の話だった

新年あけましておめでとうございます!
今年はコロナの感染拡大もあり実家に帰省したりどこかにいくこともなく家族で静かに年末年始を過ごしたのですが、おかげでたくさん読書をすることができました。

その中でも、ホリエモンチャンネルのMCなどを努められている寺田有希さんの「対峙力」はすごく印象に残ったので感想をまとめてみたいと思います。(ご本人に届くといいな〜)

「対峙力」というタイトルがあるので、コミ

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この町で挙げる結婚式

この町で挙げる結婚式

秋、自宅で挙式をしました
2020年11月の初旬、自宅にて結婚式を行いました。2020年3月に入籍した私たち夫婦。夫が私のふるさとである丹後へ越してきてくれて、夫婦で丹後暮らしを始めていました。

結婚式はなんだか恥ずかしいから、しなくてもいいかな〜と思っていたのですが、せっかく家族も楽しみにしているからということで。

私たちが自宅で挙式をした目的
長らく引っ越しがない田舎の家は、荷物が蓄積する

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14歳の栞

14歳の栞



『14歳の栞』という映画の試写会にいってきた。映画の制作会社から招待をされたからだ。映画の内容が良かったら宣伝をお願いします、といったいわゆるインフルエンサーのようなお仕事だ。

ぼくに宣伝効果があるのか疑問だけど、こういう依頼がちょくちょくとくる。映画だけでなく、新商品やキャンペーンについて宣伝してくださいといったものだ。

つまりこれはPR記事だ、もちろんタダではやっていない。とても生々し

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娘を農作業に連れて行くようになって気づいたこと

娘を農作業に連れて行くようになって気づいたこと

規則正しく空を縫ってゆく、カッコウのミシン目のような声。その隙間から降りてくる、やわらかい風が、甘い香りを鼻元へ運ぶ。

「このいい匂いはなんですか」。
田植えが終わり、畦をのぼる師匠の丸い背中に聞く。

「これは、朴葉の匂いだ」

顔を上げると、パタパタと今にも空に飛ばんとばかりに羽をはためかす、鳥のような大きな葉と真っ白な花。それらを両手に抱えた大きな木々が目に入った。

私の曖昧な質問に即答

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ここは東京だなあ、の建物。

ここは東京だなあ、の建物。

地方出身者として、「ここは東京だなあ」と感じる建造物がある。

東京タワーは、その代表格だ。とくに照明デザイナーの石井幹子さんがライトアップを手掛けて以降の——つまりは平成以降の——東京タワーは、「こんなにかっこいいタワーだったのか!」と、見るたびに驚かされる。あるいは東京駅の丸の内駅舎に「東京」を感じたり、都庁にそれを感じたり、六本木ヒルズやフジテレビ社屋、東京ドームなどに「これかあ」としみじみ

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1日3時間しか頑張らない

1日3時間しか頑張らない

実は今年の4月くらいから「1日3時間しか頑張らない」という目標をこっそり立てていて実践し続けていた。

が、開催中のKindle半額セールや、もう終わったがAmazonのブラックフライデーやサイバーマンデーのまとめが楽しすぎて没頭した結果、久々に8時間くらい頑張ってしまった。

かなり頑張って書いたのだが、今回の本題は別だ。なぜ「3時間しか頑張らない」ことにしたのかである。これにはちょっとした理由

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幸せの分母を増やすお店のナポリタン

幸せの分母を増やすお店のナポリタン

ナポリタンを超えたナポリタン
ツイッターで流れてきたそのレシピと動画を見た時、「ほんまかなあ」と思った。子どもも大人も好きなナポリタン。息子が小さい頃から何度も作ってきた。「美味しい」と息子はいつも言ってくれたが、自分が本当に「美味しい」と言えるナポリタンではなかった。

大手レシピサイトのレシピを見て作ったり、ナポリタンが自慢のお店で食べ、真似をして作ってみたこともある。牛乳、赤ワイン、生トマト

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「SEIN編集部」インサイドストーリー

「SEIN編集部」インサイドストーリー

今日の担当|編集長①

こんにちは。SIGMAの季刊広報誌「SEIN」の初代編集長として創刊からウェブ移行までを担当した編集長①です(現在の「SEIN Online」は広報チームの編集長②が担当してくれています)

ちょうど今日、SEIN Online更新の一時停止のアナウンスをさせていただいたばかりです。せっかくなので、今回のサイトリニュアルを機に、SEINについてちょっとした振り返りをしてみよ

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