かなやん(佐藤可奈子)/ エッセイを描く雪国農家

外界では佐藤可奈子としてwomen farmers japan(株)代表 / 香川出身→新潟県十日町市に移住・就農11年目 / 3児母 / ForbesJAPAN「日本を元気にする88人」ローカルイノベーター / 地方で農業起業して経営して子育てして、心動いたこと書いてる34歳

かなやん(佐藤可奈子)/ エッセイを描く雪国農家

外界では佐藤可奈子としてwomen farmers japan(株)代表 / 香川出身→新潟県十日町市に移住・就農11年目 / 3児母 / ForbesJAPAN「日本を元気にする88人」ローカルイノベーター / 地方で農業起業して経営して子育てして、心動いたこと書いてる34歳

    マガジン

    • チャレンジ記録帖

      どう考えて、どう実践をしていったかの農園経営記録。 観察、仮説、実践、そしてまた仮説…の繰り返しな経営。しかも自然相手で思うようにいかない農業。 なので、ここだけは肩の力を抜いて、たのしくゆるく、こーしたらこーなって、学びました!を書きます!

    • 夜明けのエッセイ

      夜明けの美しさがとても好きです。雪国里山の風景とともに、心地いい言葉を、届けたいと思って夜明けのエッセイを名付けました。でも書いているのは、雪国農業をする中でのできごと、子育て、さまざまなノンフィクションエッセイです。

    • マザージャーニー / kindle販売中!

      NewsPics主催・大友啓史監督×佐渡島庸平さんのスクール「ビジネススクールメイキング講座」を受講しながら、ひとつの物語をつくり、誰かの世界へ届けるまでの制作過程を公開中!

    • イラストエッセイ「里山農業からこころ動く世界を」

      農業経営したり、子育てしたりする中で、心うごいたもの、驚き感動発見の日々をイラストエッセイにして書いてるもの。モットーは「むずかしいことを、やさしく。やさしいことを、ふかく。ふかいことを、ゆかいに。ゆかいなことを、まじめに。」

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    Panasonicの投稿コンテスト、グランプリをありがとうございました!

    note×Panasonic の投稿コンテストにて出した2つのエッセイが、それぞれグランプリと審査員特別賞をいただきました!🙇‍♀️ 大変恐縮です…こども鍬と、コピー機の前で泣いていたのエッセイを読んでくださった皆様、本当にありがとうございました! ▼受賞の内容はこちら そんな娘たちは、 まだ雪の残る畑で、ただただ土を削るという遊びをしていた(!) 日差しは暖かくなったが、日陰になるとぐっと肌寒い。 地面も毛穴を閉じるかのようにまだ固い。 これから少しずつ土も山も緩ん

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      • 痛みを希望に変えてゆく

        ちょっと気を緩めると乱れそうになる呼吸を、なだめようと息を吸い、メガホンをぎゅっと握った。なのに、吐いた息とともに、ぼろぼろ涙がこぼれ落ちてきた。 雪の香りが近づいてきた晩秋、完成したばかりのピカピカの食品加工所を前に、私は涙が止まらなかった。握るメガホンの向こう側に、みんながいる。 これは夢なんじゃないか? ✳︎ ✳︎ ✳︎ 挑戦ってなんだろう。 名の知れた企業に就職してく同級生たちを尻目に 大学を卒業して、そのまま新潟に移住して就農したこと自体は、私にとって「挑戦」

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        • 人が怖くて、苦手になってたけど、やっとスタート地点に立てた【金曜の夜エッセイ】

          ぽつり、ぽつりと人が集まってきた。 ひとりひとりが懐かしくて、温かい。 懐かしい、と感じてしまうまで、加工所竣工までのいろんな書類仕事や段取りに追われていて、ゆっくりと一人一人の顔を見れてなかったのかもしれない。 先日、完成した加工所の見学会を、今までお世話になった方向けに限定的に招待制で開催した。 空き家を改修した、小さな加工所だけれど思いがたくさん詰まった場所。 投資額は約3,000万円…!恐ろしい… この日、しばらく雨曇り予報が続いていたけれど、直前になって晴

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          • つくりたいものが形になるとき、こんなに不安で怖くなるんだ【金曜の夜エッセイ】

            腰が痛い。 そうだ、産後まだぐらんぐらんの、フワンフワンな骨盤のまま気合いでコンテナを積んできてしまったのが、今になって効いてきてるのか… 無理しないようにと言われても、無理しないやり方が分からないものだ… 移住する前、そして移住したあとも、いろんな呪いの言葉をかけられた。 「女には農業できない」「こんな山地では農業は儲からん」とびっくりするほど言われ続けてきた。この地が気に入って、夢を語る農業の師匠たちを追いかけて「こんな大人になりたい」と思って移住し就農したはずが、

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          • チャレンジ記録帖

            • 3本

            どう考えて、どう実践をしていったかの農園経営記録。 観察、仮説、実践、そしてまた仮説…の繰り返しな経営。しかも自然相手で思うようにいかない農業。 なので、ここだけは肩の力を抜いて、たのしくゆるく、こーしたらこーなって、学びました!を書きます!

          • 夜明けのエッセイ

            • 90本

            夜明けの美しさがとても好きです。雪国里山の風景とともに、心地いい言葉を、届けたいと思って夜明けのエッセイを名付けました。でも書いているのは、雪国農業をする中でのできごと、子育て、さまざまなノンフィクションエッセイです。

          • マザージャーニー / kindle販売中!

            • 5本

            NewsPics主催・大友啓史監督×佐渡島庸平さんのスクール「ビジネススクールメイキング講座」を受講しながら、ひとつの物語をつくり、誰かの世界へ届けるまでの制作過程を公開中!

          • イラストエッセイ「里山農業からこころ動く世界を」

            • 6本

            農業経営したり、子育てしたりする中で、心うごいたもの、驚き感動発見の日々をイラストエッセイにして書いてるもの。モットーは「むずかしいことを、やさしく。やさしいことを、ふかく。ふかいことを、ゆかいに。ゆかいなことを、まじめに。」

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            • 3本

            どう考えて、どう実践をしていったかの農園経営記録。 観察、仮説、実践、そしてまた仮説…の繰り返しな経営。しかも自然相手で思うようにいかない農業。 なので、ここだけは肩の力を抜いて、たのしくゆるく、こーしたらこーなって、学びました!を書きます!

          • 夜明けのエッセイ

            • 90本

            夜明けの美しさがとても好きです。雪国里山の風景とともに、心地いい言葉を、届けたいと思って夜明けのエッセイを名付けました。でも書いているのは、雪国農業をする中でのできごと、子育て、さまざまなノンフィクションエッセイです。

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            NewsPics主催・大友啓史監督×佐渡島庸平さんのスクール「ビジネススクールメイキング講座」を受講しながら、ひとつの物語をつくり、誰かの世界へ届けるまでの制作過程を公開中!

          • イラストエッセイ「里山農業からこころ動く世界を」

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            農業経営したり、子育てしたりする中で、心うごいたもの、驚き感動発見の日々をイラストエッセイにして書いてるもの。モットーは「むずかしいことを、やさしく。やさしいことを、ふかく。ふかいことを、ゆかいに。ゆかいなことを、まじめに。」

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            • 不安になったとき、自分を置き去りにしないために【金曜の夜エッセイ】

              8月に生まれた長男が、笑うようになった。 なんなんだこの天使は!!!(親バカ) 今まで焦点が定まらず、まだ世界の全貌を把握できていない様子だった。最近は見えるようになったのか、世界はどうやら面白いものがあるようだと気づき、キョロキョロみたり、笑ったりするようになった。 そんな息子と事務所にいるときは、授乳しながらなんとか仕事の玉を打ち返している。 zoomなどオンライン会議のときは、涼しい顔をしながらも大抵は画面の下で子どもに乳をくわえさせている。そんな荒技ができるのも

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              • やろうと思ったときにずっとやれなかったことを、やる【金曜の夜エッセイ】

                描いていたもの、想像していたものを、実際の形にするのはとても腕力がいる。 結婚式で流れた映像で、夫がこう言っていたのを思い出す。 「かなちゃんは農業で、ゼロからお米やさつまいもを生み出している。だから自分も何かを生み出したいと思った」 そうして建築家の夫は、↑マイバイクに乗って酪農家をたずね乳搾りをし、鶏小屋から卵を調達し、それらを抱え高校のときにバイトしていたケーキ屋さんでウエディングケーキを作った。(ちなみにケーキ入刀用のナイフも自作していた) 懐かしい…泣ける…

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                • 突然バーンアウトしないための、私の仮説「自分を置き去りにしない」

                  忙しい、という言葉が嫌いだ。 それは私が「忙しいアピールをする人」が苦手だから、というのもあるかもしれない。何かのビジネス書で「忙しいを口にすると未熟だ」的なものを読んだからかもしれないし、テスト直前に「全然勉強できてないわ」と言いながら、しっかり勉強している人と同じような懐かしい匂いを感じるからかもしれない。 でも、ここで私は声を大にして言おう。 めちゃめちゃ忙しい!!!(ドーン 来月には新しい食品加工所が稼働する。 そんな私は今、やっと産後2ヶ月が経った。 農業

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                  • 先週の放送が1週間限定で見れます!ー初めて何かをやり切ろうとしてる私の、真剣勝負

                    先週、新潟県内の放送で、私たちの活動の特集が放送されました! それが1週間限定でwebでも動画が公開されているのでぜひご覧ください✨ いつもはこのnoteで写真と言葉でお伝えしているいろいろですが、 動いている私を見ることができます(笑) 加工所の竣工までも、とうとう1ヶ月を切りました。 そしてさつまいもの収穫も繁忙期まっただなか!! そして、出荷第一号のさつまいもも貯蔵庫にやってきて いよいよ感が高まってきました!! ほしいも加工に向けて、いろいろなものが佳境です!

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                    • ひとつを極める人って羨ましい!一方、継続のためのバランスも大事って気づいた

                      「この仕事は、実態のないものを扱ってるから、実態のあるものに触れたくてパン屋でバイトしている」 4年ほど前、社会起業家を育成するプログラムに参加していたとき、スタッフの女性の方がそう話されてて驚いたことがある。その会社は起業家支援をする会社で、結構先進的な仕組みをどんどん取り入れて、多様な人たちが関わってて、副業も自然と行われているようだった。 そして、その女性から「副業でパン屋」話を聞いたときは なるほどおおおーーー!!!! と腹の底からぐ〜〜っと地面に打ち付けられ

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                      • 産後1ヶ月ぶりに外に出てワタワタしてたら気づいたこと

                        夏の名残が、薄く秋空を覆う。 スコンと抜けるような青空。どこからから流れてくる風になる前の風は、ひんやりしているが、日差しはビリビリとまぶたを刺してきた。 蛍光色のナイロンジャケットを羽織り、うっすら泥はねが残るキャップをぎゅっとかぶる。 1ヶ月半ぶりに、外に出た。 晴れた。 いつの間にか田んぼの稲は刈られて空っぽになり、農道に垂れる草たちは黄色みを帯び、景色は彩度を落としていた。産後1ヶ月と少し、ずっと家の中で赤ちゃんといる間にも、世界はちゃんと変化していた。 その日は

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                        • きっと晴れるよ、お姫さま

                          トトトと屋根を打つ雨の音が、薄くなってゆく夢にゆっくり重なってきた。 絹のようなひんやりとした風が、頬をなでていったところで目が覚めた。 今日は雨か。 窓の下に目をやると、畑の緑が雨に濡れて濃く際立っていた。 手足を投げ出し、あっちこっちと重なり合いながら眠るこどもたち。 その隅っこで、背中を丸めて縮こまっている夫のうしろすがた。 今日は雨か。 のっそりと起き上がり、ベッドのはしに腰かける。 よしよし、君もよく眠ってくれている。 生まれて1ヶ月経ったばかりの長男のぷく

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                          • センスオブワンダーを描きたい

                            センスオブワンダーを描きたい。 紙とペンで、静かだけど透明な、心うごく世界に触れたい。 だから私は農業をしていたし、自然のそばにいるし、まっさらな世界が始まり、命が輝きだす夜明けや、雪の季節を経て、きらきらとまたたく春が大好きだ。 加工所建設に失敗してから、3年。 私の中にいる、小さな子どもの私に出会った。 人が離れたり、また出会ったり、大きな失敗をして、失くしてはまた何かを得たり。時間が経ち、たくさんの鎧をはいではいで、はいで、ほこりかぶった心の片隅で、体育座りして縮こ

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                            • 寂しいときに「だいすき」と言う

                              最近気になることがある。 6歳の長女が、毎日「お母さん、大好き」と言ってくる。 夜に子どもたちのお風呂の準備で忙しくしているときに冗談めかして言う「おかーさん大好きー」。生まれたばかりの長男に授乳しているときに、背中から鼻歌混じりで言う「大好き〜」。次女と長男が寝て、二人っきりになったときにぽつりと言う「だいすき」。 いやいやそれってとっても素敵なことじゃないか。 そうかもしれない。 でも私からすると、最近までこんなに毎日大好きなんて言う子ではなかったから、心の中でどん

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                              • この子と一緒に、生き始める

                                世界は奇跡にあふれている。 なんて言うと、ちょっとくさくて、まだまだコロナ後の先行きが見えない今、奇跡なんて言葉にするとむずがゆい。でもこんな時代だからこそ、どこかでカッと眩しいくらいの明日を望んでいる。今日とは違う明日。明日とは違う未来。 佐藤家にも、いつもと違う日々が始まった。 そう、無事に8月21日、第三子を出産しました! コロナ禍により病院には家族も入れない。 陣痛が始まり、入院してからはずっと病室で一人だった。 荷物は、玄関で夫が看護師さんと受け渡し。届いた荷

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                                • 環境を整えればグングン伸びるのは、こどもも作物も同じ…!工作大好き娘のカオスなデスクから

                                  急に片付けがしたくなるのは、本能らしい。 出産が近くなった妊婦の巣作り本能(笑) 妊娠してから現在に至るまで、自分の意思ではなくホルモンの誘導するがままに身を任せてきた妊婦期間。 いまはどうやら片付け巣作りモードになったようだ。 夫の実家で義祖父と同居し6年。 マインドとしては「他人がずっと暮らしてきた家」にお邪魔してる感覚なので、家の中の色々に関しては手をつけないようにしてきた。 それでも気になるあれやこれ。 いやいや、片付けとか整理とかは、せめて自分が手を加えら

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                                  • 人生の目的を、24時間スケジュールから逆算して見えたもの

                                    結局私は、夫とこどもたちと人生を楽しむために生きている。 そのために、言葉を紡いでいる。 そう気づくと、ちょっと開き直れる感覚だった。 そう至ったのは最近読んだ本がきっかけ。 「自分のミッション、自分がなんのために生きているのか、人生上の目的意識が明確になると、実現スピードが速くなる。 その目的意識を見出すには、「自分の命があと半年しかなかったら、何をやらなければならないのか?お金を一銭ももらえなくてもやるべきことは何か?」 この問いに答えると見えてくる、というものだ

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