【エッセイ】里の駅に行ってきました10 〜道中、ミンミンゼミが大合唱〜[道の駅・里の駅](1141文字)
夫と一緒に車で、京都府京都市の里の駅に行ってきました。
珍しく天気予報を見るのを忘れてしまい、前日までに、「トリプル台風」とのニュースを見ていたので、雨が降っても良いように傘を持ち、トップスは、日除けの長袖麻シャツを羽織らずに、袖なし綿ブラウスという出で立ちで外出しました。
外に出たら、凄い湿気で、今にも雨が降り出しそう。
空には、ぺたっとした白い雲の上に、横長にもくもくした灰色の雲。
青空は全く見えませんでした。
幸い、外出していた間に雨は一滴も降らず、道中も車窓から、8月末の景色を楽しめました。
あちこちの畑は豊かな実りを見せ、場所によっては田んぼは一面黄金色に輝き、点々と複数の庭の木に白い花が咲いていて、沿道や山々の木々は鬱蒼と生い茂り、行く先々でミンミンゼミが大合唱をしていました。
里の駅では、駐車場の草がとても良い匂い。
草むらで、秋の虫が素敵な音色を奏でていました。
湿度が高いので、暑く感じましたが、晩夏ならではの心地良さがありました。
里の駅では、胡瓜・西洋人参・茄子・長茄子・山科茄子・ニンニク・トマト・3種類の餅菓子を購入。
とうとう、特産品の赤紫蘇が出てきました!
この赤紫蘇を見ると、いつも、
「晩夏なのだなぁ」
と実感します。
胡瓜は、普通の胡瓜で、サイズは前回のものと比べて小さめ。
西洋人参は、細めで、綺麗な形のものが揃っていました。
長茄子は、太めの種類のもので、以前、同じ種類のものが美味しかったので、楽しみ。
今度は、味噌汁でもぬか漬けでもなく、大好きな鉄鍋蒸し焼きにします。
茄子と山科茄子は、前回よりも小ぶりですが、美味しそう。
ニンニクは、活きの良いもの。
トマトは、産地を見たら、ここのものは名品と言われているので、楽しみ。
いつも楽しくお喋りする生産者さんのものが、今日は全然なくて残念でしたが、いつものように立ち話をしていて、前回購入した、その生産者さんのミニトマトの話になりました。
「あのミニトマトは、今日はないのですね」
と夫。
「軽く湯剥き程度ではなくて、しっかり火を通したほうが美味しそうなミニトマトでしたね。生と軽い湯剥きで食べてしまったので、再挑戦しようと思ったのですが。残念です」
「そうそう、しっかり火を通すと美味しいのですよ!」
と目を輝かせる生産者さん。
「残念ながら、もう終わりです」
車の中で、餅菓子を食べました。
私は栃餅2個、夫は餡子のおはぎときな粉のおはぎ。
栃餅を買ってから、おはぎ好きの夫が、おはぎが半額なことに気づいて買い足したので、私は栃餅を2個食べられました。
美味しかったです、満足満足。
もうすぐ9月です。
今日は、ランドセルを背負った小学生たちや、制服を着た中学生たちの姿もありました。
そして、明日は夫の誕生日です!
次の季節の足音が聞こえます。
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