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台湾占領手順Ⅰ

台湾占領手順Ⅰ

中華民国国防軍基地配置図1

人民解放軍も台湾全島占領などは考えていないでしょう。2,400万人の人口、九州とほぼ同じ面積。それが日米で海上封鎖されます。台湾人と占領部隊を支える物資は中国本土から持ってこないといけない。膨大な物資です。

ですので、占領するのは台北市と新竹(半導体工場区域)、そして宮古島より西の南西諸島のみです。

  1. 最初に弾道ミサイルで高性能爆薬(HE)弾頭、クラスター弾頭、貫通弾頭、燃料気化弾頭、炭素繊維弾頭、電磁パルス弾頭で空港、港湾施設を壊滅させます。福建省から撃てるミサイル数は500発。

  2. 台湾の迎撃ミサイル天弓である程度は撃墜。台湾のミサイル年間生産量250発。PAC-3、72発。保有数合計400発。迎撃には2倍の数量が必要。一斉射撃で全弾撃ち尽くす。かなりの弾道ミサイルが着弾。

  3. 次に福建省からホバークラフト(1隻250名)20隻以上で渡海作戦。5,000名。武装漁船も使って5,000名。合計1万名。解放軍陸戦隊(海兵隊)は3.5万名。本土防衛で全部使えないから最大2万名。それでも輸送手段は限られています。中国の強襲揚陸艦は喫水が深く、海岸に乗り上げられる構造ではない。

  4. 与那国島が手に入れば、東岸の宜蘭県(ぎーらん)から雪山トンネルを使って台北の真後ろに侵攻、不意をつけます。宜蘭県には軍港もある。

  5. 南西諸島占拠で沖縄本島から台湾・南西諸島を隔離でき、太平洋に艦隊を出すことも容易になります。台湾・南西諸島から弾道ミサイルの狙いを沖縄本島・九州に向ければ日米軍は手も脚も出ない。

台北・新竹・宜蘭県と与那国島・石垣島
台北・新竹・宜蘭県と雪山トンネル
人民解放軍陸戦隊配置図と南西諸島・沖縄本島・九州
中華民国国防軍基地配置図2

あなどれない通常型ミサイル台湾・沖縄射程に計1500発弾頭も多種多様でその威力は…

9月3日に北京で行われた軍事パレードで、その威容を誇った人民解放軍の戦略ミサイル部隊「第2砲兵」。核弾頭と通常弾頭の双方を配備する特異な部隊編成については前回の本欄でも触れた。通常弾頭型の弾道ミサイルの威力は、核ミサイルに比べ軽視されがちだ。だが、台湾などの研究は、質・量ともに近代化されたミサイル部隊がさまざまな機能を持つ通常弾頭を運用し、戦略的に重要な役割を果たすことを示している。(台北田中靖人)

現実的な脅威

安全保障に関する日本の研究は、米国の公開資料に頼ることが多い。米国の関心は当然ながら、中国でも北朝鮮でも、米国に届くミサイルに偏りがちだ。

ただ、こうした長距離弾道ミサイルには核弾頭を搭載するのが常識。通常弾頭型のミサイルの分析は、空母を標的とする対艦弾道ミサイル、東風(DF)21Dなど米軍への直接の脅威となるものはよく見かけるが、それ以外はやや専門的になる。

だが、台湾向けには約1500発もの通常型の弾道・巡航ミサイルが集中配備されており、むしろこちらの方が現実的な脅威の度合いが高い沖縄などが射程に入る日本にとっても同様だろう。

部隊の全容は…

第2砲兵の部隊編成で、最も大きなものは「基地」と呼ばれる。台湾の国防部(国防省に相当)が公開している複数の研究論文によると、実際にミサイルの発射を担当する部隊6個(51~56基地)が中国各地に分散配置されているほか、訓練や装備の管理などを担う部隊2個(22、28基地)の存在が確認されている。基地の下には、「基本作戦単位」である「旅(旅団)」がそれぞれ2~7個あり、合計で二十数個のミサイル旅団がある。運用するミサイルは旅団ごとに決まっており、それによって戦略、戦術の任務が分かれている。

国防部の「中共軍力報告書」は、二十数個のミサイル旅団のうち、山東、浙江、江西、福建、広東、広西の各省に配置されている12個旅団を台湾向けと分析。うち山東省などの3個旅団の射程に、沖縄、九州、西日本がそれぞれ含まれている

主に通常弾頭を扱う戦術ミサイル旅団では通常、1個旅団の下に4~6個の発射営(大隊)、1個営に2、3個の発射連(中隊)、1個連に2個の発射排(小隊)があり、1個排に発射機1台と支援車両が配備されているという。単純計算で1個旅団に最大36台の発射機があることになる。

発射機は車両移動型(TEL)で、各旅団には複数の発射陣地がある。発射陣地は中国全土で最大110カ所(核ミサイル含む)とされ、事前にどの陣地から発射されるかを予測することは難しい。部隊は駐屯地から鉄道や高速道路を利用して発射陣地に移動後、目標の座標入力などを経て最長でも40分以内に発射態勢が整うという。ミサイルは江西、福建両省から発射された場合、7~10分で台湾に着弾する。部隊は状況に応じて発射後、直ちに別の陣地に移動するため、反撃の機会は少ない。

米ランド研究所が9月に発表した報告書によると、第2砲兵の短距離ミサイル部隊は、発射機1台につき最大5発のミサイルを配備しており、波状攻撃を行える態勢になっている。

多種多様な弾頭

2011年末の台湾空軍の学術論文によると、第2砲兵の通常弾頭型ミサイル部隊は、敵の指揮所や部隊集結地点、空軍基地、ミサイル発射基地、空母艦隊、交通の要衝などの軍事目標だけでなく、政治・経済上の目標を攻撃する任務を負う。

台湾向けの場合、短距離弾道ミサイルDF11とDF15が中心となる。ミサイルの命中精度を表す半数必中界(CEP)は、DF11で30~50メートル、DF15で200メートル以下に改良が進んでいるという。ただ、旧式の場合、CEPは最大で600メートルといい、改良型への更新がどの程度、進んでいるかは分からない。一方、山東省から西日本を射程に入れる準中距離弾道ミサイルDF21の通常弾頭型DF21Cは、CEP50メートル以下とみられる。

通常型弾頭では、半径40メートル以内の施設を全壊させる高性能爆薬(HE)弾頭に加え、子弾をまき散らすクラスター弾頭▽滑走路や抗堪化された施設を攻撃するための貫通弾頭▽半径500メートルを焼き尽くす燃料気化弾頭▽炭素繊維をまき散らし送電網をショートさせる炭素繊維弾頭電磁パルスで半径75キロ以内の電子機器を1時間にわたって使用不能にする弾頭-などが目的別に使用されるという。このほか、戦術核弾頭も運用し、台湾空軍の論文は出力を90キロトンとしている。

戦略的な役割

第2砲兵は、単独で作戦を行う訳ではない。米ランド研究所の09年の報告書は、中国は60~200発のクラスター弾頭搭載ミサイルの一斉攻撃で、台湾のほぼ全ての空軍基地の滑走路を瞬時に使用不能にできると計算。これにより台湾空軍は防空作戦を行えず、続いて侵攻してくる中国空軍機の精密誘導爆弾による攻撃で、空軍基地の格納庫やその他の軍事・産業上の重要施設が破壊されると推定している。

同研究所は今年9月の報告書でも、在沖縄の米軍嘉手納基地は36発の弾道ミサイル攻撃で、開戦初頭の重要な時期に4日間にわたって戦闘機の離発着ができなくなると推計している。

中国では「戦術」部隊に分類される通常弾頭型の弾道ミサイルだが、台湾有事では、死命を決する「戦略」的な役割を担っていると言える。

中国の航空戦力は量・質ともに台湾空軍を圧倒緒戦で壊滅の恐れも…

今年の国防部(国防省に相当)の「中共軍力報告書」は、中国空軍の「主要な脅威をもたらす域内の飛行場」として浙江、福建、広東3省の11カ所の空軍基地を挙げている。広東省は広州軍区の管轄なので、台湾は脅威の対象を南京軍区に絞っていないことが分かる。

米ランド研究所が今年9月に発表した報告書は、戦闘機が無給油で行動できる範囲を台湾から800キロとし、中国の海空軍が約40カ所の基地から作戦を行えるとしている。中国側はこれらの基地に他軍区からの増強部隊を含め戦闘機で35個、爆撃機で5個の飛行旅団を配備でき、最大で800機を台湾侵攻作戦に投入できると推計。防空作戦に回す航空機を引くと、潜在的には600機程度が攻勢作戦に参加できるとしている。

これらの作戦の主力は戦闘機では殲10やスホイ27(殲11)、スホイ30(殲16)といった第4世代戦闘機が中心となり、攻撃・爆撃機では殲轟7、強5、轟6が担う。これらの作戦機は最も近い空軍基地から、15~30分で台湾の空域に到達する。中国空軍は戦闘機の近代化を進めており、ランドは年間70機のペースで第4世代の戦闘機が増えていると分析している。

これに対する台湾空軍は、台湾海峡に浮かぶ澎湖諸島の馬公を含め11カ所の空軍基地に、戦闘機が配備されている。今年の国防報告書はその数を約370機としている。ただし、米国防情報局(DIA)の2010年の報告書「台湾の防空の現状評価」によると、その陣容は心細いものだ。主力はF16A/Bが146機だが、自主開発の経国126機は、「限られた作戦行動半径とペイロード(積載量)により空対空能力に制限がある」。56機のミラージュ2000は、「部品の不足などにより作戦能力は実数よりも大幅に少ない」。60機のF5は訓練用で「実際に運用できる数はさらに少ない」と酷評されている。

台湾は19年までに退役するF5に代わる戦闘機として、米国にF16C/D66機の売却を求めていた。だが、米国はこれに応じず11年9月、F16A/Bの近代改修に同意。今年10月には、改修済みの1号機が試験飛行している様子が報道された。レーダーなどが改修されるF16VはF16C/Dの性能を上回るともされるが、改修で絶対数の不足が補われる訳ではない。

さらに、緒戦の弾道ミサイル攻撃とそれに続く巡航ミサイル攻撃、爆撃機・攻撃機の精密誘導爆撃で、台湾の空軍基地は大部分の滑走路と関連施設が破壊される可能性が高く、岩山をくり抜いた地下格納庫がある東部・花蓮県の佳山空軍基地以外は、壊滅する恐れもある。国防部は抗堪性の高い掩体で戦闘機を守る「1機1庫」政策を進めているが、10月25日付の自由時報は、予算不足で進展していないとして、監察院が是正を求めたと報じている。

高まる中国の軍事圧力を背景に台湾は国産ミサイル生産能力の向上を目指している。軍の消息筋によれば、すでに新しい生産工場の建設を終えており、各種ミサイルの年間生産能力は2倍以上の500発近くに上る見通し。

台湾における海・空戦力強化のため、立法院(国会)は昨年11月、武器の購入に関する特別条例を可決。今後5年間で約2400億台湾元(約1兆700億円)の特別予算を投入し国産ミサイルなどの量産に充てる。

国防部(国防省)が立法院に提出した報告書によれば、各種ミサイルの年間生産能力の内訳は▽対空ミサイル「天剣2型」が従来の40発から150発対空ミサイル「天弓3型」が同48発から96発対艦ミサイル「雄風3」が20発から70発対艦ミサイル「雄風2」と巡航ミサイル「雄風2E」が81発から131発空対地に加え、空対艦の攻撃も可能な長距離ミサイル「萬剣」が18発から50発に引き上げられる。

中国軍は近頃、台湾周辺で軍事活動を活発化させている。戦闘機が台湾海峡の中間線を越えて飛行するなど地域の緊張が高まっている。

現在、台湾は、米国から迎撃ミサイルシステムであるPAC3を72基設置している。他方、我が国のPAC3は48基である。単純に計算すると、台湾は日本の1.5倍のPAC3を備えている事になるだろう。

けれども、台湾は日本の国土面積の10分の1しかない。したがって、台湾のPAC3密集度は我が国の15倍となる。おそらく、PAC3はイスラエル(2.2万平方キロメートル。四国とほぼ同じ)や台湾(3.6万平方キロメートル。九州よりもやや小さい)のように比較的国土面積が小さい国には有効なのかもしれない。

今年(2021年)9月16日、台湾の行政院(内閣に相当)は最大2400億台湾ドル(日本円で約9500億円)のミサイル調達特別予算を組むための法案を閣議決定した。これは、2022年から27年までの対艦・対ミサイルへの防衛予算となる。

中国は台湾に向けて福建省に短距離弾道弾「東風11(DF11)」を少なくとも500基以上配備しているという(その他、準中距離弾道ミサイル「東風21 (DF21)」も台湾を射程に入れている)。そこで、台湾としては、国家の存亡をかけ、今後、更にPAC3を200基配備予定である。


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