- 運営しているクリエイター
記事一覧
生きる”価値”がなければ、生きられない私たちへ
弟が亡くなって一ヶ月、生きるとはなんぞや、ということについて色々と考えました。
インターンや就活、その後の会社研修を通して、私は、
人生でこういうことをしたい
こういう風に生きたい
ということは、散々考えてきたつもりでした。
夢というか、目標というか。
そういう言葉は苦手だけれど、人生の指針のようなもの。
それは自分でも納得度を持って語れるものだったはずでした。
でも、弟が亡くなって、
「社会人」になれなくても、そんなにがっかりしなくていい理由
社会人としての心得
社会人として身に付けるべきマナー
新社会人になるあなたへ—
「社会人」という言葉は、私たちの日常でふつうに使われる。経産省が作った、「社会人基礎力」なんて言葉もある。
でもよく考えてみると「社会人」とは不思議な言葉だ。いくつだろうと何をしていようと、みんなが社会の一員であるはずだ。
なのに「社会人」として認められる人と、認められない人がいるのである。
もちろんこ
あなたが「変わる」時はいつか?
「急に具合が悪くなる」は、思った以上に多くの皆さんの手に届き、発売3ヶ月にしてすでに5刷が決定しました。ありがとうございます。
圧倒的に引用されているのは、4便で宮野さんが「私は不運ではあるが不幸ではない」と宣言する箇所、最終便で宮野さんが、偶然と運命を通じて世界を愛すると綴っている箇所です。
自分ではいかんともし難い理不尽に見舞われても、これは不運ではあるが不幸ではないと、その状況に力強く抗
すべては逃げ出すための準備なのさ
----- キリトリ ------
最後まで読んでくれてありがとうございます。
Twitterとかコメントで感想もらえると嬉しいです。でも優しめのやつだけでお願いします。どうか。
Twitter: https://twitter.com/mstkmys
「自分らしく、好きを仕事に」とか自分語りをしている暇があったら、まずはボールを転がせ。|オーガナイザーというはたらき方
10月末の札幌の深夜の雨は、めっちゃ冷たかった。でも大荷物を抱えて走っていたので、寒くはなかった。
自分は、環境・福祉・防災など、生活や命に関わることで、ひとりではどうにもならないことを、みんなでなんとかする仕組み/コミュニティづくりをしている。
たとえば、ふつうのおじいちゃんとか、ふつうの若者が友達になって、いきいきと自分から出番をつくっていけるような関係性をつくる連続ワークショップをしてい
現在バイアス(いまが大事思考):行動経済学とデザイン23
時間という概念が入ってくると「今が大事か、それとも将来が大事か」といった判断軸がうまれます。今回はこの時間にともなう人の行動に着目してみたいと思います。
[エッセンシャル版]行動経済学
ミシェル・バデリー(著)、土方奈美(訳)、依田高典(解説)
早川書房 2018.08
この本の『時間のバイアス』という章で書かれている、いくつかの研究をもとに、今と将来に対する考え方を理解してみたいと思います。
正常性バイアス(変化がキライ):行動経済学とデザイン33
現状を変えたくない思考のことを、正常性バイアスとか現状維持バイアスといいます。災害を例にこのメカニズムを整理してみます。
生き残る判断 生き残れない行動
アマンダ・リプリー(著)、岡真知子(訳)
筑摩書房 2019.01
人はなぜ逃げおくれるのか
広瀬弘忠
集英社 2004.01
正常性バイアスとは警告があったにも関わらず行動を変えなかった結果、悲劇を招く事故は数多く起こっています。例えばこ
社会的証明(周りが気になる):行動経済学とデザイン13
影響力の武器から3つめは『社会的証明』です。
自分に絶対の自信がないときは、何かに頼りたい気持ちがうまれます。社会的証明とはそんな気持ちを後押しするものです。
影響力の武器
ロバート・B・チャルディーニ (著)、社会行動研究会(訳)
1991.09(第一版) 誠信書房
不確実性と類似性何かに頼りたくなる要因は2つあります。
不確実性:これまでの経験が通じない状況では、まわりの行動に影響され
偏愛の時代における、感性ドリブンな情報摂取のすゝめ
「この人、ちょっと苦手なんだけど、でも情報が面白いからフォローしとこうかなぁ……」
「すごく若者に流行ってるらしいYouTuber、一応おさえとかなきゃ…好みじゃないけど……」
「3年前くらいに一度飲み会で会って、そこからずっと相互フォローなんだけど…ストーリーで流れてくるこの人の飲み会情報には、全然興味ないんだよなぁ〜〜でもフォロー外すのも悪いかな〜〜〜……」
みたいな謎の縛りにより、公式
人は変われる。ただし2年かかる。でも、絶対に変われる。
今の世の中は他人の不安をあおる言葉が多いように思います。
「このままでいいの?」
「圧倒的努力してる?」
「好きなことや、やりたいことで、生きていこう!」・・・
僕はそういうこと言うの好きじゃないですが、無意識のうちに僕自身も日頃のSNSや、note、Voicyなどの発信の中で、誰かを不安にさせてしまっているかもしれません。特に日本人は、遠い将来への漠然とした不安と、他人との比較を心に抱き
楽しむことを邪魔する自分の価値観
立派なものや社会において価値があるものは、人間の価値観の総意が決めていて、価値観がなくなってしまえば意味もなくなる。そのうえで敢えて立派なものを追いかけてもいいし、別にいいやと自由に生きてもいい。
価値観がなければ人間は悩まない。自分はどうしてこうなのかという悩みは、こうであるべきだという価値観があるから成立する。相手はなぜこうなのかという悩みは、人間は普通こうであるべきだという価値観があるから
無思想はなぜヤバいのか
ヤバい思想、と言われると皆さんが思い浮かべるのはなんでしょうか。ファシズムや全体主義?差別主義?優性思想?それとも宗教的原理主義?
この世に数多ある危険思想のなかで、ユダヤ人哲学者・思想家のハンナ・アーレントが最も重大視したのは「無思想」でした。
無思想、ノンポリ、無宗教…という「無属性」なステータスを自認していることは私たちの国では取り立てて珍しいものではありません。実際、多くの人は自分は「