マガジンのカバー画像

旅行記

64
そのまま、旅行した時の記録です。もちろん写真もあります。ビール写真が多いかも。
運営しているクリエイター

#温泉

自由律俳句(その十)『日々唯不死』出版等

自由律俳句(その十)『日々唯不死』出版等

 noteに発表してきた自由律俳句を編集し、また種田山頭火句集の書評などを入れた、『自由律俳句集 日々唯不死』をAmazonからキンドル及び紙バージョンで出版しました。

このうち、最新の作品を以下にご紹介します。

〇 2024年3月、土曜のため、まだほんの一部しか咲いていない桜の下に、大勢の花見客がいる。そして、暖かい陽気に誘われて、公園には老夫婦、家族連れ、ペットを連れた人たちが、あちこちに

もっとみる
<旅行記>初島―伊東―熱海(後編)

<旅行記>初島―伊東―熱海(後編)

<前編から続く>

 熱海港に着く少し前に目が覚めた。またもや良い時間帯の路線バスがないので、港で待機しているタクシーで駅に向かった。ロッカーに預けている荷物を取り出して、改札からすぐの伊東線ホームに昇る。次の出発まで時間があり、電車内は空いていた。ふと見ると、座席の端に制服を着た小学校低学年の女の子がちょこんと座っている。ランドセルは女の子より大きく、さらに大きな手提げバックを持っているのが、と

もっとみる
<旅行記>熱海-伊東-真鶴一泊二日の旅

<旅行記>熱海-伊東-真鶴一泊二日の旅

(注:少し長いですから、そのつもりでお読みください。)

 2024年の正月半ば。「今年の冬は暖かくて過ごしやすいね」などと話していたところ、妻が「株主割引を入手したので、伊東小涌園に行こう」というので、せっかくの機会でもあるから、不肖の夫としてご相伴に預かることにした。

 本当は、腰や血行不良そしてリューマチの治療のため毎週でも行きたいのだが、生憎と経済事情がそれを許してくれない。それで、自宅

もっとみる
<小旅行記>船橋法典の温泉を訪ねる

<小旅行記>船橋法典の温泉を訪ねる

10月のある晴れた日。妻が契約している農園の収穫に行くので、最寄り駅で待ち合わせて、近くにある温泉施設に行った。その駅は、武蔵野線の船橋法典という駅で、温泉施設は「法典の湯」というところだった。

 13時に駅改札で待ち合わせだが、そのまま温泉に行く予定なので、すきっ腹で温泉に入って貧血になっても困るため、新木場駅で立ち食いそばを食べていくことにした。東京メトロ新木場駅構内には、「メトロ庵」とい

もっとみる
<旅行記>一泊二日、甲府への旅またはセンチメンタルジャーニー

<旅行記>一泊二日、甲府への旅またはセンチメンタルジャーニー

 山梨県は父の実家だったので、子供時代に良く行った。父の実家は山梨市にあり、私が小学校低学年の頃は、近所に農耕馬を飼っている人や、豚を飼育している人もいた。しかし、一番多く見かけたのは葡萄畑と桃畑で、夏休みにはこの二つのフルーツをふんだんに食べられたのが、遊び場所がない田舎での由一の楽しみだった。

 私が高校を卒業した直後、父は病気で早世したのだが、戦前・戦中の頃、地元にあるワイン工場を手伝って

もっとみる
<小旅行記>湯河原温泉一泊二日の旅

<小旅行記>湯河原温泉一泊二日の旅

 先日、区民割引があるということで、東京からほど近い、熱海の手前という認識が強い湯河原温泉に、一泊二日で行ってきた。自宅から片道約3時間ということもあり、ちょっと遠い通勤圏内に行ってきたような小旅行だった。

 通常、旅館のチェックイン時間は15時なので、以前沼津に行ったときは朝の通勤時間帯に東京駅を出て、沼津には昼頃に着き、そこでランチを食べてからあちこちと観光して、それから旅館に着く日程だった

もっとみる
<旅行記>沼津、一泊二日の温泉旅

<旅行記>沼津、一泊二日の温泉旅

 元勤務先の友人夫妻と私ども夫婦の老人珍道中で、沼津へ一泊二日の温泉旅に行った。
 
 朝9時頃に東京を出発する東海道線各駅停車に乗り、熱海で乗り換えて沼津に着く。それまでは、皆でマスク越しに四方山話をして、乗車時間の約2時間があっという間に過ぎてしまった。人生は意外と短いのかも知れない。

 駅からタクシーに乗り、沼津漁港(表題の画像)へ。あらかじめネットで調べておいた寿司屋で、さっそくビール、

もっとみる
<旅行記>鬼怒川駅-龍王峡-星野リゾート(温泉)-東武ワールドスクエア1泊2日の旅

<旅行記>鬼怒川駅-龍王峡-星野リゾート(温泉)-東武ワールドスクエア1泊2日の旅

日本へ一時帰国したときは、かならず温泉に1泊する。そもそも、日本に帰ったその日には、すぐに自宅の風呂を沸かし、湯船に心ゆくまで浸かる。日本で生まれ、日本人であることを最高に幸運だったと思う瞬間だ。

だから、温泉の露天風呂に入ったら、もう気分は天国だ。そして、それが自然の美しさも伴っているところであれば、あらゆる病気も直ちに快癒するような気分になってしまう。実際、私のバネ指や脊椎管狭窄症は今回の温

もっとみる