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人生、哲学、生きるとは

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2023年5月の記事一覧

④【頭がおかしいと思われるかも⁈】職は失ったけど、自尊心は失わなかったよシリーズ✨

④【頭がおかしいと思われるかも⁈】職は失ったけど、自尊心は失わなかったよシリーズ✨

前回のお話しはコチラ⇩

これまでのお話しはコチラ⇩

体調も一向に良くならず、会社を休みがちになった私は、このままじゃ会社としても困るだろうし…あれこれ身体のことを心配されて返答にも困るようになってきて、同僚二人に私の状況を話そうと決意した。

でも、

頭がおかしいと思われるかもしれない。

そもそも、信じてもらえないでしょ。

などと色々なネガティブな想いが頭をよぎる。

でも、もうそんなこ

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Lloyd PriceとArthur Croudup

Lloyd PriceとArthur Croudup

オリジナルとカバーの関係性。
私の中ではエルビス・プレスリーとロイド・プライスやアーサー・クルーダップという系図がまずイメージされます。

最初に聴いた音源はエルビス・プレスリーがカバーするザッツ・オール・ライトやローディーミスクローディだったりします。

しかしザッツ・オール・ライトを最初にレコードに吹き込んだのはアーサー・クルーダップであり、
ローディーミスクローディがロイド・プライスの曲だと

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構造のない構造(再投稿)

構造のない構造(再投稿)

二十世紀の哲学は、実は主観性への偏りが見受けられる。フッサールの現象学や、その批判者であるハイデガーも、純粋意識や世界内存在と言っている。

戦後の哲学では、主観性を批判的に捉えたとしても、単なる主観のないせん妄症のような意識障害のことを哲学と言っていた。

反哲学というのも主観を否定した後の主観に過ぎず、主観主義の二十世紀哲学の範囲内に留まっていた。戦後の哲学は、外部の他者との見えない関わりを直

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虚淵玄がPSYCHO-PASSで描いた脳を監視される世界は、未来ではなく、特許のある過去の技術だった。

虚淵玄がPSYCHO-PASSで描いた脳を監視される世界は、未来ではなく、特許のある過去の技術だった。

 登場人物が誰一人として幸福にならないシナリオのアニメを作り続け、アニメ業界においては、日本屈指の人気を誇る虚淵玄。その人気は根強い。

 彼の代表作「PSYCHO-PASS」は、脳を監視され、危険な思想の持ち主と判断されると、投獄、薬物投与による去勢が行われ、誰もが自分の意見を持たず、システムのいいなりになる社会を描いた。

 正解は常に社会システムが教えてくれるので、システムのいいなりに過ごし

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初夏の日差し/荒浜貞山堀

初夏の日差し/荒浜貞山堀

今朝、少し早い時間に貞山堀をお散歩(サイクリング)してきました。
朝からぽかぽかです。
いつもより汐の匂いが際立って心地よく、
まるで初夏を思わせる陽気。
それと葉っぱの緑とタンポポの黄色が実に見事でした。

思えばここ3年ほどで、
震災後の復興作業もずいぶん進んだように思えます。
荒浜小(震災遺構)付近の地域の整備も整いつつあり、
広い駐車場も便利です。
何よりここを訪れる人が増えてきたのが嬉し

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ツヴァイク『人類の星の時間』凡庸な才能が光り輝くとき

ツヴァイク『人類の星の時間』凡庸な才能が光り輝くとき

シュテファン・ツヴァイク(1881-1942)はウィーン生まれ、ユダヤ系オーストリア人の作家・評論家である。

現在の日本ではほとんど忘れ去られているが、1930年代から40年代にかけて非常に高名で、とくに伝記文学に定評があった。
彼の著作には『マリー・アントワネット』、『ジョゼフ・フーシェ』など優れたものが数多くある。

ツヴァイクは映画監督ウェス・アンダーソンにも大いに影響を与え、2014年の

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殿二自治会 日誌 2

殿二自治会 日誌 2

地方自治を現場から見つめる配信の第2回目です👀
 
 令和5年4月6日 ☔️晴れのち小雨 気温20.8° 西風 気圧1016hPa

 ・防災マップをA3サイズのカラーコピーをすると、コンビニでは一枚80円。浸水マップと避難マップを2枚コピーするもコンビニのコピー機では両面対応しておらず、無駄な枚数を費やした。
・昨日よりExcelの表計算ソフトを活用し、DBに取り組み入力を始める。

 前回

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掃除はモノに感謝を伝える時間

掃除はモノに感謝を伝える時間

最近の僕は掃除にハマっています。

元々掃除は好きだったのですが、更に深く丁寧に行なっている感覚です。
掃除をしている中で、モノの状態を把握できますし、何より自分の心までスッキリします。

ただ、なぜ今まで「深く丁寧に行なっていなかったのか?」という点に関してお話しします。

それは深く丁寧に行おうとすると自分に対して疑念が湧くことがあったのです。

『自分は潔癖症なのか?』
『自分は細かすぎるの

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寅さんに会いに柴又へ

寅さんに会いに柴又へ

雨が降りそぼる4月、葛飾柴又に行ってきました。
生まれて初めて巡る柴又。胸躍ります。
なにせ憧れの場所ですから。

雨が降っていて、しかも夕方になっていたため、
人もまばらでお店も閉まり始めていましたが、
柴又駅に着くと寅さんとさくらのお出迎えです。

夕方だったので、閉まっちゃうといけないので、
先に寅さん記念館を観て、そのあとに帝釈天を散策しました。

寅さん記念館を一通り観させていただき、

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ドヤ顔中学生 マスメディアの恐怖を語る

ドヤ顔中学生 マスメディアの恐怖を語る

洛星中学1年の時に、梅田で、街頭インタビューを受け
フリー素材としてネットに晒され続けた少年
東大に進学し、当時の出来事を振り返る。

「あの日、僕は、自分が、怪盗ロワイヤル(ゲーム)で1万円の携帯代を発生させて親に怒られたことの前置きをしてから、自分への戒めで言ったのにマスメディアが勝手に発言を切り取って報道して炎上した」

 学校では、「ドヤ顔中学生」、略してドヤ中とあだ名をつけられ、父親は、

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”小津安二郎展”を観に神奈川近代文学館へ

”小津安二郎展”を観に神奈川近代文学館へ

4月の雨の日、”小津安二郎展”を観に神奈川近代文学館へ。
仙台からだと簡単に行ける距離ではないのですが、
こういうのは仙台ではまず開催されることは無いよね。ということで思い切って行ってきました。
長女が住む所沢に泊まったので、次の日はこれまたずっと行きたかった川越も観ることができました。

さて、はじめて訪れた山手ですがあいにくの雨模様。
しかし雨の外人墓地やイギリス館などなかなかの風情でとても良

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雨の日の読書ー『掃除婦のための手引き書』

雨の日の読書ー『掃除婦のための手引き書』

 

 ルシア・ベルリンの短編の出だしは、いつもこんなふうだ。
 静かで、透徹している。

 窓の外から静かに聞こえる雨音みたい。
 彼女の文章を読むたび、いつもそう思う。

* * * *

 『掃除婦のための手引き書』は、24篇からなるルシア・ベルリンの短編集だ。

 死後10年経って再発見された彼女の短編は本国アメリカで大絶賛され、たちまちベストセラーになった。
 日本でも、2020年に本屋

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umi no otoさん

umi no otoさん

note初期の頃から交流させていただいていた
umi no otoさん。

umi no otoさんが、がん・難病などと闘っている人やその家族の為の活動をしているそうです。

ホームページにもお名前書かれていたので書いちゃいますが、なんと森本さんなんだそうです😳

ごめんなさいね、私ほんとは森本さんじゃなくて😱

以上森本さん繋がりの紹介でした←なんつーしめ方(・・;)

【詩】争い

【詩】争い

争い

画面の向こうで戦⽕がとどろく
戦⾞や兵⼠達がうごめく
遠い国のできごとか 
すぐ近くのことか
それともドラマか映画のシーンか
もはや分からない
⾒慣れてしまっていいのか

争いは神の意志なのか
耐える⼒と共に与えられ
⼈類が愛に帰るための試練なのか
未来は見えるのか
⼤国の英雄は時代の悪魔
街角の英雄は世界の真実
⾒慣れてしまっていいのか

愛と感謝は神の意志だろう
幸せに浸ろう
辛さも讃

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