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片手から両手へ マイクロマインドフルネスを増やす工夫とは?(若さを維持するヒント)

「マインドフルネスって、わざわざ時間を作らなくても、ちょっとした工夫で日常の中にたくさん取り入れられるということか」

先日、「脳の若さを保つには?」という記事を書きました。老化防止、アンチエイジングという言葉はよく耳にしますし、特にこのコロナ禍では高齢者の重症化のニュースも見聞きすることもあり、「若くありたい」という気持ちは誰しも少なからず持っているかと思います。

脳の若さの維持にはマインドフルな時間を持つことが重要ですが、今回は「で、どうすればマインドフルな時間が増やせるの?」という問いのヒントを見つけたので、記事にしたいと思います。

「若さ維持」とマインドフルネスの関係

先日の記事をざっと振り返ります。詳しくはこちらをご参照ください。

要約すると、脳の老化には染色体末端を保護する役目を持つテロメアの長さを決める酵素「テロメラーゼ」が関わっています。この長さをなるべく維持するにはテロメラーゼを多く分泌することが大切です。その手法がマインドフルネス

この記事の中では3つのアプローチでマインドフルな時間を生活の中でたくさん持つようにしましょう、という内容をまとめました。

脳を若く保つ3つのアプローチ
 1.毎日できること:マインドフルネス瞑想
 2.運動中にできること:マインドフル・インターバル
 3.食事中にできること:マインドフル食事術

詳細は前述の記事に任すとして、要するに「1日の中で1つのことに集中している時間をいかにたくさん持てるか」が脳の若さ維持に極めて重要ということですね。

マイクロマインドフルネスというアプローチ

マインドフルネス、つまり「一つのことに集中している時間」が大切だと分かったところで、ではどのようにその時間を増やすのか。瞑想や運動、食事といった前述のアプローチ以外で、どんな工夫ができるのか。

そのヒントが「マイクロマインドフルネス」という言葉です。マイクロマインドフルネスとはその響きの通り、マインドフルになれる小さな「マイクロ習慣」をたくさん持ちましょう、というアプローチですね。

生活の一つ一つのアクションを、集中して行うということです。ただ、「考え方は分かるけど、どうすれば良いの?」という疑問も出ますよね。

そこで、今日気付いた極めてシンプルで応用が利く手法をご紹介します。

片手ではなく「両手」でやる

これ、何のことかと言うと、例えばコーヒーを飲むシーン。私も毎日のように仕事中に何杯も飲みますが、今日何となく両手でコーヒーカップを掴んで飲んでみました。すると、とても丁寧にコーヒーと向き合っている自分がいることに気づきました

これは私にとって、とても大きな発見でした。もちろんコーヒーカップは片手で掴めます。というより、取っ手があるので片手で掴む方が自然です。そこをあえて両手で包むように掴む。

我々は手を二つ持っています。右手と左手で別々の異なるアクションができます。例えば右手でお箸を持ってラーメンをすすりながら、左手でスマホを操作することもできます。これ、冷静に考えると「マルチタスクできることがデフォルトのカラダ」とも取れますね。もちろんこのスマホしながらのラーメンを食べるという行為はマインドフルな状態ではありません。

つまり、「片手」で何かをやっている時は、マルチタスクアクションになっていることが多い=その時間はマインドフルではなくマインドレス、ということ。

一方で「両手」は、そのアクションに集中しておりシングルタスク=マインドフル、ということです。

生活の中でマインドフルな時間を増やすために、「両手でやることを増やす」というシンプルなアプローチをしてみてはいかがでしょうか。

・両手でコップ、グラスを持つ
・両手で食材を持つ
・両手でカラダをマッサージする
・両手で本を読む(タブレットも両手でつかむ)
・両手で掴んで食べる(パンや焼き菓子等)

上記は片手でやってしまいそうなことをあえて両手ですることでシングルタスクモードになれます。これら以外に、そもそも両手でやっていることもありますよね。例えば食器を洗う、洗濯物を干す、たたむ、顔や髪を洗うなど。

日常生活の中でこうした両手でやっていることを意図的に「よし、両手でやろう」と意識するだけで、そのアクションをより丁寧にできると思います。そうすることで、五感で受け取る情報も増えるのではないでしょうか。

まとめ

「マインドフルネス」と聞くと、瞑想を連想したり、ヨガの教室に通って取り組むこと、と思われがちです。この言葉の意味は「今目の前の1つのことに意識を向ける」ということ。

それは、何もわざわざどこかに行ってやることではありません。生活の中に「マインドフル」になれる機会はたくさんあります。しかし、我々はそれを見落としがちです。

我々には便利な「両手」という道具がありますが、片手で何かをしている時はマルチタスクモードになりがちです。そこをなるべく「両手」で行うことで、丁寧に目の前のことに取り組め、シングルタスクモードにスイッチが入ります。

「マインドフルネスでいよう」と思って、意識し続けることは非常に難しいです。脳で無理に意識するのではなく、行動を変えることで脳のモードのスイッチを切り替えるのは、簡単ですし、とても有効です。

一日の中で小さなマインドフルな時間を増やしていくことで、結果的に脳の健康につながり、若さを維持できることにつながります。

今回ご紹介した「両手習慣」、ぜひ生活に取り入れてみてはいかがでしょうか。目まぐるしく過ぎていく毎日の中で、「丁寧な時間」を少しでも多く持って生活していきたいですね。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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