マガジンのカバー画像

エッセイ

68
運営しているクリエイター

#ブログ

Clubhouseが享受するコンテンツとして破壊的な3つの理由〜映画、Youtube、読書と比較

Clubhouseが享受するコンテンツとして破壊的な3つの理由〜映画、Youtube、読書と比較

Clubhouseはソーシャルの繋がりを加速させ、深くさせる可能性があるが、それとは別に、映画やゲームなどと並ぶ1つのコンテンツとしての側面を考えてみたい。

実際、Clubhouseのコンテンツは破壊的に面白い。

私が映画、You Tube、読書などと比較して、Clubhouseのコンテンツが面白いと思う理由は以下3点。

1.予定調和なし

全てリアルタイムなので、台本もなく、誰が参加してく

もっとみる
あなたの生のゲーム設計はどうなっているか

あなたの生のゲーム設計はどうなっているか

テレビゲームやスマホゲームなどのいわゆるゲームが、物足りなさがあるものの面白い。その理由は、そのルールが明確だからだ。

ゴールがラスボスを倒すことで、そこまでの道筋が単純すぎないが、一定程度見渡せているから、経験値をためて前進していく。どんなゲームも基本はこういう構図だ。

人生を楽しんでいる人の多くは人生をゲーム化している。ゲームにおける報酬や経験値を貯める方法をリアルの世界で一定の明確な形で

もっとみる
中国人はあきらめが早い?

中国人はあきらめが早い?

昨日、クラブハウスで中国出身の方が面白い話をしていた。

中国人は幼少期から人脈や政府との関係がないと成功できないことを親から言われたり、また、実体験として経験する、という。
それゆえ、人生の早い段階で、一定の大きな夢を諦めて現実的な選択をする。

これは私の周りの中国人の行動をみていても納得。みんな現実的な人が多い。

ただ、これは悪いことではない。

大きな夢といっても程度問題だ。一定の限界レ

もっとみる
経験と需要〜Clubhouseで快楽を得るための2つの条件〜

経験と需要〜Clubhouseで快楽を得るための2つの条件〜

人は話を聞いてもらっているときに、食欲や性欲を満たしているときと同等の快楽を得る、とメンタリストダイゴさんが論文を引用していっていた。

関心を持ってもらえること、自分の能力や存在を承認してもらうこと、こういうことが人の主観にとって絶大にポジティブな影響をもたらすことはみんな知っているだろう。

Clubhouseというアプリが一部の人の内で流行っているが、その理由はプラットフォーム、聴衆、話し手

もっとみる
材料はありふれているが「筋立て」は創造性を発揮できる

材料はありふれているが「筋立て」は創造性を発揮できる

以前、私はこのブログで、ビジネスで創造性のあることは限られているという話をした。
なぜならビジネスとは、誰かに使われる商品やサービスを作る必要があり、また、提供すrには人材を集めなくてはならないが、そのどちらにも一定の共感をしてもらなわければいけないからだ。共感されるということは、あまりにぶっとんでいてはいけない。当たり前すぎても、ぶっとぎすぎてもいけない、ちょうどいい適度な創造性を発揮しなければ

もっとみる

作りたいものがない人はつまらない、という話

私はよく誰かの就職や転職の相談に乗るときに、次のように聞く。

仕事をするなら次のように沢山の観点があるが、

あなたにとって、

どの観点が重要なのか?

・プロダクト(その組織(会社)が作っている)

・年収

・肩書

・勤務地

・人事制度

・働いている人々(同僚、上司、経営者など)

・業界の伸び率

・勤務時間

・ストレス度合い

などなど。

こういういろいろな観点の中で、あなた

もっとみる
アドバイスを受け入れるか否かはその人の魅力次第だという話

アドバイスを受け入れるか否かはその人の魅力次第だという話

われわれは普段から、他者の意見や主張、アドバイスなどを耳にする。

ときには、To Meで助言やアドバイスをもらうこともある。

私、こういうときに思ってしまうのは、「このアドバイス受け入れたら、この人みたいになるのか」ということ。

なぜなら、その人はそのアドバイスのように行動するのが良いという価値観で生きてきて、今がある。その視座で行動しつづけていく先にはその人の状態がある、ということなのだ。

もっとみる
「フェアに自分の責任でリスクをとりたい」というのが「起業」の本質であり、「人間の欲望」の本質

「フェアに自分の責任でリスクをとりたい」というのが「起業」の本質であり、「人間の欲望」の本質

以下、GOの三浦さんという方のNewspicksの佐々木さんが起業した理由についてのツイートだ。

三浦さんは「フェアに自分の責任で大きなリスクをとりたい」というのを「起業の本質」だと言っているが、私もまさにそう思う。

会社勤めはいいこともあるし、悪いこともある。ただ、一番もやもやするのは、責任の範囲が曖昧なことだ。いい仕事をしたのにリターンが少ない、という理由もあるだろう。

しかし、それより

もっとみる
「ビジョンがあること」と「信頼を得て集団をまとめること」

「ビジョンがあること」と「信頼を得て集団をまとめること」

人の話をよく聞いて、相手を立てながらコミュニケーションをしていけば信頼を得ることができる。

日本の組織で出世したり、抜擢される人はそういう人が多いだろう。

ガースーこと菅首相もそうなのではないか。

でも、そうして権力を持てる地位についたとしても、その人自身に思想がなければ、その地位は宝の持ち腐れである。

やりたいことがあってこその地位だ。

その地位に副次的にくっついている権力や金を目的に

もっとみる
褒め方にいちゃもんをつけるRを褒めるポイント3つ

褒め方にいちゃもんをつけるRを褒めるポイント3つ

「褒め方がしっくりこない」

この衝撃の言葉、

よく思い出すのが、

大学時代の後輩Rの言葉。

自分と同期のIは、活発で協調性のあるナイスガイだが、Iはよく人を褒める。

後輩Rをよく褒めていた。というより、後輩R以外の人もばんばん褒める。

そこで、あるときRはIがいないときに、

この冒頭の言葉を放った。

「褒め方がしっくりこない」

褒められておいて、その褒め方にいちゃもんをつけるとい

もっとみる
それでも「真実」を求める理由は「システムはどのみち回らなくなるから」

それでも「真実」を求める理由は「システムはどのみち回らなくなるから」

真実はなぜ重要か?自分たちの主観的な世界が楽しければそれでよくないのか?

自分が見ている世界を全てだと思って、その中で自由に楽しく生きていればいい。そう考える人は多いだろう。

つまり、その自分たちの(狭い)世界の「外」(真実)なんかどうでもいい、という態度。

本当のことがわかっても、だからどうなんだ!っていっちゃうやつ。真実なんてどうでもよくて自分たちが自分たちの見ている世界がよければそれで

もっとみる
i + 1という語学の理論はコンテンツ作りの原理を示している

i + 1という語学の理論はコンテンツ作りの原理を示している

第二言語習得の分野でクラッシェンという人が提案したi +1理論というのがある。自分が7−8割くらい理解できるくらいのインプットをすることで語学力が高まるということ。(というか、むしろこれでしか高まらない理論)

私はこれを概ね信じているが、よく考えるとあらゆる体験や経験においても示唆のある理論だ。

語学で一番楽しいのはたしかにこの状況である。つまり、ぎりぎりわかる、ということ。

これは語学に限

もっとみる
スタバの店員さん並に人に喜んでもらうことが人生の全て

スタバの店員さん並に人に喜んでもらうことが人生の全て

私はかなり実存主義者である。

実存主義って何かといえばいろいろな定義があるが、

一言でいうと、

自分の主観を最優先に考える

といえる。

社会だったり、GDPだったり、他者だったりを主語にして物事を考えない、ということ。

自分がハッピーならそれでいい、という発想。

ただ、それは自己中のわがままであることを意味しない。

家族や大切な人が幸せだったり、世界が平和だったりすることが条件で自

もっとみる
みんな対等という感覚があるアメリカ〜大魔神佐々木にwhat's upという18歳マイナーリーガー

みんな対等という感覚があるアメリカ〜大魔神佐々木にwhat's upという18歳マイナーリーガー

清原チャンネルで、清原和博と佐々木主浩のトークを聞いていた。

佐々木さんが日米の人間関係の違いを語っていたのが面白かった。

30代のメジャーリーガー佐々木さんに対して、マイナーの18歳の若手が普通に「hey hiro, what's up」みたいなノリで来るという話(笑)

私もアメリカで生活したとき、これには本当に驚かされた。

私は20歳くらいのときに、アメリカ留学していたが、同年代の人が

もっとみる