lune

C’est la vie.

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記事一覧

去年のクリスマス。

12月25日、夜の8時頃。 仕事が終わって帰ろうとしたら、何かの理由で電車が停まってた。 とくに予定もなく、どうせ家に帰るだけだったし、 なんとなくの気分で、数駅分だ…

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6か月前
1

こんにちは2022年。

言葉を紡ぎたい気持ちがあるにもかかわらず、言葉の整理がなかなかできず noteを開いて、書いては消してを繰り返し 考えるよりは、感じたままに流されることが増えた日々で…

lune
2年前
5

心と身体のバランス。

ここ最近〝書きたい!〟と思う気持ちに、身体がなかなか追いつかなかった。 以前のように戻るには、時間がかかる。いや、かかりすぎてる。 頭の中では、たくさんの文章が…

lune
3年前
12

裏切りと幸せ。

その人は、いつだって私に甘い言葉をくれる。私がほしい言葉をよく知っている。 私の心が迷っているときに、あんな言葉をかけられたらつい、流されてもいいのかな、と思っ…

lune
3年前
15

見えない未来。

ちょっとした一言がきっかけで、人生の振れ幅は意外と大きく変わるものだと、つい先日実感した。 意外な一言だった。意外な人からだった。 こんなにあっさりと、赤の他人…

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3年前
14

恋人ごっこ遊び。

わたし好みの、塩顔がとにかくタイプだった。 サラサラのマッシュヘアは、韓国人のような雰囲気で、服装もモノトーンが多かった。 彼を初めて見たとき、思わず「顔がタイ…

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3年前
62

〝普通〟と戦う。

結婚がしたい。とにかくしたい。 でも、今の彼と結婚したいのかは実際よく分からない。 ただ、私の中で「結婚したい」という事実だけ、願望として大きく膨れ上がっている…

lune
3年前
21

尊敬の距離感。

学生のときも、社会人になってからも、〝この人のことすごい尊敬する!〟っていう人に出会ったことがない。 もちろん、両親はそれぞれとても尊敬している。 だけど、身近…

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3年前
30

ないものねだりと選択。

〝なんで自分だけ…〟と、心が苦しくなるとことがある。 理由はさまざま。でも、そうなる時は大抵、心が疲れてて、思考回路が負のスパイラルに陥り、正常な判断ができない…

lune
3年前
18

変わらないもの。

彼の顔は、正直タイプではない。 でも、人間顔じゃないってことはよく分かっている。性格が大事。 顔が良く思えてきたのは、付き合って数ヶ月経った頃からだろう。愛着が…

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3年前
26

はじめまして。

フォローしてくださっている方、スキしてくださる方、私の文書を読んでくださる方、 いつもありがとうございます。とても感謝してます。幸せです。嬉しいです。 noteに自…

lune
3年前
40

甘酸っぱい秘密。

自分のことを「僕」と呼ぶ人だった。 背が高く、優しい雰囲気を纏いながら、向上心は高く、自分の意見をはっきり言える人だった。 大学3年生のときに履修した授業は、30人…

lune
3年前
48

傘のプレゼント。

私は、朝から雨が降っていない限り、置き傘があるからと安心しきって出社する。 仕事を終え、電車に乗って初めて気づく。 〝あ、傘忘れた〟と。 私の会社は駅直結のため…

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3年前
6

生きづらい私。

私の両親を知ってる人は皆、口を揃えて〝すごく溺愛されて育ったね〟と感想を持つほど、私は愛情たっぷりに育てられた。そして、過保護と捉えられても仕方のないくらい、私…

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3年前
79

考えさせられる言葉。

『人は、変えられるのは未来だけだと思い込んでる。だけど、実際は、未来は常に過去を変えているんです。変えられるとも言えるし、変わってしまうとも言える。』 これは、…

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3年前
8

激しく萌ゆる恋だった。

人は、過去の恋愛をどれくらい覚えているものなのだろうか? 私は大学生のとき、3年付き合った彼氏がいた。 もうあの頃の愛はないけれど、今でも鮮明に覚えている。とても…

lune
3年前
46
去年のクリスマス。

去年のクリスマス。

12月25日、夜の8時頃。

仕事が終わって帰ろうとしたら、何かの理由で電車が停まってた。

とくに予定もなく、どうせ家に帰るだけだったし、
なんとなくの気分で、数駅分だけでも歩いて帰ることにした。

世の中はきっと、浮ついた気持ちで溢れているのだろう。
素敵なディナーでも食べている時間だ。外はいつもより、静かに感じた。

バス停の近くを通ったら、広告看板が、かつてのセフレが好きなブランドだった。

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こんにちは2022年。

こんにちは2022年。

言葉を紡ぎたい気持ちがあるにもかかわらず、言葉の整理がなかなかできず
noteを開いて、書いては消してを繰り返し
考えるよりは、感じたままに流されることが増えた日々でした。

言葉を操るということは、やっぱり難しい。

上手く書こうとしている訳ではないけど、
頭の中で紡がれる言葉を全て拾い上げることができず、
つい手が止まってしまう。

書こうとしてたことが、するすると抜け落ちていってしまう。

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心と身体のバランス。

心と身体のバランス。

ここ最近〝書きたい!〟と思う気持ちに、身体がなかなか追いつかなかった。
以前のように戻るには、時間がかかる。いや、かかりすぎてる。

頭の中では、たくさんの文章がどんどん構想されていくのに。手に取るまでにたどり着けなかった。

一度リズムが崩れてしまうと、気持ちが焦ってしまい、思考が停止したような状態になる。
今まで溢れていた言葉が、急に私の中からいなくなってしまった。

私の心は、よく悲鳴を上げ

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裏切りと幸せ。

裏切りと幸せ。

その人は、いつだって私に甘い言葉をくれる。私がほしい言葉をよく知っている。

私の心が迷っているときに、あんな言葉をかけられたらつい、流されてもいいのかな、と思ってしまう。

愚かだ。
良くないと頭で理解しながらも、ほんのちょっとの可能性を見出したくなる。

一筋の光があることを願って。

もうすぐ付き合って3年になる彼とは、ようやくぼんやりと将来について話すようになった。

それでも、私はいつも

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見えない未来。

見えない未来。

ちょっとした一言がきっかけで、人生の振れ幅は意外と大きく変わるものだと、つい先日実感した。

意外な一言だった。意外な人からだった。
こんなにあっさりと、赤の他人にポロッと、そんなこと言われると思ってなかった。

「もう3年付き合ってるの?来年くらいにそろそろ結婚した方がいいんじゃない?」

たまたま居合わせたところに、ある人が私たちにそう言った。
彼女は、私たちの親と同世代くらいの人だった。

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恋人ごっこ遊び。

恋人ごっこ遊び。

わたし好みの、塩顔がとにかくタイプだった。
サラサラのマッシュヘアは、韓国人のような雰囲気で、服装もモノトーンが多かった。

彼を初めて見たとき、思わず「顔がタイプです」と言いたくてたまらない衝動に駆られた。

共通の友達を通して仲良くなり、私はとうとう、それを彼に伝えてしまった。
彼は笑ってた。「面と向かってそんなこと言われたの初めて」と、爆笑に近い笑いで返された。

それ以来、挨拶代わりに会え

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〝普通〟と戦う。

〝普通〟と戦う。

結婚がしたい。とにかくしたい。
でも、今の彼と結婚したいのかは実際よく分からない。

ただ、私の中で「結婚したい」という事実だけ、願望として大きく膨れ上がっている。

それは、25歳を過ぎたあたりから、明確に私の心を蝕み、私の頭の片隅に、ひとときも忘れることなく存在している。

なにに焦っているのだろうか。私は見えない何かに逃れたいのだろうか。
世間の常識に、当てはまりたいのだろうか。
私の周りの

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尊敬の距離感。

学生のときも、社会人になってからも、〝この人のことすごい尊敬する!〟っていう人に出会ったことがない。

もちろん、両親はそれぞれとても尊敬している。

だけど、身近にいる大人を、それほど魅力的に感じたことはない。

私がひねくれているだけなのかもしれない。
中高生時代特有の、尖っていて誰にも靡かない、あのかんじ。いきがっていたのだろう。

尊敬する大人を、目標となる大人を、見つけ出すことは義務では

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ないものねだりと選択。

ないものねだりと選択。

〝なんで自分だけ…〟と、心が苦しくなるとことがある。

理由はさまざま。でも、そうなる時は大抵、心が疲れてて、思考回路が負のスパイラルに陥り、正常な判断ができない時が多いと思う。
特に夜寝る前。私の場合、不安が急に襲ってきて、涙が止まらなくなる。

そのタイミングでようやく、自分の心がSOSを出していることに、初めて気づく。

自分に自信がないから、寝る前にも関わらず、不安や失敗が頭の中を駆け巡り

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変わらないもの。

変わらないもの。

彼の顔は、正直タイプではない。

でも、人間顔じゃないってことはよく分かっている。性格が大事。
顔が良く思えてきたのは、付き合って数ヶ月経った頃からだろう。愛着が湧いたのだ。

彼の笑顔は、出会った時からとても好きだった。
とても眩しく、キラキラしていた。〝爽やか〟と言う言葉がとてもよく似合う。

私たちが出会ったのは、共通の友達の紹介だった。

当時は、お互い恋人を欲していたわけではないが、友人

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はじめまして。

はじめまして。

フォローしてくださっている方、スキしてくださる方、私の文書を読んでくださる方、
いつもありがとうございます。とても感謝してます。幸せです。嬉しいです。

noteに自分の思想や感情を綴り始めて約1ヶ月。
私の生活習慣がちょっとだけ変わった、ような気がする。

たくさんの人の記事を読んで、やっぱり言葉の操り方は人それぞれで、それがすごくおもしろいなと感じる。その人の個性が出ているな、と。
私が持って

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甘酸っぱい秘密。

甘酸っぱい秘密。

自分のことを「僕」と呼ぶ人だった。
背が高く、優しい雰囲気を纏いながら、向上心は高く、自分の意見をはっきり言える人だった。

大学3年生のときに履修した授業は、30人弱のクラスで、ディスカッションが多かった。そこで、1つ年下の彼と知り合った。
共通の知り合いを通して、その授業の間、彼と話すことがなんとなく増えた。適度な距離感で、挨拶程度に言葉を交わす時もあれば、授業の合間を見てプライベートの話をす

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傘のプレゼント。

傘のプレゼント。

私は、朝から雨が降っていない限り、置き傘があるからと安心しきって出社する。
仕事を終え、電車に乗って初めて気づく。

〝あ、傘忘れた〟と。

私の会社は駅直結のため、仕事をしている間は、雨が降っていることは頭の片隅にあるものの、帰る頃にはすっかり忘れている。
電車に乗って、周りが傘を持っているのを見て初めて思い出す。雨が降っていること。傘が必要なこと。

電車に乗っている人の傘は、ほとんどがビニー

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生きづらい私。

私の両親を知ってる人は皆、口を揃えて〝すごく溺愛されて育ったね〟と感想を持つほど、私は愛情たっぷりに育てられた。そして、過保護と捉えられても仕方のないくらい、私の両親、特にパパは私に甘い。

だけど私は、人生とても生きづらい。

いつも申し訳なく思う。
こんなにも愛情いっぱいに育ててもらったのに、どうしては私は、そんな自分を肯定できないのだろうかと。

両親の愛情を、疎ましく思ったことはない。

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考えさせられる言葉。

考えさせられる言葉。

『人は、変えられるのは未来だけだと思い込んでる。だけど、実際は、未来は常に過去を変えているんです。変えられるとも言えるし、変わってしまうとも言える。』

これは、私が大好きな小説「マチネの終わりに」のある一節である。

この言葉に出会い、大袈裟かもしれないが、私の気持ちが救われた瞬間だった。

何度も、この本を読み返したし、福山雅治と石田ゆり子という最高のキャストで創られた映画も、何度も観た。

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激しく萌ゆる恋だった。

激しく萌ゆる恋だった。

人は、過去の恋愛をどれくらい覚えているものなのだろうか?

私は大学生のとき、3年付き合った彼氏がいた。
もうあの頃の愛はないけれど、今でも鮮明に覚えている。とても真っ直ぐな、熱い恋だった。

大学生という、責任を問われない大人という身分は、とても自由だと今でも感じる。

夢を語ることを限りなく許され、未来を無限に想像できる。
お金は十分にはないが、時間だけが有り余り、好きなことを好きなだけできる

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