#エッセイ
BUMP OF CHICKENが歌う「強さ」と「強がり」の境界線
人の強さってなんだろう?
頭の隅にずっとありながら答えが出なかった問いだ。誰かの言葉で簡単に傷ついたり、誰かをむやみに傷つけたりしない強さを持った人間になりたかった。
なのに、そうあろうとすればするほど本当の自分を置き去りにしているように思えた。強さの意味を履き違えていた。
BUMP OF CHICKENの音楽と出会ったのは、そんな自分を持て余していた10代と20代の狭間だった。
うだる暑さ
シェアするほどの日常じゃないけれど。〜しがない男子大学生が30日間毎日投稿を続けて感じたこと〜
僕は"〇〇ができる""〇〇だったら負けない"と胸を張れるものが一つもない。
かといって、何かを続ける精神力も何かを開拓する度胸も覚悟も持ち合わせていない。
すこし背伸びをして世の中を見渡してみれば、いろいろな場所で活躍している同世代の若者。
僕はただ、羨望の眼差しで彼らを見つめるだけ。
大学生活が終わりに近づくにつれ将来について不安に駆られるばかりだ。
大学生に、大人は言う。
「大学は
好きを仕事にって言うけど結局どういうことなのか
ハッとする言葉に出会った。
全くその通りだと思ってしまった。
わたしは書店でアルバイトしたことがある。
仕事は本当に楽しかったし、心の底から経験できてよかったと思っている。しかしこれを本業にしていきたいかと言われるとちがう。
なぜならわたしが好きなのは、本のお会計をすることでもなく、在庫を並べることでもなく
『本を読むこと』だから。
もう1つ例をあげたい。
わたしはカフェで正社員とし
人生でいちばん大切なことを教えてくれた、あるおばあさんとの1ヶ月
人は死んでも、死なない「そういえば、そろそろ5年経つかな?」
「うん、そうだね。」
「今思い出しても、かっこいい旅立ちだったよね。」
「うんうん。あんなにすがすがしいお看取りは
後にも先にもないよね。」
かつての同僚と飲みに行くと
看護師である私たちは、決まってある患者さんの話をします。
名前は田中さん(仮名)
大腸がんで5年前に亡くなった患者さんです。
彼女は私が関わった患者さんの中でも