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ことばを借りてわたしを紡ぎたい
noteを始めるにあたって、自己紹介の代わりにこれを記しておこうと思う。
私にとってこの世はなかなかに生き辛い。自覚したのはつい数年前だが、思い返せば物心ついた頃から、なにか錘のような物を背負って、あるいは大きな手か何かで押さえつけられているかのような感覚を抱え生きてきた。しかし自尊心も人一倍強かった私は、負けてなるものかと、無駄にするものかと踏ん張って、今日までを生きながらえている。
苦しみ
【創作物】いつかの夜
高速で移動する
四角い箱に身を任せ
見上げた夜空はあまりに暗く
閉塞感にため息ひとつ
落とした目の先に
散らばるは町明かり
思いがけずまばゆくて
色とりどりの星の光が
ばら撒かれたみたいだった
遠目で見るから美しい、そんな風に感じた。
あの日の夜は、あらゆる星の光を吸い取ってしまったのではないかと倒錯する程、空は黒く地上は煌めいていた。