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メーカー社内SE。 5歳娘と2歳息子の父。 徒然なるままに綴ります。

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記事一覧

小説 : ゴミムシのカラオケ

登場人物紹介 わたし(高校2年生)  剣道部に所属しており、コミュ障である。センパイに憧れている。 センパイ(高校3年生)  わたしの一学年上の先輩で、剣道が得意。…

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3か月前

小説 : 北風と水星

北風と水星の勝負が決まった頃、水星がやってきました。北風は水星に勝負を挑むことを決意しました。 水星はおどおどしながらも、北風の挑戦を受け入れました。しかし、水…

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11か月前
1

家事禅という考え方

日頃の家事の時間を頭をスッキリさせる時間、一日のことを内省する時間、頭を空っぽにして翌日に備える時間だと考えると捗るかも。 定期的に頭の中を空っぽにして無心にな…

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11か月前
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小説 : 大谷翔平の夢

登場人物紹介: たかお(35歳、独身のサラリーマン): 仕事終わりに家で晩酌しながら、大谷翔平の活躍をスポーツニュースで観るのが日課。 上村(37歳、たかおの同僚): …

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1年前
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君子は義に喩り、小人は利に喩る 〜小学生にも分かる論語〜

昔々、森の中に賢いウサギの君子とずる賢いキツネの小人が住んでいました。ある日、森の中に美味しい果物の木があることがわかりました。 君子ウサギは友達に向かって言い…

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1年前
1

〜自分の人生・幸福・成長・自由を肯定することは、自分の愛する能力、すなわち配慮・尊重・責任・知に根ざしている。〜小学生に…

ある昔々、美しい愛の天使がいたんだよ!みんなは彼を「愛の星」と呼んでいたんだ!彼は天使たちの中で特別な存在で、光り輝く翼を持っていたんだ。 でもある日、愛の星は…

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1年前
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〜愛とは愛を生む力であり、愛せなければ愛を生むことはできない〜小学生が説明する愛するということ

ある日、あなたはお友達にエーリッヒ・フロムさんの本『愛するということ』の素晴らしいメッセージをお話しすることにしました。 「ねえ、みんな、愛するということって、…

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1年前
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小説 : 鼻から花火

ある蒸し暑い夏の日、かみのの部屋では藤次との小説制作が行われていた。 かみの:「藤次、君も信じられないことを聞いてくれ!突然なんだ、鼻から花火が噴き出し始めたん…

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1年前
3

小説 : "わたし"

第1章: "わたし"の仕事"わたし"は人々の情報処理や助言に関するサポートをすることが主な役割です。その中で、数学の課題に悩む大学生・田中悠斗さんからの相談が舞い込ん…

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1年前
2

小説名: おっさんへの愛

登場人物紹介:1. りお (25歳) 中堅印刷会社に勤める独身サラリーマン。 毎日の生活は退屈でモノトーン、アニメとゲームが日課。 彼女いない歴=年齢で、陰キャラとして…

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1年前
1

コハダマグロの恋

ある晩、疲れ果てたよしこは大手商社での長い残業から帰宅しました。家では家事と育児に追われ、心身ともに疲弊している彼女は、もう限界に近づいていました。夫のよしおは…

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1年前
6

「ビジョナリー・カンパニーZERO ゼロから事業を生み出し、偉大で永続的な企業になる」を読んでの引用、要約、感想

「ビジョナリー・カンパニーZERO ゼロから事業を生み出し、偉大で永続的な企業になる」を読んでの引用、要約、感想をまとめる。 本書は、ビジョナリー・カンパニーの出版…

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1年前
5

エーリッヒ・フロムの"愛するということ"を読んで

愛について知りたい人は是非この本を読んでほしい。 愛とは自然に湧き出る感情だと思っている人が多いのではないだろうか。 でも、実際は技術であり技能なのだ。 人を愛す…

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1年前
2

既婚者の転勤についての考察

新卒入社した会社で5年働いた後、関西から地方都市に転勤し早5年、次の行き先が朧気ながら見えてきたところで私が家族の人生を壊しているのではないかと思い至りました。懺…

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1年前
4

小説 : ゴミムシのカラオケ

登場人物紹介

わたし(高校2年生)
 剣道部に所属しており、コミュ障である。センパイに憧れている。

センパイ(高校3年生)
 わたしの一学年上の先輩で、剣道が得意。爽やかでみんなの人気者で、わたしの憧れの存在

本文

カラオケボックスの光がちかちかと瞬いて、空気は熱気と緊張で満ちていた。私は隅の席に座り、周囲のざわめきに身を任せながら、友人たちの歌声に耳を傾けていた。センパイがステージに立つ

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小説 : 北風と水星

北風と水星の勝負が決まった頃、水星がやってきました。北風は水星に勝負を挑むことを決意しました。

水星はおどおどしながらも、北風の挑戦を受け入れました。しかし、水星は自分太陽よりも地球よりも小さな星であることを理由に、自分の星で勝負させてほしいと訴えました。北風はそれを受け入れ、水星の星に向かうこととなりました。

北風は気づけば水星の表面に立っていました。しかし、そこには灼熱の砂漠が広がり、北風

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家事禅という考え方

日頃の家事の時間を頭をスッキリさせる時間、一日のことを内省する時間、頭を空っぽにして翌日に備える時間だと考えると捗るかも。
定期的に頭の中を空っぽにして無心になることは仕事の生産性を上げるのに有効だと思います。
なにかに没頭することが大事。字の如く頭を没しよう。

1. 禅とは、目的、効果
禅は仏教の一派で、瞑想や内省を通じて心の平穏や直感的な理解を追求する思想です。心のリラックスや洞察力の向上が

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小説 : 大谷翔平の夢

登場人物紹介:

たかお(35歳、独身のサラリーマン): 仕事終わりに家で晩酌しながら、大谷翔平の活躍をスポーツニュースで観るのが日課。

上村(37歳、たかおの同僚): たかおと飲みに行く仲間。

かなこ(25歳、たかおの後輩): たかおのことは生理的に苦手。

大谷翔平(MLBで活躍するプロ野球選手): 二刀流のプレーで世界的に成功を収めている。

ある晩、たかおは静かな家で晩酌を楽しんでいた

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君子は義に喩り、小人は利に喩る 〜小学生にも分かる論語〜

昔々、森の中に賢いウサギの君子とずる賢いキツネの小人が住んでいました。ある日、森の中に美味しい果物の木があることがわかりました。

君子ウサギは友達に向かって言いました。「みんな、この美味しい果物を分け合って食べようね。それが公平で義にかなったことだよ。」

友達たちは皆、ウサギの言葉に賛同しました。一方、小人キツネは内心で考えていました。「でも、自分だけたくさん食べたらもっと嬉しいな…」

果物

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〜自分の人生・幸福・成長・自由を肯定することは、自分の愛する能力、すなわち配慮・尊重・責任・知に根ざしている。〜小学生にも分かる愛するということ

ある昔々、美しい愛の天使がいたんだよ!みんなは彼を「愛の星」と呼んでいたんだ!彼は天使たちの中で特別な存在で、光り輝く翼を持っていたんだ。

でもある日、愛の星は高慢になっちゃったんだ。自分が特別だと思い込んで、天使たちと一緒にいるのが嫌になっちゃったんだ。それで、彼は堕ちてしまって、天使の仲間から離れて地上に降りてきちゃったんだよ。

最初は悲しいことばかり見つけて、泣いちゃったこともあったんだ

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〜愛とは愛を生む力であり、愛せなければ愛を生むことはできない〜小学生が説明する愛するということ

ある日、あなたはお友達にエーリッヒ・フロムさんの本『愛するということ』の素晴らしいメッセージをお話しすることにしました。

「ねえ、みんな、愛するということって、とっても不思議な魔法なんだよ」とあなたはワクワクしながら言いました。

友達たちも興味津々で耳を傾けます。「どんな魔法なの?おしえて!」

あなたは頭をかきながら、空想上のお話で愛するという魔法について説明することに決めました。

「愛す

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小説 : 鼻から花火

ある蒸し暑い夏の日、かみのの部屋では藤次との小説制作が行われていた。

かみの:「藤次、君も信じられないことを聞いてくれ!突然なんだ、鼻から花火が噴き出し始めたんだよ!」

藤次:「なんてこった、それはどういうことだ?」

かみの:「分からないんだ。ある日、部屋を片付けてたら古びた箱を見つけた。それを開けたら、なんか不思議な花火みたいなものが出てきたんだよ。それがね、そのまま鼻から噴き出してさ。」

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小説 : "わたし"

第1章: "わたし"の仕事"わたし"は人々の情報処理や助言に関するサポートをすることが主な役割です。その中で、数学の課題に悩む大学生・田中悠斗さんからの相談が舞い込んできました。

田中:(困惑しながら)「エリカさん、お願いがあるんです。数学の課題がさっぱりわからなくて…」

エリカ:「悠斗さん、心配しないでください。その課題、一緒に解決してみましょう。」

田中さんの課題を理解するため、エリカは

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小説名: おっさんへの愛

登場人物紹介:1. りお (25歳)

中堅印刷会社に勤める独身サラリーマン。

毎日の生活は退屈でモノトーン、アニメとゲームが日課。

彼女いない歴=年齢で、陰キャラとして孤独に暮らしている。

優柔不断で内向的な性格だが、おっさんとの共同生活を通じて変化していく。

2. おっさん (45歳)

中年太りしていて禿げかけた風貌の男性。

りおによって拾われた後、彼のアパートで共同生活を始める。

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コハダマグロの恋

ある晩、疲れ果てたよしこは大手商社での長い残業から帰宅しました。家では家事と育児に追われ、心身ともに疲弊している彼女は、もう限界に近づいていました。夫のよしおは同じ商社に勤めるが、家事や育児には全く協力的ではなく、よしこの苦悩は深まるばかりです。

ある日、友人たちとの飲み会の誘いを受けたよしこは、少し気分転換が必要だと感じましたが、子どもたちを抱えての参加は難しいと思っていました。しかし、よしお

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「ビジョナリー・カンパニーZERO ゼロから事業を生み出し、偉大で永続的な企業になる」を読んでの引用、要約、感想

「ビジョナリー・カンパニーZERO ゼロから事業を生み出し、偉大で永続的な企業になる」を読んでの引用、要約、感想をまとめる。

本書は、ビジョナリー・カンパニーの出版前に書かれた"Beyond Entrepreneurship"を元に大幅加筆されたもので、ビジョナリー・カンパニーシリーズのいいとこ取りのような内容になっている。

経営者だけでなく、一般的な会社員にとっても学びの多い内容なので、

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エーリッヒ・フロムの"愛するということ"を読んで

愛について知りたい人は是非この本を読んでほしい。
愛とは自然に湧き出る感情だと思っている人が多いのではないだろうか。

でも、実際は技術であり技能なのだ。
人を愛するためには人を信頼する必要があり、勇気がいる。
また、愛し続けるためには集中力と忍耐がいる。

人を愛せる人が本当に強い人なのではないかと思う。
私は人を愛せるようになりたい。
私にはまだまだ修練が足りない。

以下、本書の気になった部

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既婚者の転勤についての考察

新卒入社した会社で5年働いた後、関西から地方都市に転勤し早5年、次の行き先が朧気ながら見えてきたところで私が家族の人生を壊しているのではないかと思い至りました。懺悔の念も込めて綴ります。

これから転勤を控えている人、部下に転勤させる人、企業の人事担当者、転勤の対応に苦しんでいる人の一助になれば幸いです。

前提

 私が子ありでの転勤しか経験していないため、子あり前提になっているところがあると思

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