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#コラム
note の悲しい音
*(note はいいなあ)*
実に、いろんな人が居る。同じ人など、どこにも居やしない。「何から何まで違う」と、一旦は言い切っても構わない。
あたりまえのようなこの感慨から、どの方角に一歩を進めるか、あるいは進めないか。その選択にさえ、それぞれの人のそれぞれの価値観はにじみ出る。
note は、かたや商業ベースのプラットフォームでありながら、大多数のユーザーはそんな事には頓着なく、各々の
withnewsに拙作が掲載されました。
「#2020年代の未来予想図」withnews賞受賞作品が、withnewsに掲載されました。
原文よりラストが少し改訂されています。また編集部により、関連キーワードや写真を追加していただきました。編集の仕事のプロフェッショナルさを感じます。
読んでいただけたら、大変嬉しいです。よろしくお願いいたします。
一生消えなくてもいいくらいの言葉にはまだ出会っていない
小学生の頃、私の父となった人には刺青が入っていた。両肩から二の腕にかけて丸々と太った朱と藍の鯉、背中にはなぜか河童。当時の彫り師の腕が相当立ったのか。本来なら滑稽にもなりかねないはずの河童が実に雄々しく男前に描かれていた。素肌に直接色とりどりの装飾を纏ったその男が誰のお父さんとも違うことは子供の目にも明らかだった。
新しい父との生活は緊張の連続であった。どうにかしてこの男に取り入らなければ日々お
Windows2016
我々女子社員の間で「Windows2016」と言えば、「2016年現在に於ける窓際族」を示す。そしてそのWindowsにも、良いWindowsと悪いWindowsがいる。
一から説明します。そもそも、「窓際」という言葉自体がもう前時代的過ぎ、今は能力主義の時代でしょ、という突っ込みはごもっともなのだが、日本古来の企業には未だに、定年間際のWindows が数多く生息していることは事実。人事異動の
食えない音楽家。五枚の源泉徴収票の先の、体当たりの自由まで。
わたしの机には、5つの会社から届いた源泉徴収票が揺らめいていた。
さて、さて。
これは昨年、5つの会社で働かせてもらっていたという事を意味している。当たり前だけれど。(※これは2016年初頭の執筆記事。)
週7日なにかしら働いて、夜は演奏して、
帰宅するとレッスンの準備をして、
ひと月10万円程度。
「前田サンって何が趣味なのー?」
「音楽をやっています」
「あら、食べられないから