としべえ@ぷち作家

「としべえ」とお呼びください。 ☆物好きな物書き。 ☆全文無料・投げ銭方式。 ☆瞑想好きの奥さんと二人、北インド・ハリドワルに大体います。[2022.10.14] ☆いい加減な自己紹介→http://tinyurl.com/tbuuBdoor

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    • 浜辺でいろいろと拾った。

      ノートで拾ったお気に入りを置いておきます。

    • legosigno

      個人的な栞(しおり)として皆さまの作品をピン留めしております。ヒマなときに見てもらうと、ひょっとしておもしろいかも。

    • 茫洋流浪

      宇宙のど真ん中で、いつまでも今、言の葉を紡ぎます。

    • たまのは、あるいは極短詩逍遥。

      山頭火や放哉風の発句集……のはずが、人さまの言葉を勝手に切り取ったコメントやら何やらの収集になってます。

    • 詩作集・天網恢恢

      この世界はみんなで見ている夢にすぎない。そこを出発点として。

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    [詩と随想] 夜の蜻蛉(とんぼ)

    [随想詩] 夜の蜻蛉(とんぼ) 闇の中、電燈の白色光に照らされ、 微動だにせず、木の枝にぶら下がって、 静かに、ただ静かにぶら下がって、 お前は何を想うのか。 釈迦牟尼仏陀が生まれたという、 乾いた南国の地にも秋が、 訪れたことを告げるために、 お前はそこにいるのか。 透明な羽根と大きな目玉を、 きらきらと輝かせてひんやりと、 ヒンズー寺の境内で無為の尊さを、 お前は説きにきたのか。 俺たちの巨大な脳髄が今日も一日、 幻の想念の嵐に翻弄されたのを、 ちっぽけだが精妙な

      • [全文無料] 捨てる神あれば - 小さなお話・第n回

        一、行き違いと掛け違い 人とのつき合いの中では様々な行き違いが起こり、あれやこれやとボタンの掛け違いも生じる。今回のいさかいについて言えば、ぼくが無精なのがいけないのかもしれない。武将でないのは幸いだけど。 とはいえ、ぼくの無精性というか「やりたくないことは少しでも先伸ばし」と無意識のうちにしてしまうような行動規範は、短くもない人生の中でしっかりと心に染みついてしまったものなのだから、そう簡単に変えられるものではない。 その上、それを変える必要をさして感じてもいないのだ

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        • [小さなお話] ディラックの海猫飯店

          一、目覚め バンドの演奏するゆったりとした調子の歌が、人々のざわめきとともに、どこからともなく聞こえてきます。 そうしてアナタは思い出します、どこだったかはすっかり忘れてしまっているのですが、何とも心地のよいバーでうたた寝をしてしまっていたのだということを。 夢も知らない静かなまどろみの中からすっと目が覚めて、不思議なほど意識は冴え渡っています。 四人がけの席に座っているアナタからは、正面左手の舞台で三人組の男たちが楽器を奏で歌っているのが少し遠くに見えます。 (天

          • [小説・全文無料] 逃げてゆくおっぱい

            一、失恋 ぼくの人生の一番のつまづきは、初めての女に手もなく振られたことでした。 それは、二十歳(はたち)の終わりを迎える秋の季節、世紀末のバブル崩壊がやってくるのはもう少しあとになる、にぎやかにも懐かしき昭和末期の話です。 当時のぼくはと言えば、理系の国立大学に入ったばかりで、どちらかと言えば暗い青春系の地味なSFファンだったのですが、友だちの中には割合い軟派なやつもいて、そんなやつの一人の元恋人と深い仲になったのです。 奥手の若い男が、同年のマセた女の気まぐれに翻

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            いつも夢を見続ければ どこででも気持よく生きてゆける そんな境地を夢に見ては 今日ものっそりと人生を送る #極短詩返信 #茫洋流浪

            ひと月ほどインドを離れて、タイと日本に行っておりました。 気まぐれに「@似非作家」としていた名乗りは「@ぷち作家」に改めます。 #北インド #ハリドワル #茫洋流浪

            ちと通好みとは思うが、めちゃおもろいナンセンスのお話。 --- Bluebird Lullaby|しりん #note https://note.com/slashdotdash/n/n68948b8736bb

            [詩小説] 宙(そら)へ放つ手紙

            きみのことなどロクに知らないのに、こんな手紙を書くのはヘンなことだろうか。 もともとヘンな人間なんだから、そんなこと気にしてもしょうがないけどね。 でも敢えて言えば、ロクに知らないから書けることってのもあるんだし、ヘンなことを書かずにはいられないときもあるってことなんだ。 もちろん、そんなことは勝手な言い草にすぎないけどね。 きみの辛抱強さ(なんてものも、ぼくが勝手に空想してるだけだけど)に甘えて、三歳児並のわがままな独り言を書き連ねるのを、まあ聞き流してくれよ。

            [随想詩] 心地よく冷たい空気が

            心地よく冷たい空気が 二つの鼻の穴を通って 腹筋は横隔膜の動きに誘われ 両の肺腑を満たす 真実の観測問題が 共感の非情性原則を 伝達の不完全性公理に お天道さまは今日もまた 世界を光で満たしてる 光は影を生み出して 釣り合う秩序と渾沌を きみの心に刻み込む 空耳がほら聴こえてくるぞ 無数の僧侶が経を唱えて 誰かがどこかで今も召される ふとその響きが途絶えたときに きみの心は静まり返る よってここに宣言をします きみは確かに核心に到達したのです けれども到達した瞬間に

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            「抑圧ではなく、自覚的表現が、解放の道だ」。 言えてます。(表現なんかしなくても、ただ自覚していれば解放されていきますけども) --- 文学にマイナスはない|長澤靖浩 https://note.com/abhisheka/n/n0ecf53a8a972

            天竺の秋・三句

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            戦前の日本に現代の混乱を透かし見る - 高見順「昭和文学盛衰史」

            高見順の「昭和文学盛衰史」 https://amzn.to/3D250hk を読んでいる。 キンドル unlimited https://tinyurl.com/u4note で何か文学系のおもしろい本がないかと探していてたまたま見つけたのだが、なかなか勉強になる。 「昭和文学盛衰史」といっても、大正の終わりから太平洋戦争が始まる頃までの昭和初期の「暗い時代」の話であり、その頃の世相を反映しての文学を志した作家や詩人たちの離合集散の歴史の思い出話でもあるので、聞いたことも

            「まあ私なんだから仕方がないよね」 --- 十月八日(土) 晴れ|K #note https://note.com/nomadmood/n/n9fb1cac464f3

            [随想詩] 天竺夢窓

            異国の暮らしにも少し飽きて、 ちょうど荷風の「あめりか物語」など読んでいると、 せっかく洋行したのにふた月もすると経退屈になる男の話などあって、 いつの時代も人間というものは、 贅沢なことを言って刺激を求めて、 煩悩三昧の俗物根性、 少しは曇りを払いたいものだと重い腰を上げて、 言の葉を紡いで無相の想いをつづる次第。 寄宿しているヒンズー寺の、 行者たちが一昨日は集まって、 何やら偉い坊さんの話を聴いておりました。 鮮やかな橙色の装束に身を包み、 髪や髭を茫々と伸ばした行

            [随想詩] 無為の祝祭

            何もしなくていい。 ただ生きているだけでいい。 それどころか死んでしまってもかまわない。 そんな明快な理解を、 世界の無意味さの上に、 体と心の確かな実感をともなって、 重ね合わせて ほがらかに、 呟きあぐねて こっそりと、 つかみそこなっては ぼんやりと、 どこからともなく やってきて、 どこへともなく さってゆく、 不思議なものよ、 波粒よ命よ、量子のもつれよ、 おれは本当に生まれてきたことを喜んでいるのだ。 なぜだかこんなに苦しくて、 なぜだかこんなに悲しいけれ

            卍丸さんの日常描写の、静謐で抒情的な筆致に、いつもながらに感心し、いつも以上に心震えました。 --- 柘榴|卍丸の本棚 @books_note2021 #note https://note.com/books_note2021/n/nc8a86ea0bbcb