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たまのは、あるいは極短詩逍遥。

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山頭火や放哉風の発句集……のはずが、人さまの言葉を勝手に切り取ったコメントやら何やらの収集になってます。
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麦の秋かぜ - 俳句のお話

麦の秋かぜ - 俳句のお話

山頭火を読み、芭蕉を知ると、俳句の核には禅味があることが思われます。

しかし、芭蕉の言う句位の高さを、浮き世を越えた禅的な味わいとして表すのは極めて難しいことです。

その境地には到底至らないものの、見聞きする風景の中に幾分かでも無常の彼方を切り取ってみようと、今日も句作を試みております。

  照る陽射し麦の秋かぜ野を撫でて (としべえ拝)

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[本日の読書]

「還って来た山頭火」立

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きみとぼく他人でこその親しさよ #極短詩再返信
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待たせると決めて真夏の海思ふ|おきふぴあの #note https://note.com/okif_piano/n/n9ca9a22f3b1f

芭蕉の実ぼくも供えよか父逝って #極短詩返信
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一月二十四日(月) 曇り時々晴れ|K @nomadmood #note https://note.com/nomadmood/n/n7103e79faaa9

ほけきょうと啼く鳥もいて今日彼岸

(芭蕉の「けふ彼岸菩提の種を蒔く日かな」に寄せて)

しっとりと闇にたたずむ春彼岸 #極短詩逍遥


[以下ひとりごと]
普通「彼岸」は春の季語で、秋の場合に「秋彼岸」とするようです。
ですから「春彼岸」は季語重なりになると思われますが、ぼくの語感から言うと、「秋彼岸があるのなら春彼岸も当然オーケー」となるのでした。

薄墨の花ひんやりと黄昏れて #極短詩逍遥 #浜松市 #春野町

(今日はいい景色に出逢いました)

たんぽぽの花、蜂が遊んで、完璧な時空、ついさっきまで。
#極短詩逍遥