この場所に咲添ふ命夏近し 碧萃生 アスファルトの裂け目に咲いた花です。 たくましいと思って調べてみると、ナガミヒナゲシ。 危険外来種とか。触れると危険などとも。 夏近し。立夏まで2週間をきっています。
エープリルフール大口開ける河馬 傑作をつひに著す万愚節 皆様、こんにちは。 四月一日。 街中に、優しい嘘が満ちる日となりますように。 「今世紀最高の傑作、近日大公開予定!」 なんつて😅
パンくずに寄りて会釈を雀の子 ぱんぱんのリュックは青し春夕べ 一句目。 昼休憩にベンチでコンビニパンを齧っていたら、スズメちゃんが御相伴してくれました。警戒心のなさが心配💦 二句目。 4月の夕方の電車は一段と混んでいる。でも、学生さんのリュックは夢つまってるのかな〜と。
なんと角川俳句4月号の令和俳壇の佳作に選んでいただきました。 星野高士さん選です。 「ひと駅を遠しと思ふ師走かな」 昨年、東京の山手線でふと浮かんだ句です。 自分の句が、商業誌に載るのは嬉しいものですね。
春深し信玄餅に残る蜜 碧萃生 今日は3時のおやつに妻が信玄餅を出してくれました。 きな粉と黒蜜をしっかり絡ませて食べるのですが、どうしても残ってしまいます。 でも、あれって諦められませんよね。
凧上がる浜の白波たひらかに ※鶫さんのコメントを受け推敲 推敲前 凧上がる浜に寄す波たいらかに 波痕の残る高台草若葉 春田打大地の声を聞かんとす 春耕や哀しき土のふくらかに 土筆ゆれ音楽室の子らの歌 北窓を開けし校舎や黙祷す 東日本大震災を忘れぬよう自分に向けて。
四人掛けひとり占めして春惜しむ 碧萃生 句会の準備中です。
かすみ草写真の母と茶をすする 〈推敲前〉 霞草写真の母と啜るお茶 らべあろ企画に参加した俳句を推敲しました。 (掲載後、さらに推敲。) よろしくお願いします。 昨日書いた『身の丈サイズ化計画』。まずは初心にかえって俳句から‥これは外せないので。素直に幼稚園🐣に登園します。
コーヒーをラージサイズに桜の芽 碧萃生 今日の天気で開花へといっきに進みそうです。
散る桜きのふのことはそのままに 散る桜掃けばひとすぢ澪のごと 散る桜何にたとふることもなく 散る桜ハイヤーマンの礼深し 碧萃生 散り敷いた一面の桜の花びら。 綺麗ですが、これを掃き集めて捨てるのが、僕の仕事です。
花の雨ひとりの部屋の壁白し 碧萃生 東京で一人暮らしを始めた頃、まだ何もない部屋で、新しく買ったスチールの本棚もすかすかで、まだ連絡を取れる友人もなく、そんな時の雨はどこか寂しさを誘い、それはホームシックとはまた別の感情であったと思います。 初めて都会を感じる時かもしれません。