乾とんと

今までは、X(Twitter)で日常のことや読んでる本について書いていたけど、 もう少…

乾とんと

今までは、X(Twitter)で日常のことや読んでる本について書いていたけど、 もう少しまとまった文章で表現したいと思い登録しました。 千文字エッセイ「ほぼ千」や短編小説、読書感想などを書こうと思っています。 よろしくお願いします。

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記事一覧

ブクログレビューもやっています↓
https://booklog.jp/users/77efc11408cc98e0
よかったらレビュー読んでもらえるとありがたいです。

ブクログには、読了本の棚を作っていますので見てもらえると嬉しいです!

乾とんと
3か月前
4

よみあとんと(読書記録8)

こんにちは。とんとです。 久しぶりの今回の記事は、サイエンスブックライターの秀逸な着眼本の読み跡(よみあとんと)です。 よろしくお願いします。 とりあげる本は、…

乾とんと
7か月前
3

ほぼ4ヶ月ぶりの投稿です。
しばらく他のSNSでふらついていました。
また、自分の興味のおもむくままに、投稿してみようと思います。
気分を一新しようと思って、サムネを変更してみました。

乾とんと
7か月前
2

最近は、ちょっと試していることがあってnote更新できてませんが、
今夜は、この本を楽しんでます。
5年前くらいの本なので、私のジャズ感性が鈍ってしまったなあトホホ。
でも、懐かしかったですね。
また、ジャズ聴いていこうと思います。

乾とんと
11か月前
6

おはようございます。
朝からこの本で酔っ払っています。

倉橋由美子さんの『酔郷譚』
美酒というか魔酒を飲むと主人公が幻想的体験をするという短編集です。

毎回登場する美人にもドキドキさせられます。

乾とんと
1年前
8

やっとこさ朝から喫茶店に行けるようになりました。
少し読書出来ました。

古川さんの『ミライミライ』
インド連邦日本とか、ソ連領北海道とか、暗躍する元陸軍大佐とか、その血縁者のラッパーとか、設定にワクワクしています。

乾とんと
1年前
5

よみあとんと(読書記録7)

こんにちは。とんとです。 今回の記事は、臨床心理士の痛快なフィールドワーク本の読み跡(よみあとんと)です。 よろしくお願いします。  とりあげる本は、 東畑開人…

乾とんと
1年前
6

ざれごとんと(戯言7)

 「今日なに読んだ?」  こういう会話が日常にあればなあと思うんです。  「まだ読んでないからこれから読むよ~」でもいいですし、読んだ本の話をしてもいい、「読ま…

乾とんと
1年前
9

よみあとんと(読書記録6)

こんにちは。とんとです。 今回の記事は、近代日本を生きた伝説の批評家の読み跡(よみあとんと)です。 よろしくお願いします。  とりあげる本は、 浜崎洋介さんの『…

乾とんと
1年前
8

よみあとんと(読書記録5)

こんにちは。とんとです。 今回の記事は、いま言語関係の本で大注目の読み跡(よみあとんと)です。 よろしくお願いします。  今回の本は、 今井むつみさん、秋田喜美…

乾とんと
1年前
10

フォロワー考(ほぼ千8)

 SNS全盛期な世の中になってるような感じですが、やめていく方もいるし、放置してROM(読むだけ)を決め込む人も結構いそうです。  ですが、せっかくの全世界と繋がるチャ…

乾とんと
1年前
3

みなもに想いを寄せる(創作4)

 筆を持つ手は微かに震えている。彼はもう何年も筆を持っていなかった。二十年は経っていたかとおもう。  書き出しはどうするかと一瞬よぎったが、あまり気にせず、えい…

乾とんと
1年前
5

カエル(創作3)

 暑い夜だった。家の中にいても、35度はあったと思う。Tは、上半身は裸、下半身はハーフパンツといういつもの格好で部屋でテレビを見ていた。 外からは田んぼのカエルの鳴…

乾とんと
1年前
5

心の健康管理について(ほぼ千7)

 心の体調管理に効くものごとは、意外と身近に沢山あると思います。 家の中を見渡しても、私の部屋には色々な本がありますし、パソコンで動画を楽しむこともできます。ス…

乾とんと
1年前
8

よみあとんと(読書記録4)

こんにちは。とんとです。 今回の記事は、少し前に読んだ本の読み跡(よみあとんと)です。 よろしくお願いします。  今回の本は、 伊藤亜紗さんの『目の見えない人は…

乾とんと
1年前
3

ざれごとんと(戯言6)

 夏なので、花火がしたい。 そんな話をしてたんです。  そしたら、私のアタマの中でなにやら謎の連想が働いて、 「好きなもの 苺コーヒー花美人 懐手して 宇宙見物」(…

乾とんと
1年前
3

ブクログレビューもやっています↓
https://booklog.jp/users/77efc11408cc98e0
よかったらレビュー読んでもらえるとありがたいです。

ブクログには、読了本の棚を作っていますので見てもらえると嬉しいです!

よみあとんと(読書記録8)

よみあとんと(読書記録8)

こんにちは。とんとです。

久しぶりの今回の記事は、サイエンスブックライターの秀逸な着眼本の読み跡(よみあとんと)です。

よろしくお願いします。

とりあげる本は、
アビゲイル・タッカー『猫はこうして地球を征服した』(インターシフト 2018)です。

<短めな紹介文>

 ネコ科で言えば、イエネコの他にも、ライオンもトラもサーベルタイガーも含まれていますが、本書は多くの部分を「イエネコ」に焦点

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ほぼ4ヶ月ぶりの投稿です。
しばらく他のSNSでふらついていました。
また、自分の興味のおもむくままに、投稿してみようと思います。
気分を一新しようと思って、サムネを変更してみました。

最近は、ちょっと試していることがあってnote更新できてませんが、
今夜は、この本を楽しんでます。
5年前くらいの本なので、私のジャズ感性が鈍ってしまったなあトホホ。
でも、懐かしかったですね。
また、ジャズ聴いていこうと思います。

おはようございます。
朝からこの本で酔っ払っています。

倉橋由美子さんの『酔郷譚』
美酒というか魔酒を飲むと主人公が幻想的体験をするという短編集です。

毎回登場する美人にもドキドキさせられます。

やっとこさ朝から喫茶店に行けるようになりました。
少し読書出来ました。

古川さんの『ミライミライ』
インド連邦日本とか、ソ連領北海道とか、暗躍する元陸軍大佐とか、その血縁者のラッパーとか、設定にワクワクしています。

よみあとんと(読書記録7)

よみあとんと(読書記録7)

こんにちは。とんとです。

今回の記事は、臨床心理士の痛快なフィールドワーク本の読み跡(よみあとんと)です。

よろしくお願いします。

 とりあげる本は、
東畑開人さんの『野の医者は笑う 心の治療とは何か?』(誠信書房 2015)です。

<短めな紹介文>

 怪しいものが根っからに大好きな臨床心理士の著者による、沖縄フィールドワークを追体験できるノンフィクション本で、沖縄の怪しい「野の医者」を

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ざれごとんと(戯言7)

ざれごとんと(戯言7)

 「今日なに読んだ?」

 こういう会話が日常にあればなあと思うんです。

 「まだ読んでないからこれから読むよ~」でもいいですし、読んだ本の話をしてもいい、「読まなかったけどこんな映画を観たよ~」とかでもいいかもしれないですね。

 コミュニケーションのあり方に、「バケツリレー式」と「約束の積み重ね式」がある、とどこかで読みましたが、
 
 この、「今日なに読んだ?」は、どっちに当てはまるんでし

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よみあとんと(読書記録6)

よみあとんと(読書記録6)

こんにちは。とんとです。

今回の記事は、近代日本を生きた伝説の批評家の読み跡(よみあとんと)です。

よろしくお願いします。

 とりあげる本は、
浜崎洋介さんの『小林秀雄の「人生」論』(NHK出版新書 2021)です。

<短めな紹介文>

 近代日本は、考えてみれば非常にいびつな形であった。欧米諸国に立ち向かわんとするために急ごしらえで導入した、「四民平等」「立身出世」「文明開化」「富国強兵

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よみあとんと(読書記録5)

よみあとんと(読書記録5)

こんにちは。とんとです。

今回の記事は、いま言語関係の本で大注目の読み跡(よみあとんと)です。

よろしくお願いします。

 今回の本は、
今井むつみさん、秋田喜美さんの『言語の本質』(中公新書 2023)です。

とても挑戦に満ちたアツい本でした!

<短めな紹介文>

 なぜヒトだけが言語を持つのか?この謎に挑んだ学者たちは多かった。本書では、言語のあり方と人間の思考という二つの基地を行った

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フォロワー考(ほぼ千8)

フォロワー考(ほぼ千8)

 SNS全盛期な世の中になってるような感じですが、やめていく方もいるし、放置してROM(読むだけ)を決め込む人も結構いそうです。
 ですが、せっかくの全世界と繋がるチャンスですし、日本国内に限っても言えることなのですが、ちょっともったいないと思ったりします。

ところで、SNSではよく、「フォロワー」の人数が話題になりますが、ただのフォロワー、というか謎のフォロワーは結構いますよね……。でも、本物

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みなもに想いを寄せる(創作4)

みなもに想いを寄せる(創作4)

 筆を持つ手は微かに震えている。彼はもう何年も筆を持っていなかった。二十年は経っていたかとおもう。

 書き出しはどうするかと一瞬よぎったが、あまり気にせず、えいと筆を水面に向けた。

「つれづれなるままに」

 平仮名でこう書き出すと、汀に集まる人々からは感嘆がもれた。時たま冷笑的な声も聞こえたが、気にせず書き続けることにした。

「ひぐらし、みなもにむかいて」

 原文に手を加えてやや興奮した

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カエル(創作3)

カエル(創作3)

 暑い夜だった。家の中にいても、35度はあったと思う。Tは、上半身は裸、下半身はハーフパンツといういつもの格好で部屋でテレビを見ていた。
外からは田んぼのカエルの鳴き声がひっきりなしにきこえてくる。クーラーもないから窓は開けっ放しで扇風機をつけているのだった。だから余計カエルがうるさいのだ。

 「グワッグワッグワッグワッ」

 一体いつまで鳴くんだろう…。忌々しいな…。お昼に一匹踏み潰してやった

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心の健康管理について(ほぼ千7)

心の健康管理について(ほぼ千7)

 心の体調管理に効くものごとは、意外と身近に沢山あると思います。
家の中を見渡しても、私の部屋には色々な本がありますし、パソコンで動画を楽しむこともできます。スマホを開けば音楽アプリで過去の名作から流行の新作まで音のシャワーを浴びることもできます。

 部屋を出て、台所へ行けば料理をすることもできます。私は料理も趣味なので、肉料理で下味をつけるために漬け込みをしたりもするのですが、そういった下準備

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よみあとんと(読書記録4)

よみあとんと(読書記録4)

こんにちは。とんとです。

今回の記事は、少し前に読んだ本の読み跡(よみあとんと)です。

よろしくお願いします。

 今回の本は、
伊藤亜紗さんの『目の見えない人は世界をどう見ているのか』(光文社新書 2015)です。

とても衝撃的な本でした!

  

<短めな紹介文>

 見えることで、目に依存しすぎる我々。
それとは違う世界が<見える>彼ら。
本書は、「お互いの世界を言葉にして」 対話す

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ざれごとんと(戯言6)

ざれごとんと(戯言6)

 夏なので、花火がしたい。
そんな話をしてたんです。

 そしたら、私のアタマの中でなにやら謎の連想が働いて、

「好きなもの 苺コーヒー花美人 懐手して 宇宙見物」(寺田寅彦)

 寺田寅彦の短歌が思い出されました。格好いい短歌なんです。

 「花」と「美人」のところで、<花火>を連想しちゃうところが、
相変わらずぽんこつ脳ですが、
それはともかく、<花火>で短歌、作ってみました。

 「ドドン

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