山のフィールドワーカーの極意らしきもの

今日は、作品制作のために山に出入りするようになったわたしから、(なんとなくわかってきた)山での注意点みたいなものをまとめてみようかなと思います。わたしの所属が美術大学ということもあって、作品を作る人に向けたメッセージが強くなるかと思います。本記事は本業の制作の息抜き程度の執筆なので、信憑性は疑ってください。きちんとした情報がほしいかたには他の本格的なまとめサイト等の参照をお勧めします。

誰かの参

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読んでくれてありがとう!
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素材でみる、島の暮らし展

2 年の夏、高木と2 人で沖島の暮らしについての展示を行いました。

「このリサーチの内容を展示の形式にして視覚的にも感覚的にもわかりやすいものにしていこう」

こんな話は割とリサーチのはじめの段階から出ていました。

(わたしが大学でアトリエとして借りている部屋に、毎月行くリサーチの内容を随時更新しながら展示をしていくというような提案。実際そんな余裕は全くなく、知らない間にその話は消滅。壁を塗り

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嬉しいですっ
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#2 野草採取の流れを考える

2回目のnoteです。当分野草について書きます。今回は自己流な採り方の流れ考えたのでそれについて書きます。

私は近所に野草に詳しい友人もいなく、野草の知識も無く、単独行動なので、何が生えているのか分からない現場で、本を開いたりスマートフォンで調べながら採るのは効率悪く怪しい人にも見えるので初回から行動について考えました。

初めて訪れる場所は、初日は撮影し調査用の簡単な収穫を行い、帰宅後に成果物

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[Artist Interview:Aitone #01]見慣れた街にも面白いモノが潜んでいるらしい。ある視点の話。

ある晴れた日曜日の昼下がり、Aitoneへのインタビューを敢行しました。本当は4/4から展示をスタートする予定だったけど、いつまでたっても再開の目処が立たないから、とりあえず思いの丈をぶつけてもらいましょうってことで。今回の展示のことはもちろん、幼少期の思い出から最近ハマっていることまで、お酒を飲みながらイロイロ聞いちゃいました。気付いたら3時間超におよぶロングインタビューになり、とても1回ではま

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#1 野草ハンティング始めました

コロナ期間から始まった変化として、お店を自主休業始めた4月から平日の朝は地元の農協の朝市に行くようになりました。

朝市は、ほぼ野菜が100円で八百屋・スーパーで扱いにくそうな食材も多く(収穫時期が短いとか規格外など)我が家の食のレパートリー拡大に貢献しました。なかでも竹の子や野性味が溢れるアシタバは気に入り、朝市に売ってたらリピート買いしてました。

ある朝市の帰り道で、いつも通る時計屋の前にさ

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まちを見る

こんにちは。いせと申します。
皆さんはガーナという国を知っていますか?
日本からはるか遠く、アフリカ大陸の中西部ギニア湾に面するガーナ。
研究のために初めて訪れたのは2018年のことでした。
僕はこれまで2回渡航し、フィールド調査を行いました。
今日はその時に撮った写真を紹介していこうと思います。

ガーナの首都アクラに初めて降り立ち、空港を出た先に見えた景色は南国の都市でした。
街路樹は日本で見

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p.4|物語のしっぽ / Tails of a tale

このところ、ビーズ刺繍、糸刺繍、鉛筆画で同じひとつのイメージを描いていた。『ありふれたくじら』Vol.6の挿絵につながるイメージ。素材によって生まれる変化がおもしろい。

手仕事の繰り返しは、受けとる情報が日々変わる予測できない不安の中でも、今日から明日へ続いていく日常を作り出していく。

このイメージは、あるひとつの石のことを調べながら芽生えてきた。

2019年の春、ニューヨーク州アルバニーの

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ありがとうございます!
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文化人類学的マーケティングって何?

博学の畏友に、ZOOM呑み会で連日呑んだくれている話をすると、「それはサイバーエスノグラフィーの対象になる」と言われた。

“サイバー”は良いとして、“エ・ス・ノ・グ・ラ・フィー”って一体なんじゃいな???

まずは、原語を確認しなければ。こういう時にはWIKIPEDIAが一番手っ取り早い。すぐに、それが「民族誌(ethnography)」だとわかった。

“フィールドワークに基づいて人間社会の

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スキありがとうございました。
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#09 体験と経験のフィールドワーク

本マガジンの紹介はこちら。

前回はこちら。

宮内 洋 (2005). 体験と経験のフィールドワーク 北大路書房

本書紹介 from 版元ドットコム

フィールドでの人間関係や調査者としての苦悩,フィールドワーク上のトラブルといった従来語られなかったセンシティブな問題を抽出し,真正面から向き合った待望の入門書。心理学,社会学,教育学,民俗学,社会福祉など,質的研究,フィールドワークに向かう人,

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【書評】フィールドワークの安全対策

調査地に出てデータやサンプルを集めたりするときほど「備えあれば憂いなし」ということわざの正しさを実感するときはありません。こういう道具を使いたかったのに持ってくるのを忘れたとか、こういうデータをとればおもしろいと調査地に入ってから気づいたとか、インターネットの十分につながらない僻地で参照したい情報を自分のPCにダウンロードしてくるのを忘れたりだとか。

そうした備えは効率的に研究成果をあげるのに役

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