第7回(最終回) 「住む」フィールドワークの可能性
今回私たちが実施した団地のフィールドワークプロジェクトは、おかげさまで予定の期間を終え、無事に幕を閉じた。あらゆるフィールドワークがそうであるように、もっと長く滞在すればもっとわかることも増えていったであろうし、様々な人との出会いも増え、そこでの関わりをさらに深めていけたに違いない。そういった意味で未練がないといえば嘘になる。とはいえ限られた期間と状況のなかで「住む」という選択をし、その目線で行ったフィールドワークだったからこそ、気づけたことはあったはずだ。団地に住むフィール