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気になって、考えたこと

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日常の中で出会ったこと、思ったことについて、頭の整理として記録していきます。
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記事一覧

デザイナーやアートディレクターこそ人文知が必要になる — AI育成の動向から考えたこと —

デザイナーやアートディレクターこそ人文知が必要になる — AI育成の動向から考えたこと —

作品の公開は自動的に盗用を了承するのか

先日Metaから運営するインスタグラムアカウント宛にこんなメールが届いた。

数日前からSNS上でイラストレーターたちがこのMetaの非倫理的な動きに異議を唱える方法を拡散している投稿を見ていた矢先だった。Metaの言い分としてはそれぞれのユーザーがFacebookやInstagramなどに「公に投稿している」情報しかAIの教育に使わないという。しかしポー

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「静けさ」はどう作っていくべきなのか

「静けさ」はどう作っていくべきなのか

安西さんのこちらの記事を読んでから、「静けさ」についてずっと考えている。

静けさとはなんなのか。なぜ人は静けさを求めるのか。

だいぶ前に、日本へ初めて行って帰ってきた友人が「静かで驚いた」と言っていたのを思い出した。あんなにネオンや看板がごちゃごちゃしていて視覚的には「うるさい」のに、と。

その時はピンとこなかったが、今振り返るとこの静けさとは、「何も起きないこと」だったのではないかと思う。

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フェイクの価値を今こそ熟考してみたい

フェイクの価値を今こそ熟考してみたい

Taylor SwiftのDeepfake問題に興味を持ったのは、最新ニュースのヘッドラインからではなく、YOASOBIの曲を彼女のAIがカバーした音源をYouTubeで見つけた時だった。

本人は歌えないであろう日本語歌詞を本人の歌い方のくせや特徴を見事に表現して歌うAI。DeepFakeのAIの仕組みを知らないので、どのように作られたのか分からない。(例えば、AIのフィルターをかける前に、ゴー

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料理が私たちを文化的な鎧から解放する

料理が私たちを文化的な鎧から解放する

「その人が食べたもの、飲んだものが、その人の考えや夢、行動を作る。」

こう信じていた未来派のフィリッポ・トマソ・マリネッティは、1932年、レシピ本という国民にとって最も親しみのあるフォーマットを使って、世間を挑発した。パスタに宣戦布告をしたのだ。

彼はこの著書(というか作品?)「The Futurist Cookbook」のなかで、パスタが人々の心と体を「重く」し、不機嫌で悲観的にし、創造的

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なぜガリアーノのマルジェラのクチュールが衝撃的だったのかを考える

なぜガリアーノのマルジェラのクチュールが衝撃的だったのかを考える

先週、インスタグラムを眺めていると、ふとひとつの写真が目に入った。コルセットをつけた、ヴィクトリアン風の装いのモデルが写っていた。

ひと昔前のファッションショーか何かなと思ったが、スクロールすると同じモデルの写真が、ひとつ、またひとつと現れ、気づくと私のタイムラインを占拠していた。ショーの他の写真を見ていくと、もう釘付けになり、顔がにやけ、興奮が湧き上がって来た。それが今季のガリアーノのマルジェ

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味噌汁のお椀にはご飯をよそわない — 工芸が生き残るということについて考える —

味噌汁のお椀にはご飯をよそわない — 工芸が生き残るということについて考える —

夫と暮らし始めた頃、炊いたお米を味噌汁のお椀に入れて食卓に出そうとしているのを見て、ちょっとこれは味噌汁の入れ物だから、と言ってごはん茶碗に入れ替えてもらうことがよくあった。

今では、和食の時こそ違いは徹底するけれど、うちには他に手頃な深さの器がないので、もうごはん茶碗でシリアルを食べているのを見ても、ポテトチップスを汁椀に入れて出されても目をつぶっている。

ここ最近各国の工芸と関わる機会が続

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フェイクニュースからデザインの意義を考える

フェイクニュースからデザインの意義を考える

「情報リテラシー」という言葉を初めて聞いたのは、大学一年の時だった。

これからデザインを学ぶ人は、「情報を自分の目的に合わせて使いこなす能力」を身に付けることが重要です、というのを繰り返し教えられたのを覚えている。当時は「全体」「部分」「統合」といったまるで数学の教科書のような単語での説明に、はぁ、そうなんですね、という曖昧な理解しかできなかった。

今振り返ると、自分のデザインが環境とか社会と

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服と女性のステイタスの関係 — 私がワイドパンツを選ぶ理由 —

服と女性のステイタスの関係 — 私がワイドパンツを選ぶ理由 —

私はワイドパンツをよく履いている。
オーバーサイズのシャツやコートを好んで着ている。

「どうしてこういう服装を選ぶようになったのだろうか」

先月ある記事を読んでから、ずっとそのことを考えている。

タイトルは「Modest Dressing, as a Virtue」(控えめな服装の美徳)。
最近世界で流行しているモデストファッション(肌の露出が少なく、身体のラインを覆い隠すような服装)につい

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