TICA Tatsuo

TICA(Tsukuba International Christian Assemb…

TICA Tatsuo

TICA(Tsukuba International Christian Assembly)で日本語のバイブルクラス(JBC)を担当しています。聖書にはいろんな疑問があったり、よくわからない部分があったりしますが、そこを自分なりに探求して楽しんでいます。

マガジン

  • 2004バイブルクラス ライブラリ

    バイブルクラスのなかでシェアさせていただいた話です。2024年はこのクラスに新たに加わってくださったメンバーが多いので旧約聖書の大切な部分をなぞっていきたいと思っています。

  • 旅の話

    私は旅が好きです。どこまで紹介できるのかわかりませんが、もし、皆さんが行かれる際に少しでも参考になればと思います。

  • 夢の不思議を考える

    夢は不思議だと思いませんか。聖書では神さまが夢のなかで人に語られるところが出てきますが、何故、夢なのでしょうか。そもそも人は何のために夢を見るのでしょうか。夢の不思議をあれこれ考えてみました。

  • キリスト教のハテナあれこれ

    キリストを信じることへの疑問について少しでも参考になればいいなと思います。

  • パウロの伝道旅行

    長年、パウロの伝道旅行についてまとめてみたいと思っていましたが、すでに多くの皆さんが取り上げて文献もあるので尻込みしていましたが、面白そうという欲求には抗えず、手を出してしまいました。

記事一覧

固定された記事

TICA JBCはじめました

こんにちわ、TICA(Tsukuba International Christian Assembly)の日本語バイブルクラス(JBC)では何より聖書を楽しく読むことをシェアしています。 正しい聖書の学びが大切…

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『暗闇に住む民を照らす光』

2024年7月21日  先週は駒込の中央聖書教会に出席させていただいたのでバイブルクラスをお休みとさせていただきました。その際、礼拝ではTICA(Tsukuba International Chr…

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『イバラードな海の図書館』

 たまには旅の話だけをしようと思います。2023年にトルコを旅しようと思ったとき、イスタンブールでどうしても見たいと思った場所がありました。 イスタンブールにはたく…

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7日前
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『神の言葉によって生きたものとなる』

2024年7月7日  今日は7月7日、七夕です。七夕の話は奈良時代に中国から伝わったとされていて「牛飼いの星」といわれ農業に従事する彦星と庶民であった「機織り姫」といわ…

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『まことの光』

2024年6月30日  今日は時期外れですが、ルカによる福音書に沿ってキリストの誕生についてお話しさせていただきます。 一般にクリスマスは12月25日と広く認知されています…

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3週間前
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『天国の鍵のひみつ』

 わたしがずっと昔に建てられたモニュメントを見ていた時のことです。 その塔といいますかモニュメントをわたしはじっと見上げていたんです。 すると、その時に神さまがわ…

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1か月前
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『荒野に備えられた道』

2024年6月23日  暫く出エジプトの話をさせていただきましたが、礼拝ではサムエル記が語られていますのでバイブルクラスは今週からルカによる福音書を中心にキリストの歩…

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1か月前
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『律法が証明するキリスト』

2024年6月16日  出エジプトの話はヨシュア記のカナンの地を平定するところで終わります。バイブルクラスの話も区切りがいいところになりますので、ヨシュア記とともにこ…

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1か月前
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『救いの成就と滅び』

2024年6月9日  今日はかなり難しい問題を考えてみたいと思います。 現在のパレスチナで起こっているイスラエルとハマスの激しい戦いで多くの命が失われていることについ…

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1か月前
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『祝祭の終わりの日に』

2024年6月2日  もう梅雨入りというこの時期にちょうどいい話をさせていただきます。 典型的な地中海性気候のイスラエルには夏の乾季と冬の雨季の季節しかなく、乾季には…

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『なぜキリストが唯一の救いなのか』

 前回は罪の話とともに神さまと人との間には越えようのない壁が存在するといいましたが、今回はその破壊についてお話しさせていただきます。 神さまは罪ある私たちを神の…

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『なぜわたしが罪人なのか』

 いきなりの質問ですが、あなたは罪人でしょうか? きっと、多くの人が「善人じゃないかもしれないけど、罪人じゃない」と思うんじゃないでしょうか。 少し古いですがス…

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1か月前
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『聖書は神の言葉と言えるのか』

 私たちクリスチャンが、手にしている聖書ついて最も大切な話をさせていただきます。これはかつて私が信仰の大先輩から教えていただいた内容を多く引用させていただいてい…

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1か月前
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『荒野の40年の証し』

2024年5月26日  前回はペンテコステの話で白熱してしまい、2週に別けてお話をさせていただきました。準備させていただいた話が半分しかできないなどというのは私もはじめ…

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1か月前
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2024年5月12日  来週はイースターから7週目となりペンテコステです。ですから聖霊についてお話しさせていただきたいと思います。但し、ここはいつもに増して私の個人的に…

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2か月前
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『夢で語りかける神』

 私は夢の研究者ではありません。自分のわずかな体験で夢に対して考えていることを勝手に言っているだけなので、皆さん、それぞれ考えてみてください。 私は聖書を読んで…

TICA Tatsuo
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TICA JBCはじめました

TICA JBCはじめました

こんにちわ、TICA(Tsukuba International Christian Assembly)の日本語バイブルクラス(JBC)では何より聖書を楽しく読むことをシェアしています。
正しい聖書の学びが大切ですが、わたしは聖書を教えるということはしません。教えるのはわたしではなく皆さんと神さまの関係のなかで神さまかなされることだと思うからです。
わたしに与えられている賜物は聖書を楽しみながら読

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『暗闇に住む民を照らす光』

『暗闇に住む民を照らす光』

2024年7月21日

 先週は駒込の中央聖書教会に出席させていただいたのでバイブルクラスをお休みとさせていただきました。その際、礼拝ではTICA(Tsukuba International Christian Assembly)に10年前に来られた関本英樹宣教師がフィリピンでの宣教を交えて礼拝のメッセージを語られました。私のことまで覚えていてくださって本当に有意義で恵み深い時間を過ごさせていただ

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『イバラードな海の図書館』

『イバラードな海の図書館』

 たまには旅の話だけをしようと思います。2023年にトルコを旅しようと思ったとき、イスタンブールでどうしても見たいと思った場所がありました。
イスタンブールにはたくさん魅力ある場所があるのですが、わたしが見たいと思ったのは海辺の図書館。
Googleマップを見ながら旅の計画をしていた時に何となく目に入った写真がきっかけでした。

Moda Pierという場所にあるその図書館はモダンでシンプルであり

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『神の言葉によって生きたものとなる』

『神の言葉によって生きたものとなる』

2024年7月7日

 今日は7月7日、七夕です。七夕の話は奈良時代に中国から伝わったとされていて「牛飼いの星」といわれ農業に従事する彦星と庶民であった「機織り姫」といわれる織姫が年に1度だけ会うことを許される物語で、まじめに機織りのため自分の時間を犠牲にしていた織姫が神の憐れみによって彦星と出会うことにはじまります。
この物語を聞くと私は七週の祭(シャブオット)を思い起こします。関連性はないので

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『まことの光』

『まことの光』

2024年6月30日

 今日は時期外れですが、ルカによる福音書に沿ってキリストの誕生についてお話しさせていただきます。
一般にクリスマスは12月25日と広く認知されていますが実際にはキリストの誕生の日ははっきり記されておらずわかっていません。クリスマスツリーの起源も本来はキリストの誕生と関係なく、実は馬小屋で生まれたというのも確かなことではないのです。聖書には飼い葉おけに寝かされたと記されている

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『天国の鍵のひみつ』

『天国の鍵のひみつ』

 わたしがずっと昔に建てられたモニュメントを見ていた時のことです。
その塔といいますかモニュメントをわたしはじっと見上げていたんです。
すると、その時に神さまがわたしに言いました。

「いつからそのモニュメントはそこにあるのか?」

んっ⁈神さま変なこと聞くんだなとわたしは思いました。そんなの昔からそこにあるに…決まっ…て⁈

???????

いや、ちがう!!

先週はここにこんなものはなかった

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『荒野に備えられた道』

『荒野に備えられた道』

2024年6月23日

 暫く出エジプトの話をさせていただきましたが、礼拝ではサムエル記が語られていますのでバイブルクラスは今週からルカによる福音書を中心にキリストの歩みについてお話しさせていただきます。
ルカによる福音書はバプテスマのヨハネの誕生から記されており、キリストの誕生告知に先立つ6か月前、祭司であったザカリアは神殿の務めで聖所に入り、香をたいている時に天使ガブリエルが現れて告げられます

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『律法が証明するキリスト』

『律法が証明するキリスト』

2024年6月16日

 出エジプトの話はヨシュア記のカナンの地を平定するところで終わります。バイブルクラスの話も区切りがいいところになりますので、ヨシュア記とともにこれまでの出エジプトの話を振り返っておきたいと思います。

1980年代にヨルダン川西岸のエバル山を発掘していたスコット・ストリップリング氏は祭壇跡から約2cm四方の小さな鉛の塊を発見しました。

祭壇は紀元前13世紀につくられたもの

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『救いの成就と滅び』

『救いの成就と滅び』

2024年6月9日

 今日はかなり難しい問題を考えてみたいと思います。
現在のパレスチナで起こっているイスラエルとハマスの激しい戦いで多くの命が失われていることについてどう考えるかということです。聖書で言えばカナンの地はイスラエルの所有ということになります。
キリスト教会はユダヤ人対アラブ人という図式においてユダヤ人を支援する傾向が強いかもしれません。しかし、客観的な見方ではイスラエルはパレスチ

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『祝祭の終わりの日に』

『祝祭の終わりの日に』

2024年6月2日

 もう梅雨入りというこの時期にちょうどいい話をさせていただきます。
典型的な地中海性気候のイスラエルには夏の乾季と冬の雨季の季節しかなく、乾季には半年以上、一滴の雨も降らないそうで日本にいる私たちには想像できない気候のようです。乾季は天気予報の意味はあまりなく絶対に雨は降らないそうです。ガリラヤ湖の水位もどんどん下がって水不足が常態化するためイスラエルの子供たちは幼い頃から水

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『なぜキリストが唯一の救いなのか』

『なぜキリストが唯一の救いなのか』

 前回は罪の話とともに神さまと人との間には越えようのない壁が存在するといいましたが、今回はその破壊についてお話しさせていただきます。

神さまは罪ある私たちを神の「清さ 」に預からせるために唯一の方法を示されたのです。それは罪のないものを犠牲にして、その罪をなすりつけるといった驚くべき手段によって赦されるというのです。

神さまは聖書の中で罪の赦しは、罪のないものを犠牲にすることで赦されるのだとい

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『なぜわたしが罪人なのか』

『なぜわたしが罪人なのか』

 いきなりの質問ですが、あなたは罪人でしょうか?
きっと、多くの人が「善人じゃないかもしれないけど、罪人じゃない」と思うんじゃないでしょうか。

少し古いですがスタジオジブリの「風の谷のナウシカ」という映画がありました。高度な文明を持った人間が争った結果、文明は滅んで大地は汚染されてしまいます。そこに汚染された毒素を取り込んで有害な植物がはびこり、腐海という毒素の強い森が広がっていき、残された人が

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『聖書は神の言葉と言えるのか』

『聖書は神の言葉と言えるのか』

 私たちクリスチャンが、手にしている聖書ついて最も大切な話をさせていただきます。これはかつて私が信仰の大先輩から教えていただいた内容を多く引用させていただいています。井上さん、本当にありがとうございました。

キリストを信じる私たちは聖書を完全な神の言葉、正しい物差しと考えています。アメリカの大統領も大統領選が決まって就任式に臨むとき、多くは聖書に手をおいて宣誓が行われます。これは聖書を用いなけれ

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『荒野の40年の証し』

『荒野の40年の証し』

2024年5月26日

 前回はペンテコステの話で白熱してしまい、2週に別けてお話をさせていただきました。準備させていただいた話が半分しかできないなどというのは私もはじめての体験なのですが、先週のペンテコステの祈りの時をみて神が皆さんに触れられていてそうされたんだなと強く思います。

さて、今日はイスラエルの民がエジプトを脱出して1年数か月(推定)、ついにカナンの地に着くところの話をさせていただき

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『キリストが隣にいたら』

『キリストが隣にいたら』

2024年5月12日

 来週はイースターから7週目となりペンテコステです。ですから聖霊についてお話しさせていただきたいと思います。但し、ここはいつもに増して私の個人的に感じたこと、考えを多分に含みます。

聖霊降臨は使途言行録に記されるように初代教会時代に起こったできごとで、復活したキリストが天に昇った後に助け主として来られたのが聖霊なる神です。聖霊について残念ながら私たちクリスチャンは明確な知

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『夢で語りかける神』

『夢で語りかける神』

 私は夢の研究者ではありません。自分のわずかな体験で夢に対して考えていることを勝手に言っているだけなので、皆さん、それぞれ考えてみてください。
私は聖書を読んでいる時に何故、神は夢で人に語りかけられるのだろうと不思議に思います。残念ながら私には夢での神からの語りかけの体験はありません。何かを示されるというような体験は少しだけあります。
夢というのは現実ではありませんので、本当に神からの語りかけなの

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