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日本におけるアパレルのサーキュラーエコノミーの取り組みと課題
前回ご紹介した欧州、ZARAのファッション商品のサーキュラーエコノミーの取り組みに続いて、
今回は日本企業のファッション業界のサーキュラーエコノミーの取り組み事例をご紹介しながら、
現状と課題と感じることを少しまとめてみたいと思います。
(見出し画像は2019年夏に訪問したヘルシンキのリサイクルセンターの画像です)
以前から、お付き合いさせていただいている業界の勉強会組織、FashionSt
ファッション業界のサーキュラーエコノミーの取り組み
ファストファッション後、ショッピングのデジタルシフト後、の世界はサーキュラーエコノミーとクオリティオブライフ、との気づきを与えてくれた8年間の海外インスピレーショントリップ。
ここからはファストファッション後のマーケットとライフスタイルの向かう先をテーマに綴って行きたいと思います。
サステナブル経営って何?サステナビリティ(持続可能性)やサステナブル経営という言葉が全産業のテーマになり、メディ
8年間のインスピレーショントリップを振り返って
半年に渡って、2012年から2019年まで8年間のインピレーショントリップのの様子を26話のエッセイとして綴って来ました。
グローバル企業の影響を受けて、顧客の購買行動、ショッピング環境、流通そのものが変わることに好奇心を持ち・・・
2012年、僕が夏の海外渡航=インピレーショントリップを始めたきっかけは・・・
トレンドファッションを誰もが手の届く価格で販売する「ファストファッション」という
2019年 夏、中国 杭州で体験した顧客のスマホを活用するリテール・イノベーション
2017年に拙著「ユニクロ対ZARA」が中国語簡体字版に翻訳がされてから、コロナ前まで、毎月のように中国に研修講師に出かけたり、中国から日本にいらっしゃる視察団向けにインバウンドセミナーの講師をさせて頂いておりました。
中国に出向いて行く時は主に、アパレル企業の多い、上海、杭州、広州に行き、到着翌日からの2日間の研修を終えると、次の日には帰国という慌ただしい旅程が多かったのですが、2019年の夏
2019年 夏、エストニア タリンで電子政府とノマドワーカーの働き方を考える
ヘルシンキのAirbnb宿に荷物を置いて、1泊2日でフィンランド湾の対岸、旧ソ連領のエストニアのタリンに行きました。
今回(2019年夏)の北欧行きにあたり、エストニアのタリン行きを決めたのは、エストニアの電子政府と電子国民のしくみが「未来の国家のカタチ」のひとつとして、日本のメディアでも話題になっていたこと。そして、当地で同国が世界から取り込んでいる国際的なノマドワークの可能性を考える機会がで
2019年 夏、ヘルシンキ サステナブル先進国で循環型経済を考える旅
あけましておめでとうございます。今年も旅を通じて未来のライフスタイルを考えるインスピレーショントリップにお付き合いいただければ幸いです。よろしくお願いいたします。
2019年夏、ロンドンに続いて、フィンランドのヘルシンキに移動しました。
ヘルシンキを訪れた理由は、2015年にストックホルムから日帰りで行った際に、もう一度、ゆっくり訪ねてみたい美しい都市と思ったこと、また、リサイクルやシェアリン
2019年 夏、ロンドン 進むショッピングのデジタルシフトとサーキュラーエコノミーへの取り組み
昨年(2018年)のアメリカ西海岸、ロサンゼルス、シアトル、ポートランドに続き、2019年夏のインスピレーショントリップは、サステナブル、スマートシティ、クオリティ・オブ・ライフをテーマに、ロンドンから北欧ヘルシンキ、タリン(エストニア)に出かけました。
まずはロンドンから。
ヨーロッパにリサーチに行くときに、いつも入口に位置付けているのがロンドンです。ファッション流通の仕事をしていると、ロンド
2018年 夏、オレゴン ポートランド②サステナブル編 居心地を求めて世界中から人が集まるコンパクトでサステナブルな街
「アパレル・サバイバル」(日本経済新聞社;2019年2月出版)の取材もかねて、2018年夏にアメリカ西海岸に出かけたインスピレーショントリップの回想録。
オレゴン州、ポートランドのデジタルトランスフォーメーション編に続く、2回目は、書籍には書かなかった、ポートランドの街の魅力に関するエピソードを綴る、サステナブル編です。
サステナブルな起業を支援するフードカートと個人ガイドによるローカルツアー
2018年 夏、オレゴン ポートランド①DX編 ショッピングのデジタル活用と人が集う店舗ならではの楽しさ
「アパレル・サバイバル」(日本経済新聞社;2019年2月出版)の取材もかねて、2018年夏にアメリカ西海岸に出かけたインスピレーショントリップ。シアトル続いてオレゴン州、ポートランドでのエピソードです。
ポートランドでは多くの気づきがありましたので、2回に分けてご紹介しますね。まずはデジタルトランスフォーメーション編です。
ポートランドでAirbnb(エアビーアンドビー)初体験
ヨーロッパもア
2018年 夏、シアトル amazon go(アマゾン・ゴー)とシアトルに見た未来都市の縮図
「アパレル・サバイバル」(日本経済新聞社;2019年2月出版)の取材をかねて、2018年夏にアメリカ西海岸に出かけたインスピレーショントリップ。前回のロサンゼルスに続き、今回はシアトルでのエピソードです。
アマゾン・ゴー体験で感じた、ビジョナリー思考未来の顧客体験から逆算しながら、流通の常識を変え続けるアマゾン・ドットコムが、一体どんな近未来を描いているのか?それを楽しみにシアトルに向かいました
2018年 夏、ロサンゼルス アメリカ西海岸で進むショッピングのデジタルシフト体験
世界で進むショッピングのデジタルシフト体験シリーズ。2017年のロンドンに続き、2018年はアメリカ西海岸、ロサンゼルス、シアトル、ポートランドに出かけました。
当時、執筆中だった「アパレル・サバイバル」(日本経済新聞出版社2019年2月出版)の取材も兼ねて、ファストファッション時代に続く、ショッピングのデジタルシフト時代を牽引するアマゾンによる流通再編、そして、「アマゾン・エフェクト」が進むア
2017年 夏、ベルギー第2の都市、アントワープは デザインが溢れるサステナブルな街
イギリスのロンドンでオンラインショッピングの店舗受取り、クリック&コレクトを体験した後、国際列車に乗ってベルギーのアントワープに出掛けます。
2017年夏のインスピレーショントリップの主目的は前回ご紹介したロンドンでの新しいファッションショッピングのカタチ、クリックアンドコレクトを体験することだったのですが、
前年2016年のシンガポール視察で、シンガポールを拠点にしながら、インドネシアのバリ
2017年 夏、ロンドン ファッション流通を変えるオンラインショッピングとクリック&コレクト
2016年のシンガポールに続いては、再び欧州へ。イギリスのロンドン、そしてベルギーのアントワープに出掛けます。
2年ぶりのロンドンでの目的は、世界一のファッション流通の激戦区の様子を定点観測しつつ、今後、日本の都心部のショッピングの未来図のひとつになるだろうと思われるイギリスで普及するクリック&コレクトというショッピングの視察を行うことでした。
Uber(ウーバー)初体験ヒュースロー到着時 予
2016年 夏、シンガポールから見える風景。当地はグローバル、南半球への玄関口。
2015年の北欧に続いては、アジアの中でも世界からヒト、モノ、カネが集まるシンガポールに出かけました。
日本の流通企業も、中国に進出を進め、次は東南アジアへ、ということで、その足がかりとして、シンガポールへの出店を検討する企業が増えていたところでした。
シンガポールは、かつてインド出張へのトランジットでは何度も利用しましたが、街を訪れるのは初めてでいた。
ショッピングストリート オーチャード
2015年夏、コペンハーゲン 北欧デザイン豊かなコンパクトシティ
ストックホルムでの視察を終えて、この夏のインスピレーショントリップ最後の目的地、コペンハーゲンに向かいます。
今回の旅のテーマのひとつがサステイナブルだったので、この経路は、スピードよりもエコに優しい?鉄道を利用してみることにしました。
ストックホルムーコペンハーゲン鉄道の旅
ストックホルムの中央駅からコペンハーゲン中央駅まで、5時間強
鉄道での国境越えの移動は、10日間で4か国を回る今回の
2015年夏、ストックホルム サステイナブルで大人の街
ヘルシンキ日帰り旅行から戻って、ストックホルムの街を歩きます。
前回も申し上げましたが、ストックホルムは20年ぶり、4回目です。
以前は、零下の寒い冬も経験しましたが、やはり、最も過ごしやすい、白夜の夏がいいですね。
世界で最も居心地のよい街のひとつこれまで、30か国くらい、ビジネスとプライベートで旅しましたが、
「今まで行った海外都市で、一番居心地のよかった都市はどこですか?」
と質問され