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食べたいものをつくる人/高橋より(子)
2020年6月29日 20:09
はいっ、バタ~の一席。写真を撮るときにぜひともこのフレーズをつかっていただきたい。御前様や寅さんが、絶妙なタイミングで発するこのフレーズに、くくくっと笑いが止まりません。(なんとも愛らしく憎らしいんだ!)バターをつかうとき、さらには写真を撮るときにふと思い出してしまいます。さて本日は、そんなバターのポテンシャルを存分に感じる一品。いつものポタージュに、ちとひと手間を加えました焦
2020年6月28日 22:39
わたくしがただただ、寅さんに想いを馳せたいだけの一席。つい先日の事。数カ月ぶりに訪れた映画館にて、男はつらいよを鑑賞。片手には、拍子抜けす来るらいに気の抜けたメロンソーダ。こんなガラガラなのに、密を避けるために設けられたソーシャルディスタンス席。これで椅子が壊れていたら最高のお膳立てでございましたが、ピッカピカのシートに深くこしかけ時を待つ。気になる題目は「寅次郎相合い傘編
2020年6月19日 18:48
自らの手を信じての一席。八百屋にて発見したバジル。さて、どう調理いたしましょうか。そうだな、ど定番だけれどもパスタにからめると、うまいあの子をつくろうかなと閃く。材料はシンプルに、そして塩麹をつかおうじゃないか!これが意外にうまいときた。そして芽生える謎の挑戦心。文明の利器をつかうもいいが、つかわずできる方法はないものかとすり鉢をひっぱりだした。さて本日は「バジル」
2020年6月16日 21:04
酒飲みに捧げる一品の一席。自宅でクイっとやりたい晩は、ちゃっちゃっとできて美味い肴のレパートリーがあると一人勝ちした気分になる。本日は、たまのご褒美に、ちといいお酒を用意して晩酌したくなるそんな一品のご紹介。ご用意いたしまするは「ハツ」。そして、再び登場「甘唐辛子」。鼻に抜ける甘唐辛子の青くさい香りと、ほろ苦さが薬味のごとく活躍してくれる。さらには、ハツの持つクセと相まるこ
2020年6月15日 17:47
隠し味の難しさの一席。なんとなしにつくってみたら、クリティカルヒットで美味かった。今日の朝も、口の中がこの味でいっぱいだ。さて本日のキーワード「隠し味」について。各家庭のカレーライス事情が気になってしょうがない。家によって隠し味が変わるから。醤油にケチャップ。ソースや梅干し、チョコにバナナとさまざまだ。各々の味が主張しないギリギリの味付けをするから味に深みが出るのであっ
2020年6月14日 15:57
朝オムレツのすすめの一席。グッドモーニング、休日の朝。しまった!だいぶ寝すぎてしまって、お腹もぺこぺこだ。しかし、やる気がでないときた。どうしよう。だけども、お腹はぐーぐーだ。ここで救世主を召還。さて本日は「たまご(できたら平飼い)」「塩麹」「トマト」「バジル(あれば)」「お好きな具材」をご用意くださいまし。材料平飼いのたまご 2個塩麹 スプーン1くらい油 ちょ
2020年6月14日 15:48
ありがとう野菜の一席。梅雨の洗礼を受けまして、電子機器たちが笑っちゃうくらいにこれでもかと不調。料理の写真やらなんやらが、ララバイしてしまい、おセンチな季節の変わり目でございます。ぐすんっ。そんな時もあるさねと、本日も台所にたち、じっくりコトコト。萌え袖でふーふーしながら、あなたをすすればたちまち元気になりました。ありがとう野菜!さて本日は「ごぼう」「長ネギ」「白みそ」「豆
2020年6月8日 20:41
姉御肌のかっこいい姐さんの一席。わたしに実姉はおりませんが、兵庫におりますうんまいイタリアンをつくりまくっている姐さんがおります。びっくりするくらいに私に似ておりまして、姉御肌で、よく食べ、よく笑い、よく呑み、さっぱりしたかっこいい姐さんでございます。(きっと前世では、飢饉とかの激動の時に生まれし姉妹だったなと確信しております)これはわたくしの独断と偏見の世界ですが、柑橘界にも、姉御肌
2020年6月1日 23:23
狂気の沙汰の一席。インパルスの板倉先生のお陰で、焼き菓子界のソルジャーと楽しい思い出を育んでおります。 数日前のこと。 この板倉さんが引き金となりまして、まさかのまさかで文明の力を駆使して連絡をとることに(といっても電話)。 自粛を、粛々と守り続けた我らの久方ぶりのセッションはえげつなかった。 ぶっ通しで話しつづけ、笑いつづけ、語らい、怖い話に怯えていたら、もう朝だった
2020年5月31日 18:43
会いたくて震えるの一席。昨晩ご紹介いたしました「蛸と醤油麦麹のうま煮」。翌日も、あなたのお力を貸していただきたく候。(このために、ちと多めに仕込んでおくとよろし)この期間中、油や麹、パタリロ、食で体を整えること、仏壇用の蝋燭など、風の向くまま気の向くままに調べものをしていたら、会いたくて震えるお方ができました。 奈良県にて、醤油をつくっておられるおっちゃん。 醤油の世界も
2020年5月30日 20:06
トラウマを吹っ飛ばすんだぜ!の一席。 高校生の時に、クックパッドで高評価だったポークチョップのレシピを参考につくってみたら、「おいみんな、ベロ大丈夫なのか?」ってくらいえげつない仕上がりに、涙しながらいただきました。 そんな記憶が、鮮明に焼きついていて忘れられません。 人はこれを「トラウマ」というのだな。 この時は、レシピはあくまで参考程度にするもんだと学びました。
2020年5月27日 12:01
江戸庶民の生活に想いを馳せる一席。ここ最近は、できる限り文明の利器に頼らぬ生活をしようという謎のミッションを遂行すべく、忍者みたいな生活をしております。 電子機器なんてない時代は、火は起こすし、米もかまどで炊いていたり。 尊敬の念でいっぱいでございます。夜は、父からもらった仏壇用の蝋燭を灯し(ロウの溶け方が秀逸で感動)、炊飯ジャーはつかわずに土鍋で炊く。計量も目分量。
2020年5月15日 19:34
なんとなしに、「お」をつけて「お茄子」という方が色気が増しますの一席(なぜかは分かりません)。なので今日は「お茄子」と呼ばせていただきます。 お茄子の野郎(のっけから色気の崩壊)は、うまく火入れしてあげると色よくトロッと、そして味が染みてうまいのなんの。合わせる具材によっても食感がかわるので、組み合わせの妙を楽しめて心踊ります。 さらには、ご紹介する「タレ」。 引き算と足
2020年5月14日 23:27
色気のあるいい男のラジヲを聴きながらクイっとやりたい一席。 彼(前野健太)を知ったのは、数年前。 かの有名なフェス「フジロック」。 そこからしっぽりいきたい時に部屋真っ暗にして聞くのがお気に入り(病んでないよ)。 気持ちのいい夜風に吹かれながら、いい男のラジヲを聴いて、彼は珈琲をすすっていたけど、私は焼酎と美味い肴でちびちびと。 なんだかしっとりいきたくなる、そんな肴