タイシ _ 富永 大士

画家。アクセサリー作家(アウラ・ロコ)。3児の父。2006年より京都を拠点に、ドイツや…

タイシ _ 富永 大士

画家。アクセサリー作家(アウラ・ロコ)。3児の父。2006年より京都を拠点に、ドイツやインドネシアなど、様々な土地で作品を制作・発表しています。絵画のテーマは「身体」。西欧由来のキャンバスという装置に、東洋的な循環やカオスを磔(はりつけ)にし、止揚する、ということをしています。

マガジン

  • 画家の「 観たこと / 感じたこと / 考えたこと 」

    京都在住の画像・アクセサリー作家。「観たこと、感じたこと、考えたこと」を綴り、まとめてみました。

記事一覧

タレルと縄文 / 新潟県十日町市

某日、新潟に滞在します。 備忘録、メモがわりに旅程を以下に書き記します。 【 縄文とアートの体験 】 私は、この5年間ほど縄文をテーマにいろんな場所をリサーチしてい…

/ 再販のお知らせ / まるめた翼のリング

/ 再販のお知らせ / 「 まるめた翼のリング_24金コーティング 」 2020年4月に期間限定で販売した作品。   スケッチを描いて制作依頼してくださった 友人のあまね理樺さん…

個展のお知らせ_マゼンタのまぐわい The Magenta Crucifixion(山口県宇部市)

/ 個展のお知らせ / 山口県宇部市にあるギャラリー グリシーヌで個展を開催します。 (↑2020年に開催した個展の様子) 【 基本情報 】 富永 大士 Taishi Tominaga …

は っ こ う - 自らの光を放つ -

は っ こ う - 自らの光を放つ - この度、 あまね理樺(音・言葉)、我那覇一史(絵画)、juncowat(絵画)、寺田紫(調香) 富永大士(絵画)の異業種クリエイター5人…

ワークショップ at グリシーヌ山口宇部(2021年7月)

来週、山口県へお邪魔します。 宇部市のギャラリー・グリシーヌさんにてワークショップを開催いたします。 グリシーヌさんは、ちょうど1年前に絵の個展をさせていただき…

#影響を受けた人達 at Twitter

/ #影響を受けた人達 / ↑と題して、昨秋から年始にかけて 私が影響を受けたり、勝手にシンパシーを感じている作家さんを Twitterにアップしていました。 現代の作家が、…

【 おしらせ 】 ワンネス・リング あまね理樺 × アウラ・ロコ

カウンセラーの あまね理樺 さんがデザインした指環を 画家・アクセサリー作家(アウラ・ロコ)の 富永大士 が制作しました。 理樺さんとのアクセサリーのコラボレート…

/ 成果物_ステイアート・プロジェクト / at 瀬戸内リトリート青凪

お客さまからお預かりしたもの(アバター)がホテルに宿泊。 作家がインスタレーションしつづける、というアートプロジェクトに、 参加作家 & アドバイザーとして関わり…

2014年10月『 parallel world -Against Noah 』 at 東京

撮影 ©大洞博靖 『 parallel world -Against Noah 』 at 東京 明大前 キッド・アイラック・アート ホール いま(2020年)から6年前。 富永 大士 が舞台美術を担当いた…

『 私たちは、旅の途中。 』 富永 大士 × あまね 理樺

         (↑)六甲比命神社 にて。 ■ ギャラリートークのお知らせ ■ at 山口・宇部 7月26(日)17:00 - 17:45 『 私たちは、旅の途中。』 富永 大士 × …

展覧会のお知らせ / AUOA アウオア at 宇部・山口

■ AUOA アウオア ■ - cosmic super natural - 京都在住の画家、富永大士(タイシ)による絵画展。 https://www.facebook.com/taishi.tomi/ ★ 日時 2020年7月24日(金…

● 詩篇 『 アマータイム 』 イメージの洪水 / 感情のモンタージュ / 多次元の空間

ひきつづき、本のご紹介。今回は 詩集。 私がこの世で1番好きな本。 『 詩篇アマータイム 』 松本圭二 著。 ページ全体が、多次元に露光され、 暴力的に(しかし美しく)…

● なぜ土星なのか?_ メランコリー、我々は星の徴(しるし)から逃れられるのか?

『 土星とメランコリー 』 - 自然哲学、宗教、芸術の歴史における研究 レイモンド・クリバンスキー、アーウィン・パノフスキー フリップ・ザクスル 共著 ゴメンなさい、…

● 私は、15分で全てを視た _ " 直覚 "は、世界を牽引する

私は、15分で全てを視た 。 『 アウローラ - 明け初める東天の紅 』 ヤーコブ ベーメ 著 薗田 坦 訳 今回も、本のご紹介。 最後の一文が書かれた日付は 1620年 。 今…

● 画家の家計簿 _ 「創造性」×「お金」×「集中できる時間」= “ 成果 ”

『 ネーデルラント旅日記 』 アルブレヒト・デューラー 前川 誠郎 訳 好きな本の1つ。画家の家計簿(笑)。 ちょうど、500年前の 1520年 夏 。 50歳の画家デューラー…

『 フレデリック 』 芸術家は何をしているのか?

『 フレデリック 』 ちょっと かわった のねずみの はなし レオ=レオニ / 作 谷川俊太郎 / 訳 野ネズミ 5匹のお話。 仲間たちは冬に備えて懸命に働くも フレデリ…

タレルと縄文 / 新潟県十日町市

タレルと縄文 / 新潟県十日町市

某日、新潟に滞在します。
備忘録、メモがわりに旅程を以下に書き記します。

【 縄文とアートの体験 】

私は、この5年間ほど縄文をテーマにいろんな場所をリサーチしています。
文献などは、もっと以前から読んだりしているけれど
やはり現地に行くと「地形」や「風土」など感じられる情報が多くて
発見が多いです。
2021年と2022年は、青森市から招聘していただく機会があり
市の職員さんと一緒に、青森の

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/ 再販のお知らせ / まるめた翼のリング

/ 再販のお知らせ / まるめた翼のリング

/ 再販のお知らせ /
「 まるめた翼のリング_24金コーティング 」
2020年4月に期間限定で販売した作品。
 
スケッチを描いて制作依頼してくださった
友人のあまね理樺さんが「定番にして良いよ」
と仰ってくださいました(感謝)🙏
 

すでにオンラインショップに
販売価格12,000円でアップしていますが

https://www.creema.jp/item/14374464/detai

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個展のお知らせ_マゼンタのまぐわい The Magenta Crucifixion(山口県宇部市)

個展のお知らせ_マゼンタのまぐわい The Magenta Crucifixion(山口県宇部市)



/ 個展のお知らせ /
山口県宇部市にあるギャラリー
グリシーヌで個展を開催します。

(↑2020年に開催した個展の様子)


【 基本情報 】
富永 大士 Taishi Tominaga
マゼンタのまぐわい The Magenta Crucifixion
7.22(金) - 7.27(水) 11:00 - 18:00 会期中無休
at Glycines
〒755-0065
山口県宇部

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は っ こ う - 自らの光を放つ -

は っ こ う - 自らの光を放つ -



は っ こ う - 自らの光を放つ -

この度、
あまね理樺(音・言葉)、我那覇一史(絵画)、juncowat(絵画)、寺田紫(調香)
富永大士(絵画)の異業種クリエイター5人による1日だけの展覧会を開催いたします。
会場の「京都もやし町家」は、もともと麹菌を育てていた、とてもユニークな場所です。

本展覧会のテーマは「 はっこう 」。

白 光 、 発 光 、 醗 酵 、 発 行 、 発

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ワークショップ at グリシーヌ山口宇部(2021年7月)

ワークショップ at グリシーヌ山口宇部(2021年7月)



来週、山口県へお邪魔します。
宇部市のギャラリー・グリシーヌさんにてワークショップを開催いたします。
グリシーヌさんは、ちょうど1年前に絵の個展をさせていただきました。
https://note.com/taishi_tominaga/n/n18e3e1a82ba3

● 日時:7月23(金)13:00 – 15:00 ①
      24(土)13:00 – 15:00 ① / 16:00

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#影響を受けた人達 at Twitter

#影響を受けた人達 at Twitter

/ #影響を受けた人達 /
↑と題して、昨秋から年始にかけて
私が影響を受けたり、勝手にシンパシーを感じている作家さんを
Twitterにアップしていました。

現代の作家が、どのような文脈で制作しているのか整理し伝える為。
もちろん、文脈に無自覚な作家や観客もたくさんいます。

でも、ピカソがいなかった世界を私たちは想像することができません。
すなわち、過去の偉人たちの試行錯誤の上に、現代の私た

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【 おしらせ 】 ワンネス・リング あまね理樺 × アウラ・ロコ

【 おしらせ 】 ワンネス・リング あまね理樺 × アウラ・ロコ



カウンセラーの あまね理樺 さんがデザインした指環を
画家・アクセサリー作家(アウラ・ロコ)の 富永大士 が制作しました。

理樺さんとのアクセサリーのコラボレートは2回目。
2020年4月にアイディアスケッチをいただいて、時間がかかりましたが
11月にようやくカタチになりました。

(↑)裏面に「 ONENESS RING 」と刻印しています。

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/ 成果物_ステイアート・プロジェクト / at 瀬戸内リトリート青凪

/ 成果物_ステイアート・プロジェクト / at 瀬戸内リトリート青凪



お客さまからお預かりしたもの(アバター)がホテルに宿泊。
作家がインスタレーションしつづける、というアートプロジェクトに、
参加作家 & アドバイザーとして関わりました。

* 詳細はこちらをご覧ください(↓)

< イントロダクション + お礼状 >
この度は「ステイアート」にご参加いただき、ありがとうございました。

場所:瀬戸内リトリート青凪(愛媛県)
日程:2020年6月27日(土)-

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2014年10月『 parallel world -Against Noah 』 at 東京

2014年10月『 parallel world -Against Noah 』 at 東京



撮影 ©大洞博靖

『 parallel world -Against Noah 』
at 東京 明大前 キッド・アイラック・アート ホール

いま(2020年)から6年前。
富永 大士 が舞台美術を担当いたしました。

この記事は、記録として残します。

詳細 → http://auraloco.exblog.jp/22821795/

舞台美術 は、生まれて初めての体験だったので、
準備か

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『 私たちは、旅の途中。 』 富永 大士 × あまね 理樺

『 私たちは、旅の途中。 』 富永 大士 × あまね 理樺



         (↑)六甲比命神社 にて。

■ ギャラリートークのお知らせ ■ at 山口・宇部
7月26(日)17:00 - 17:45

『 私たちは、旅の途中。』
富永 大士 × あまね 理樺

at グリシーヌ (山口・宇部)を開催します。
*参加費 1,500円。1ドリンク、おみやげ付き。
定員10名。要予約。

  *  *  *

富永 大士 の展覧会『 AUOA アウオア

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展覧会のお知らせ / AUOA アウオア at 宇部・山口

展覧会のお知らせ / AUOA アウオア at 宇部・山口



■ AUOA アウオア ■
- cosmic super natural -
京都在住の画家、富永大士(タイシ)による絵画展。
https://www.facebook.com/taishi.tomi/

★ 日時
2020年7月24日(金・祝) - 29(水)
11:00-18:00。*会期中無休
初日は12時から、最終日は17時まで。入場無料。

★ 場所
GLYCINES(グリシーヌ)

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● 詩篇 『 アマータイム 』 イメージの洪水 / 感情のモンタージュ / 多次元の空間

● 詩篇 『 アマータイム 』 イメージの洪水 / 感情のモンタージュ / 多次元の空間



ひきつづき、本のご紹介。今回は 詩集。
私がこの世で1番好きな本。

『 詩篇アマータイム 』 松本圭二 著。

ページ全体が、多次元に露光され、
暴力的に(しかし美しく)カットアップされた
フィルム / モンタージュのよう。

紙面を開くと

映像や匂い、囁き声や、呻き声、希望や絶望
耳をつんざく爆音が鳴り響く。

読書というより、映像体験に近い。

* * *

カタブラの呪文をおまえに与

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● なぜ土星なのか?_ メランコリー、我々は星の徴(しるし)から逃れられるのか?

● なぜ土星なのか?_ メランコリー、我々は星の徴(しるし)から逃れられるのか?



『 土星とメランコリー 』
- 自然哲学、宗教、芸術の歴史における研究
レイモンド・クリバンスキー、アーウィン・パノフスキー
フリップ・ザクスル 共著

ゴメンなさい、結論のようなものは用意していなくて(汗)、
今日も、本の紹介。600ページを越す大著。

【 なぜ土星なのか 】

画家パウル・クレーの作品 “ 新しい天使 ” を所持していた
哲学者のヴァルター・ベンヤミン。

ベンヤミンの著

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● 私は、15分で全てを視た _ " 直覚 "は、世界を牽引する

● 私は、15分で全てを視た _ " 直覚 "は、世界を牽引する



私は、15分で全てを視た 。

『 アウローラ - 明け初める東天の紅 』
ヤーコブ ベーメ 著 薗田 坦 訳

今回も、本のご紹介。
最後の一文が書かれた日付は 1620年 。
今からちょうど400年前のドイツ。(17世紀)

ヤコブ・ベーメは、25歳の時の神秘体験(15分ですべてを視る)により、
世界の真理を直覚。

以後、その" 直覚 ”を、言葉にするため沈黙している。

そして12年後

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● 画家の家計簿 _ 「創造性」×「お金」×「集中できる時間」= “ 成果 ”

● 画家の家計簿 _ 「創造性」×「お金」×「集中できる時間」= “ 成果 ”



『 ネーデルラント旅日記 』
アルブレヒト・デューラー 前川 誠郎 訳

好きな本の1つ。画家の家計簿(笑)。

ちょうど、500年前の 1520年 夏 。
50歳の画家デューラーは、途切れた年金の支給を請願しに
妻と侍女と一緒に現在のベルギー地方へ 約1年間の旅に出る。

延々「いくら払った」「○を○個買った」と続くけど
途中、船で事故にあったり
移動の合間にみたメキシコからの「黄金の太陽」

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『 フレデリック 』 芸術家は何をしているのか?

『 フレデリック 』 芸術家は何をしているのか?



『 フレデリック 』
ちょっと かわった のねずみの はなし
レオ=レオニ / 作
谷川俊太郎 / 訳

野ネズミ 5匹のお話。
仲間たちは冬に備えて懸命に働くも
フレデリックは、(一見)ぼんやりしていて働かない。

とうとう長い冬がきて、食料が尽きた頃、
フレデリックが集めた光(美しい言葉 / イメージ)により
仲間同士争いにもならず飢えと寒さをしのげた
・・というお話。



芸術家は、

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