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2014年10月『 parallel world -Against Noah 』 at 東京

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撮影 ©大洞博靖

『 parallel world -Against Noah 』
at 東京 明大前 キッド・アイラック・アート ホール

いま(2020年)から6年前。
富永 大士 が舞台美術を担当いたしました。

この記事は、記録として残します。

詳細 → http://auraloco.exblog.jp/22821795/

舞台美術 は、生まれて初めての体験だったので、
準備から本番まで、本当に刺激的な日々でした。

1〜5Fの全館をつかった 実験的な舞台。
それぞれ全く違う 空間を創らせていただきました。

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1Fの“ 生命の樹 ”。
開演 直前まで描いていました(苦笑)


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撮影 ©大洞博靖

5F。
クリスタルボール、舞踏、声楽の演者が、
ここでパフォーマンスをしました。

あらゆる可能性を孕んだ「大地」と
奔放なうごきをする「空」。
その「中間(地平線)」に、人間は活動しています。
そんな思いで、背景の絵を制作しました。


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撮影 ©大洞博靖

3〜4F。
ここは、舞踏とヴァイオリン、ポップス。
並行に存在する小宇宙をテーマに制作しました。
演者からも お客さま からも
とても 良い評価をいただきました。
ありがとうございます。


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1F ラストシーン。
演者がここから、起き上がり、クライマックスへ。
寝ている布は、
八咫の鏡 と 六芒星(陰と陽が合わさったシンボル)と
ミックスさせて制作。


   ■   ■   ■


あらすじ(*トミナガによる乱暴な まとめ):

1F。
もともと天使だった人間たち。
しかし、「時間」や「欲」などに
囚われて、次第にハネを失ってしまう・・。

せわしない日々を送る 主人公は
自分が天使だったこと思い出すが、
医者からは、解離性同一性障害(多重人格)と診断されて
しまう。
そして、リハビリを受けることに → 3,4F、5Fへ移動(演者も観客も移動)。

*ちなみに、5Fでは沖縄から駆けつけた田村邦子さんの声楽。
号泣していたお客さんも多かったです。
私も泣きました(笑)。

リハビリ後、再び1Fへ移動。

ラスト。
再生。
八咫の鏡のシンボルから起き上がり、
田村邦子さんの歌声と共に
祈りを捧げる演者。
ここは、本当に 鳥肌が立ちました。
(私は、何故か自分の子ども達の笑顔がフラッシュバックして
ここでも 大泣きしてしまいました(笑))

そして、1Fホールの開口部がいきなり開き、
演者は会場の外へ。
(この記事の最初の画像)
通行人に紛れて 歩く演者たち。

終演後、お客さまも、通行人に紛れて帰路につく。
多くのお客さまが、
いままで観ていた世界が、少しちがって見えるように
なったと思います。

5回公演で、ほぼ満席でした。

本当に 素晴らしい舞台でした。
関わらせていただき、感謝します。

ありがとう ございました 。

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(↑)主人公の1人、堀井聡さん

*  *  *

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富永 大士(タイシ)
京都を拠点に、絵を描いたり、アクセサリーを作って 生活しています。

https://www.instagram.com/taishi_tominaga/ (日々のアレコレ)
https://www.creema.jp/c/aura_loco/item/onsale (アクセサリー)

この note では、画家 である私自身の体験を通して
「 観たこと / 感じたこと / 考えたこと 」を投稿していけたら、
と思っています。

フォローしてくださると、嬉しいです。

お読みいただき、ありがとうございました。

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