マガジンのカバー画像

[ 宛名のない言葉の行方 ]

132
「エッセイ」というにはくすぐったい。 "誰かに宛てた手紙"のような記事たち。
運営しているクリエイター

2019年4月の記事一覧

詩と写真とを結ぶ何かを作りたい。

詩と写真とを結ぶ何かを作りたい。

やりたいことを少しずつ、カタチにできるようにと動き始めた今年の1月から、結構あっという間に4月も終わりを迎えている。

しかし、パソコンがアクティブに使えない状況だから、アプリでもいいから何かを作りたいと思った。

それが、詩と写真とを結ぶ何か。

色々調べていくうちに、そのような作品があるとしり、それをフォトポエムというらしい。

今日は、フォトポエムを作ってみた。

いつかのインスタのストーリ

もっとみる
小さい頃からの小さなお友だち。

小さい頃からの小さなお友だち。

幼い頃から、テディベアと一緒に寝ていた。
テディベアとは、わかりやすく言えば、くまのぬいぐるみだ。

ふわふわの手触りで、小柄で、抱きしめやすい。首元のブラウンのリボンが似合っていた。名前は「テディ」。ちょっと単純めいた名前だけれど、私はとても気に入っていた。

私にとって、初めてのぬいぐるみとの出会いであり、はじめての小さな友達だ。

兄弟がいない私、そして働いている両親に変わって、おしゃべりす

もっとみる
本当は誰かを撮るより、撮られる存在になりたかった私。

本当は誰かを撮るより、撮られる存在になりたかった私。

自分が「可愛くない」と気付いたのはいつだろう。

はっきりとは、覚えてないけれど、私はある日を境にカメラを向けられるのが嫌いになった。

インスタグラムやツイッターでいいねをたくさんもらっている女の子は、とても可愛くてキラキラしてて、それでいて個性的で…アイドルのような、はたまたお姫様のような存在だ。

可愛い。可愛い。可愛い。

そう心で呟きながら、写真を保存しまくる私はストーカーのようなコレク

もっとみる
カメレオンになりたい。

カメレオンになりたい。

不安なこと、怖いこと、面倒なこと、辛いこと、全部同調してしまえたらいいのに。

私は小さい頃から、物事を深く考えすぎるタイプだ。

「辛いな。」

と思ったらもうダメで、とことん辛くなっていってしまうのだ。

怖いことも同じで、部屋の中で少し物音がしただけで怖くて眠れなくなることもある。大人になっても怖いものは怖い。

かと言って、全然平気な日もあるから不思議だ。

・・・

大人になってから、段

もっとみる
最近、起きてる時間が短い。

最近、起きてる時間が短い。

この1ヶ月ほど、noteの更新が日付が変わるギリギリの更新が多くなり、内容もだいぶ短くなった。

実は、体調不良が多くなったのだ。

BARの仕事も減らしてもらっていて、ライターの仕事も締め切りギリギリで焦ってやることが多くなった。

実は最近、ほとんど寝たきりだ。

理由はなんとなくもうわかっている。先月の後半から、ストレスに感じることが増えたからだ。

起きて少しスマホを触り、いつのまにか寝て

もっとみる
愛を育む、お散歩タイム。

愛を育む、お散歩タイム。

コンビニまで、彼とデートをした。

チケットの受け取りやら、支払いやらのためだけど。

近いコンビニまで10〜15分ほど。

あんまり2人で歩くことがないから新鮮で、少し外の空気は冷たいけど、手を繋いでコートのポケットに入れて、「温かいね」と話す。

帰りは、行き道とは違う道を歩いていた。

「わー!こんな場所あるんだね!」

「見てみて!あの建物珍しくない?」

「大きな松の木だー」

なんては

もっとみる
2つに増えるし、2つに減ること。

2つに増えるし、2つに減ること。

どっちも食べたいなぁ…。

例えば、1人だといつも挑戦しないこと。
誰かと一緒なら、2倍楽しめる。

「海老マヨと鳥のから揚げ、どっちも食べたいよう。」

「じゃあ私こっち注文するから、あとでシェアしよ。」

親友とはそんな会話が多いかった。

私の大好きな親友とは、今離れ離れで過ごしているけど、時々思い出す。

嬉しいことは2人でキャッキャとお喋りして、辛いことがあってもバカにしあいながら笑いに

もっとみる
誰かのために作ることが、幸せだとあの時の私は知らなかった。

誰かのために作ることが、幸せだとあの時の私は知らなかった。

彼と一緒に住んでから、ご飯を作ることが多くなった。ひとりの時は、外食とか、インスタントラーメンとかコンビニ飯がとても多かった。

同棲を始めた頃も、なんやかんや彼が作っているのに甘えていた。だって、料理が上手いんだもの。そして、何もしなくても料理が出てくる様子が小さい頃を思い出して、なんだかワクワクした。

初めて彼に料理を作った時は、とても緊張した。

その日のメニューは、ジャーマンポテトと白菜

もっとみる
また明日、笑えるように。

また明日、笑えるように。

BARの仕事を1週間ほど休むのは、初めてだ。

ココロに爆弾を抱えたまま、誰かに会うのが無理だった。

そんな時は、電話もとらないし、SNSもあんまりみないようにする。

そして、ひたすら漫画を読むのだ。

ハッピーエンドが多いけど。

漫画って私の沈んだ気持ちをどこか遠くへ運んでいってくれるし、忘れさせてくれる。

貧乏な暮らしをしていたヒロインが、王子さまと出会って裕福に幸せに暮らしました。そ

もっとみる
同棲解消のデメリットは、誰も教えてくれない

同棲解消のデメリットは、誰も教えてくれない

本当はこんなこと書きたくなかった。

できるなら穏便に済ませたいかったし、私だって好きでメンタルをやられてるわけじゃない。

同棲をするとき、きっと別れまで見据えてするのは、一部の人で、大体はもう「この人と一緒になるぞ」という気持ちでするものだと思う。

でも私は違った。

ひとり暮らしって、何かと不便だし、誰かと一緒に住んだら貯金とかできるんじゃない?と、自分にとってだいぶ都合の良い考えで進めた

もっとみる
平成最後のお花見をしてきた。

平成最後のお花見をしてきた。

今日はお花見デートをした。

Instagramのストーリーにも少しあげたけれど、桜祭りに行った。

彼があちこち調べてくれたみたいで、それはそれは大満足のお花見だった。

川のほとりにある桜並木。
奥まで続く桜が綺麗だった。

白い花が似合う、雲ひとつない空だった。

高い木が多くて、空から降ってきそうだった。少し風なびいて、華麗に舞う桜がまた良かった。

ここの桜は少し背が低くて、トンネルのよ

もっとみる
決まりごとって、2人だけの秘密の鍵だ。

決まりごとって、2人だけの秘密の鍵だ。

同棲をしてから、小さな決まりごとを作った。

・「おはよう」と「おやすみ」を言おう
・ケンカしても、その日に仲直りしよう
・「嫌だ」と思ったことはちゃんと言うこと

この3つは、とても大事だと思う。

・・・・おはようとおやすみ彼と起きる時間は違うから、私はまた二度寝をしてしまうんだけれど、「おはよう」の声かけは、その人の朝を応援している気持ちになる気がする。あと、寝起きが少しだけ良くなった。

もっとみる
桜が咲いたら、君はまた遠くなる。

桜が咲いたら、君はまた遠くなる。

引っ越した近くの道沿いに、桜が咲いていたと彼から聞いたのは3日前くらい。

昨日、何もできてないなということを書いていたけど、コンビニで必要な書類のコピーをとって、その帰りにコンビニの側に咲いていた桜を楽しんだ。暗くてあんまり見えなかった。

カメラのフラッシュをたいて、まぁ見えるかなという感じ。本当は昨日、彼から教えてもらった場所に桜を見に行くつもりだったんだけど、暗いし怖いし諦めた。

そして

もっとみる
シミュレーション不足な毎日。

シミュレーション不足な毎日。

締め切りが迫っている。そう思っても、全く体が動かない時がある。

頭がごちゃごちゃとして、身体は鉛のように重くて、心臓の音がバクバクと近くて、眠くて眠くてたまらない。

今日もそんな日だった。

今だって暗い部屋で、そして布団の中でnoteを書いている。

そんな私にいつか、お仕事を提供していただいているクライアントさんはもちろん、彼も、友だちも愛想を尽かしてしまうんじゃないかと思いながら。

もっとみる