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創作に役立ちそうな記事

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小説やエッセイを書く上で役立ちそうな記事を集めてみました。自分にも、他の皆様にも役に立てれば良いと思っています。
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2020年12月の記事一覧

【小説講座】お嬢様に訊いた短編プロットの作り方

【小説講座】お嬢様に訊いた短編プロットの作り方

今回は小説講座のお記事です。
お嬢様は最近新しいジャンルにはまり、気づいたら3か月で19万字(薄めのラノベ2冊分)書き上げていたそうです。くるってますね。
ただ、「スピーディにどうシナリオを組むか?」についてはそれなりの説得力はあるんじゃないでしょうか。

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何故小説には「設定」が必要なのか?

何故小説には「設定」が必要なのか?

Q.設定厨なので、自分の作品のどこが不要な説明で何が必要な説明なのか判別するのが難しいです。推敲や校正をしていても、設定や世界観のことばかり気になって肝心の本文直しがちっとも進みません。どうしたら良いでしょうか。

A.自分よりも「設定厨」な作家さんの小説を読んだことはありますか?

「設定厨」タイプの創作者というのは、確実に世の中にいる。大雑把なニュアンスとしては、「架空の世界の架空の要素を細か

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字書きの日記

字書きの日記

こんばんは!
一次創作BLの推しカプに狂っている字書きです!

今日も今日とてスマホから書いています。週半ばなのでね、疲れています!

先程まで、『温めておいた自作小説』を読み返していました。約1週間前くらいの記事で、とりあえずオチたぞ!と言ってたやつです。

ところで、小説における『長編』ってやっぱり10万字以上のものを指すんでしょうか。でも、普段1万字の小説を書く人が3万字の小説を書いたら、そ

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エッセイと日記ってどう違うの?

エッセイと日記ってどう違うの?

ありがたいことにnoteを書き始めてからちょくちょくコメントを頂くようになりました。とても嬉しい。ありがとうございます。

先日書いた『エッセイが書けない理由』という記事をよく読んでいただくのですが、頂いたコメントを読んでいて、少し説明が足りなかったな、もう少し掘り下げてみようかなと思ったテーマがあります。それが、今回の『エッセイと日記の違い』についてです。

参考にさせていただいたのが、たけのこ

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自分にあった物語を! ジャンルごとの小説の書き方が分かる記事12選|小説の書き方/コツがわかる記事まとめ【2020年版】|monokaki編集部

自分にあった物語を! ジャンルごとの小説の書き方が分かる記事12選|小説の書き方/コツがわかる記事まとめ【2020年版】|monokaki編集部

「monokaki」では小説の書き方、おもしろい小説を書くコツなど、頭の中でくしゃくしゃになった原稿用紙をふたたび開き、物語の「つづき」に取り組みたくなる記事を提供してきました。特別編として全六回に渡り、小説を書く際のコツやテクニックがわかる記事をまとめたものをお贈りします。

「自分が書いている小説のジャンルって何?」「小説のジャンルの違いがわからない」というお悩みを持ったことはありませんか?

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ご質問にお答えします(7)「兼業でも作家になれる?」「ファンタジーのコツは?」

ご質問にお答えします(7)「兼業でも作家になれる?」「ファンタジーのコツは?」

 いやー、最近、ご質問をちょこちょこお送りいただけるようになりまして、ネタに困らず嬉しいですね。今回も質問回答編でお送りしようかなと思います。

 では、今回のご質問いってみましょー。

  はい、ということで、高校生の方からのご質問でした。高校生で夢を持って活動しているというのはえらいですね。僕はなんかもう、とにかく毎日眠いだけ、という高校時代を過ごしていた気がします。
 さて、具体的なご質問内

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100日間マンガを描いたら、キャラクターがこちらに語りかけてきた

100日間マンガを描いたら、キャラクターがこちらに語りかけてきた

水島新司は、原稿を描き終えるまで、そのストーリーに出てくる試合がどんな結果になるのかわからないらしい。
浦沢直樹は、自分のマンガのキャラクターがいつも勝手な行動を取るので困ってしまうそうだ。
「左ききのエレン」のかっぴーさんはインタビューで、「脳内にいるキャラクター達が会話しているのを聞いてセリフに書いているだけ」と言っていた。

いや、さすがに無理あるでしょ

正直そう思ってました。物語やキャラ

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ご質問にお答えします(6)「回想シーンは使ってはいけない?」

ご質問にお答えします(6)「回想シーンは使ってはいけない?」

 一部で大好評となっております(?)モノカキTIPSでございますけれども、続けざまにご質問を頂いたので、続けざまに質問回答編をお送りしようかと思います。今回のご質問は、こちら!

 はい、ということでございまして、以前ご質問をお寄せ下さった方からの、再びの質問ということで。今回は、小説において「過去回想シーン」を使うのはあんまりよくないですかね、、、? というご質問。なんでしょう、言ってしまえば愚

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Q. 自分でダメ出ししてしまいます|海猫沢めろん

Q. 自分でダメ出ししてしまいます|海猫沢めろん

みなさんこんにちは。
ついに2020年も終盤ですがいかがお過ごしでしょうか?
ぼくは今、引退の危機にあります。
というのも、「今年書き終えられなければ小説やめる宣言」した8年ごしの超絶メタフィクションSFミステリ長編『ディスクロニアの鳩時計』がまだ終わっていないのです。これは非常にヤバイです。というか、マジでヤバイです。めちゃくちゃ焦っています。
実際これを書いている時点でリアルに残りは30日ちょ

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負の四拍子

負の四拍子

ツイッターで流れてきたプロモーションのレディースコミックを流し読みした。

タイトルは「11年後、私たちは」。レディースコミックで、恋愛メインの作品なのだが、軽いテイストで読めてしまうのでつい読んでしまった。

一話一話はかなり短いが、全50話で完結していて、15話までは無料で読める。残りの部分は、あらすじをまとめているサイトがあったので、そこで読んでしまった。
 
簡単に言うと、三角関係の話であ

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「終わり方」って何ですか?|王谷 晶

「終わり方」って何ですか?|王谷 晶

最終回! 王谷晶である。そうです、唐突ですがこの連載、今回が最終回なのである。足掛け2年ちょいに渡ってマクロな話からミクロな話まで小説を書くということについて益体もない話をしてきたが、私からお伝えできるテクニックはあらかた披露した。と思う。
あとは効果的な仮眠のとり方(たっぷり水を飲んでから仮眠すると尿意で強制的に目が覚める。ただし眠気が勝った場合は漏らすリスクあり)くらいだ。
ちなみに本連載を単

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ご質問にお答えします(5)「モノカキの糧とは? 正しい日本語とは?」

ご質問にお答えします(5)「モノカキの糧とは? 正しい日本語とは?」

 さてさて、モノカキTIPS、今回は質問回答編でございます。質問を貰うというのは書き手にとっては面白いものでございます。例えば、音楽のライブだとか、カウンター越しで接客するお寿司屋さんだとか、そういうお客さんの反応がダイレクトで見えるお仕事とは違うので、ああ、僕の文章を読んでこう感じたのか、とか、新たな発見があっていいもんでございますね。

 ということで、今回のご質問はこちら。

 いえいえ、ぽ

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同人誌を作るのに参考になったデザインの本、その後の9冊

同人誌を作るのに参考になったデザインの本、その後の9冊

同人誌を作り始めて、色々デザインの勉強をするようになったことを前回の記事で書きました。

たまにツイートしたりもしているのですが、その後もついついデザイン系の本を買ってしまいます。別にものすごく上達してるわけではなく相変わらず素人ですが、色々触れてはみた方が、もし自分でデザインをせずデザイナーさんに任せる場合においても有効だなとは感じています。

そんなわけで、引き続き素人視点で参考になったなとい

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おもしろがらせたい、サプライズ精神が創作の源|八月美咲 インタビュー

おもしろがらせたい、サプライズ精神が創作の源|八月美咲 インタビュー

 配信開始後、さまざまな電子コミックサイトのランキングに彗星のように現れ、サイトによっては『鬼滅の刃』を抑えて1位を獲得したサスペンスコミックがある。『私の夫は冷凍庫に眠っている』。DV夫を殺したはずが、何事もなかったかのように主人公の前に現れてきて……という衝撃的な場面から始まるこのコミックは、エブリスタに投稿された作品が原作だ。原作者・八月美咲氏に、ヒット原作執筆の秘訣を聞いた。

「こうだっ

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