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星宮之垣
2022年6月14日 18:05
江戸時代の運命学に九星方鑑というのがあります。現代の気学に相当するものです。この中に祐気取りという運命開発の方法があります。代表的なものがお水取ですが、そこに祐気の方法として「名産・産物を食す」とあります。その地で採れたものを食すということです。確かに神社仏閣を参拝しますと、必ず門前にお土産としてその地の名物名産が並んでいます。特に歴史のあるものは身体にいいもの、薬効のあるものだから今
2022年6月13日 11:09
6月も半ばになり、新年度をうまく軌道に乗せた人、思いどうりに進めなかった人と結果が見えてまいります。上手く5月病状態から脱出できましたでしょうか。お医者さんに掛かるほどのものではなさそうですが、ご本人にとっては辛いものです。気を病む、気が進まなくなる。ご自分の心とよく相談して深呼吸をして進まれてください。さて、今回は運気について触れましょう。先天の運気、気脈をどう捉えるかをお話しま
2022年6月8日 10:18
鎮火祭(ちんかさい)という祭りをご存じでしょうか?はなしずめのまつりとも言います。古代からある祭りのひとつで、遠き時代大和の国に始まったとされています。古代わが国では、春(旧暦)、花の飛散するのに伴って疫神が四方に四散して病を起こすと考えられていたようです。これを防ぐために疫病除けの神事として、花咲き散る季節に行われた重要な祭祀です。今でもこの季節、いろいろに呼び方を変えて各地で行
2022年6月6日 15:06
七夕というと7月7日とお考えの方が多いかと思いますが、実は7月31日が七夕です。えーっと思う方もいらっしゃると思いますが、7月31日なのです。7月7日は毎年梅雨の最中です。何で梅雨の最中に七夕が来てしまうのか疑問に思いませんでしたか?神奈川県の平塚の七夕がこの頃だからですか?でも仙台は8月7日に七夕をやっています。満天の星空を眺めて、天の川を探すのに相応しいのは7月の初めですか?そ
2022年5月31日 10:18
神社の鳥居の下や拝殿の前などに茅で大きな輪を作ったものを設け、そこをくぐって穢れや災いを祓う夏越神事です。茅の輪くぐりのほかに、人型の紙に穢れを託して川に流したり、海の水で清めたりします。「みなづきの なごしのはらえするひとは とうときいのちのぶというなり」皆さん今年も大祓い式に参加されますか?6月末の茅の輪くぐり。場所によっては7月の末におこなう所もありますので、このところあまり芳し
2022年1月17日 14:36
新暦のお正月も明けましたが、次に来るのは旧暦のお正月である春節です。 今日本で、これを感じる行事は、「恵方参り」です。 「恵方」というのは、その年の「あきの方」ともいい、その年の福徳を司る吉神「歳徳神(としとくじん)」のいる方角を言います。今年は、方位盤の巳と午の間、丙の方、南南東になります。 「恵方参り」は、この方角にある神社を参拝することです。「恵方参り」には、場所によっていろい
2021年12月6日 15:48
本年もコロナ禍に大きく生活に影響があった1年でありました、年末となりそろそろ新年の気配もして参りました。 古代より伝わる神事儀礼に大祓の神事があります。 人が知らず知らずのうちに犯した罪や穢れを除去し、それによって災厄を避けることを目的としています。 今でも、毎年6月と12月の晦日に宮中をはじめとして全国の神社において、絶え間なく祭行されています。 私たちは生活していくうえで、知
2021年11月15日 11:00
子供の頃、新聞紙で兜を折ったことがありませんか?折り紙のツルは見たことがあるでしょう。いろいろなものを折って遊んだ記憶がある方も多いと思います。 あの折り紙は、もとをただせば子供の遊び道具ではありません。 折符(おりふ)といって呪具なのです。 神社の注連縄(しめなわ)などに吊り下げられている垂(しで)を思い出していただければ分かると思います。 「折る」「包む」「結ぶ」は天意を形に
2021年10月19日 16:51
日が暮れると夜の世界です。 夜の帳(とばり)に包まれた世界は魔物が住むと昔の人は言いました。夜は陰気の世界。昼は陽気の世界です。 何かを考える時、夜よりも昼間、明るくなってから考えをまとめるように心してください。 暗くなってから考えると、考えが先細りしたり、問題が行き詰ったりします。人によっては無常観を感じるあまりに、悲観的になり抜き差しならなくなります。 淋しさ、わびしさ、空し
2021年10月15日 17:28
言霊とは、言葉に内包された霊力のことです。 また、言葉を唱えたり発したりすることによって、霊力が発揮されるとも考えられています。 かって言霊の時代があったのです。 和歌の世界では、言葉は天地(あめつち)を動かすものという考え方があり、神道において言霊は神威としての重要な観念となっています。 古来、日本人は言葉には霊力があり、不吉な言葉を口にすれば、不吉なことが起こると信じられてき
2021年10月11日 14:20
ここまで思いつくままにいろいろな神気に関ることを書いてきましたが、ここをご覧いただいている方々に少しでもお役に立てていればと思っております。ここで少しまとまったお話をいたしたいと思います。 この世のあらゆる事象は、陰陽の働きによって出現し、生成すると言われています。 人はこの陰陽の働きと一体となる事を生き方の基本とするとよいのです。 陽とは一方であり、陰はその他方を意味します。陰陽が
2021年10月7日 15:53
秋と春は移転の季節です。 春は入学、入社、秋は転勤などで引越しされる方が多いときです。 氏神様に今までの感謝を述べに参拝にこられ、ご挨拶を頂戴します。お住まいが変わるわけですから希望と不安が入り混じります。 私は引越し先で、ご当地の氏神様に参拝され、ご挨拶して安心をいただけるようお勧めしています。 また、大半の方が移転先の方位に関心を持たれ、ご自分でお調べになっったり、ご両親や、
2021年10月6日 15:40
これは旅先で利用した旅館で見た光景です。 夕食の後一風呂浴びて部屋に戻るとき、フロントの方からポンポンと拍手を打つ音が聞こえました。 中に祀られている神棚にむかって主人が額ずいている姿が眼に入ったんです。 近づいてみると、主人が 「今日一日の大方の仕事が終わると、神さんに感謝するんです」 「私どもはお客さんあっての商売、今日もお客さんが見えられ、お客さんの途絶えることのない
2021年10月5日 11:06
11月15日は七五三です。 今月あたりから休日に神社の付近を通りますと、きっと千歳あめを持った子供たちを見かけることでしょう。 さて、七五三の祝いと言うのは、七五三が目出度いのではなくて、家族皆で祝って目出度くする吉数信仰なのです。 古きわが国の風習では、七歳にしてその社会の一員として生存権が認められ、氏子入りしました。それまでは罪も咎められず、喪に服することもなかったのです。